SUPヨガについて
SUPヨガの人気が高まっていますが、どのようなスポーツなのかイメージしにくいこともあるでしょう。SUPヨガの魅力や人気の理由をご紹介します。
人気のSUPとヨガを組み合わせた新しさ
老若男女問わず人気のヨガですが、水上アクティビティのひとつとしてSUPの名を聞いたことのある方も多いのではないでしょうか。
SUPヨガはその名のとおり、SUPボード上で行うヨガです。ボードに立つだけでも難しそうなSUPですが、その不安定な場所でヨガのポーズを取るのですから斬新ですよね。SUP人気の高まりとともに、SUPヨガの知名度もじわじわとあがってきています。
SUPヨガが人気の理由
SUP愛好者やヨガ好きにとどまらず、体幹が鍛えられフィットネスに最適なSUPヨガは人気急上昇中です。
波のある水上でバランスを保つため、日常では使わないようなインナーマッスル、指先などの細部までが鍛えられます。自然光を浴びながら、波の音や風などの自然を感じながら行うヨガは、心身ともにリラックスできます。
SUPヨガで期待できる効果
注目したいのが、体幹です。深層筋を鍛えることで姿勢や身体のバランスがよくなり、ダイエット効果や筋力の向上が期待できます。また、身体が中心から安定するので、普段スポーツを行う方はフォームの改善になり、腰痛など体調改善にも役立ちます。
SUPヨガはSUPやヨガ未経験者にもできる?
SUP未経験者や、ヨガ未経験者であってもSUPヨガに挑戦できます。SUPヨガはつねにボードに接しながら行います。決して激しい動きをする難しいスポーツではありません。
一般的なヨガとの違い
一番の大きな違いは、波や風で揺れるSUP上でヨガを行う点です。一般的なヨガと比べて態勢が不安定になるため、姿勢や呼吸など心身のバランスを取るのが難しくなります。
そのため通常よりも集中力が必要です。自然との一体感を感じられ、リフレッシュや集中力アップなど精神面でのよい影響を受けるのも特徴です。
体幹を安定させるコツ
片足立ちになる木のポーズや極楽鳥のポーズなどは、初めてのSUPヨガでは難易度が高いです。なるべく安定感のあるポーズから始めてみましょう。
ボードと接する面の多いポージングを選ぶことや、目線を定めて体幹を意識することが、水上で安定したポーズをとるコツです。
SUPヨガで気をつけたいこと
水上で行うスポーツのため、風の強い日や波の高い日には海に出ない方がよいでしょう。波で流されたり、海水浴客と接触する可能性もあります。マリンショップなどのSUPヨガコースでは、ほんのわずかな風でも開催されないことがあります。
SUPヨガに必要な装備は?
SUPヨガを始めてみたいけれど、なにを揃えればよいのかわからないなど疑問点もありますね。SUPヨガは道具をつかうアクティビティです。どんな服装や装備が必要なのか見てみましょう。
SUPボードやパドルはレンタル可能
空気を入れて使用するインフレータブルSUPが手に入りやすくなりましたが、初めてのSUPヨガはマリンショップなどのコース利用がおすすめです。基礎から学べるほか、ボードやパドルは体験料に含まれているので、より気軽に始められます。
SUPヨガに向いたウェア
SUPヨガの服装は、SUPの服装に合わせるのか、一般的なヨガ風でよいのかなどと迷ってしまいますね。SUPヨガを気楽に始めるために、おすすめの服装をご紹介します。
①ヨガウェア
一般的なヨガウェアはSUPヨガにも向いています。SUPボードは大きくて安定感があるので、想像よりもずっと乗りやすいと感じる方も多くいます。普段ヨガをする方は、いつものヨガの格好で楽しめます。
②水陸両用ヨガウェア
SUPヨガ中には落水の可能性もあります。濡れても乾きやすく、動きやすい水陸両用のヨガウェアは、SUPヨガではとくにおすすめ度の高い服装です。
③レギンス/トレンカ
SUPヨガは全身をつかうアクティビティ。波のある水上で行うため、より動きやすさを重視した服装が向いています。身体にフィットしたレギンス、かかとベルト付きで脱げにくいトレンカは、よりアクティブにSUPヨガを楽しみたい方にぴったりです。
④水着
普段の水着もSUPヨガに向いています。ただし、動きにくいヒモの多いタイプや金具のついたビキニではなく、ワンピースやタンキニタイプなどがおすすめ。動きやすく脱げにくい恰好を意識しましょう。
SUPヨガにあると便利なもの
①ビーチハット
SUPヨガ中は上を向いたり身体を反ったりするポーズも多くあります。髪や肌を日差しから守るためにハットが役立ちます。水上アクティビティ用に顎紐のあるものを選びましょう。
②日焼け止め
SUPヨガでは、つねにボード上にいるため長く日光にさらされます。日焼け防止に、顔周りや首のうしろなどはとくに念入りにケアしましょう。
③ラッシュガード
動きやすさ重視のヨガウェアですが、日焼け対策にはウェアの上からラッシュガードを着るのがよいでしょう。ラッシュガードは生地が薄く伸縮性もあるので、ポージングのしやすさだけでなく、万一の落水時にも動きを妨げにくい特徴があります。
SUPヨガ初挑戦!おすすめのポーズは?
初めてでも挑戦しやすいヨガのポーズを、一連の流れを踏まえてご紹介します。どのポーズもボードと接する面積が多く、水上でも比較的安定するので、初めてのSUPヨガにおすすめですよ。
コブラ
うつぶせの状態から徐々に上体を反らせていくポーズです。背筋を強化するので、腰痛や肩こりの予防も期待できますよ。
最初は肘をついたまま半身だけ反らせて、そのあと腕を伸ばして上方を向くとSUP上でも身体が起こしやすくなります。上半身を起こすときと反らすときに、息を吸いながら斜め上を見上げるように行いましょう。
ダウンドック
コブラの状態から両腕と両足を肩幅に開きます。手のひらと足の裏をしっかりとボードにつけて、身体が三角形になるようにお尻を上げていきます。指先に力を入れて身体を支え、息を吐きながら空に向かってお尻を持ちあげていくイメージで行います。
全身をつかうので少し難しいですが、血液循環を促し代謝を上げるのでSUP後の疲れを取るのにもおすすめですよ。
チャイルドポーズ
正座の状態からおでこがボードに接するまで上体を前に倒していきます。腕は前方に伸ばし、リラックスして呼吸を整えましょう。ヨガの中では休息の意味のあるポーズなので、SUPヨガの最後に行うのがおすすめです。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
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