秋は気候が安定し、外で気持ちよく過ごせる季節です。定番のキャンプ飯だけでなく、甘いおやつもあると、テンションが上がる方も多いのではないでしょうか。今回は、秋に旬を迎える食材を使った、キャンプで簡単に作れるおやつレシピを紹介します。
キャンプのスイーツレシピにぴったり!秋の食材5つ
秋は野菜や果物など、さまざまな食材が旬を迎えます。まずは、秋のおやつにおすすめの食材を5つ見ていきましょう。
➀リンゴ
秋になると、たくさんの品種が出回ります。フレッシュな香りを楽しみたいなら「フジ」、ジャムやコンポートなどのように、火を入れて調理するなら「紅玉」を選ぶとよいでしょう。
②サツマイモ
「シルクスイート」や「紅あずま」など、品種によって食感や甘さが異なります。サツマイモをマッシュするレシピなら「シルクスイート」を、しっかりした食感を残したいなら「紅あずま」と、作りたいおやつにあわせて使い分けましょう。
③カボチャ
秋から冬にかけて旬を迎え、追熟すると甘みが増します。カボチャが苦手な方でも、おやつにすると食べられることも珍しくありません。秋のキャンプでハロウィンスイーツを作ると、盛り上がること間違いなしです。
④ブドウ
粒の小さい「デラウェア」や、皮ごと食べられる「シャインマスカット」など、いろいろな品種があります。キャンプでおやつを作るなら、持ち運びしやすい干しブドウが向いています。
⑤ナシ
品種によって旬の時期は異なりますが、7月頃〜10月くらいまで楽しめます。みずみずしさを味わえるので、そのまま切って食べることが多いですが、加熱してタルトなどにするのもおすすめです。
秋の食材を使ったキャンプのスイーツレシピ6選
キャンプで簡単に作れる、秋の食材を使ったおやつレシピを6つ紹介します。
①焼リンゴ
リンゴをまるごと焼いたシンプルなおやつです。蒸し焼きにすることで、ほのかな酸味と甘みが楽しめます。
材料(2人分)
- リンゴ(1個)
- 砂糖(大さじ2)
- バター(大さじ1)
- シナモン(2本)※粉末(小さじ1)
- レモン汁(少々)
道具
- アルミホイル
- 焚き火台
作り方
- リンゴの皮をむいて4等分に切り、アルミホイルにのせて軽く包む
- 砂糖・レモン汁をリンゴにかけ、バターとシナモンをのせる
- アルミホイルでしっかり包んで、焚き火台で15~20分ほど蒸し焼きにする
- 香りがしてきたらなかを確認し、リンゴに火がとおっていれば完成
ポイント
火加減は強火の遠火にして、焦げないように注意してください。リンゴは丸ごとでもよいですが、火がとおりにくいため、切ってから調理しましょう。
リンゴ1個を丸ごと調理するなら、以下のような商品があると便利です。キャンプはもちろん、自宅で煮込み料理をするときも活躍すること間違いなしです。
②いもけんぴ
カリッとした食感と、素朴な味わいがおいしい「いもけんぴ」。使う材料はたった3つで、作り方もシンプルなので、キャンプのおやつにぴったりです。
材料
- サツマイモ(大きめのもの1本)
- 砂糖(適量)
- 油(適量)
道具
- 深めの鍋またはフライパン
- キッチンペーパー
作り方
- サツマイモを1cmくらいの短冊切りにする
- 油を温めた鍋に、サツマイモを入れる
- きつね色になってきたら、キッチンペーパーを敷いたお皿に広げる
- サツマイモに、砂糖をかけて仕上げる
ポイント
はちみつや黒蜜で味付けしたり、砂糖と水で作った蜜をかけたりするのもおすすめです。
③カボチャプリン
素材の甘みを存分に味わえる、濃厚なカボチャプリンです。生クリームをいれると、滑らかさがさらにアップします。
材料(3つ分)
- カボチャ(100g)
- 卵(1個)
- 牛乳(100cc)※生クリームでもOK
- 砂糖(100g)
- 水(適量)
道具
- 底の深い鍋またはフライパン
- ボウルなどの容器
- 蒸し網
- 瓶(3個)
- アルミホイル
作り方
- カボチャをアルミホイルで包み、焚き火に入れるか鍋で蒸して火をとおす
- 柔らかくなったら皮を除き、マッシュ状につぶす
- 別の容器で卵をしっかり溶きほぐし、牛乳・砂糖を加えて混ぜる
- 3にカボチャを少しずつ入れて、全体が均一になるように混ぜあわせプリン液を作る
- 鍋に蒸し網を敷き、プリン液を入れた瓶を並べる
- 瓶にアルミホイルをかぶせて、鍋底に適量の水を入れて加熱し、沸騰後15〜20分くらい蒸し焼きにする
- お箸などを真んなかに刺して、プリン液がつかなければ火からおろす
- クーラーボックスで冷やしたら完成
ポイント
蓋つきのかわいい瓶で作ると、インスタ映えすること間違いなしです。
写真映えするデザートは、こちらの記事も参考にしてみてください。
④季節の果物のスプーンケーキ
旬のフルーツをたっぷりと味わえるカップケーキです。透明カップにきれいに盛り付ける工程も楽しみましょう。
材料(6個分)
- カキ(1個)
- リンゴ(1個)
- キウイ(1個)
- ホイップクリーム(1本)
- バウムクーヘン(1袋)
道具
- 透明なカップ(6個)
- スプーン
作り方
- カキ・リンゴ・キウイは、一口よりやや小さめに切っておく
- 1と同じくらいのサイズに、バウムクーヘンを切る
- バウムクーヘン→ホイップクリーム→果物の順に、透明カップにバランスよく重ねて盛り付ければ完成
ポイント
材料を入れていくだけなので、子どもでも気軽に作れます。ミントの葉をのせれば、彩りよく仕上がるでしょう。キャンプでは、手軽に使えるスプレー式のホイップクリームが便利です。
子どもと一緒に作れるキャンプスイーツは、こちらの記事を参考にしてみてください。
⑤ナシのホットサンドパイ
みずみずしく、爽やかな甘さが特徴のナシを使った、ホットサンドパイです。キャンプでは、冷凍パイシートを活用しましょう。
材料(2個分)
- 冷凍パイシート(2シート)
- ナシ(1個)
- 砂糖(大さじ2)
- レモン汁(小さじ2)
- 水(適量)
道具
- ホットサンドメーカー
- 鍋またはフライパン
- コンロまたはバーナー
作り方
- ナシを一口大のサイズに切る
- 鍋にナシ・砂糖・レモン汁を入れ、水をひたひたに入れて煮詰めコンポートを作る
- ホットサンドメーカーにパイシートをのせて、ナシのコンポートを挟み込む
- コンロまたはバーナーにセットして両面を焼く
- パイ生地に焼き色がついたら完成
ポイント
弱火でじっくり焼いて、焦げないように注意しましょう。コンポートが余ったら、トーストしたパンに、バターと一緒にのせて食べるのもおすすめです。
⑥干しブドウの蒸しパン
ホットケーキミックスを使った、手軽に作れる蒸しパンです。生地にサツマイモやカボチャを入れるなど、アレンジにも挑戦してみましょう。
材料(6個分)
- 干しブドウ(50g)
- トッピング用の干しブドウ(30個くらい)
- ホットケーキミックス(250g)
- 牛乳(100cc)
- 卵(1個)
- 砂糖(大さじ2)
道具
- 底の深い鍋またはフライパン
- ボウルなどの容器
- 蒸し網
- 耐熱紙コップ(6個)
- アルミホイル
作り方
- 干しブドウに少量のぬるま湯(分量外)を入れて、やわらかくしておく
- 別の容器にホットケーキミックス・牛乳・卵・砂糖を入れ、混ぜあわせて生地を作る
- 2の生地を紙コップの半分くらいまで入れて、トッピングの干しブドウをのせる
- 鍋に蒸し網を敷き、紙コップにアルミホイルをかぶせて並べる
- 紙コップの下まで水をはり、沸騰後15〜20分くらい蒸し焼きにする
- 生地の真んなかにお箸などを刺して、生地がつかなければ完成
ポイント
カップに生地を入れ過ぎると、膨らんであふれてしまいます。カップの半分くらいを目安に生地を入れてください。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。