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スノーボードの花形・ハーフパイプはスノーボーダーなら一度は挑戦してみたくなる競技ですが、難しそうなイメージから敬遠している人もいるのでは。今回は、ハーフパイプに挑戦するための装備や練習方法、おすすめのスキー場をご紹介します。

ハーフパイプとは?

スノボ(スノーボード)ハーフパイプ

ハーフパイプは、その名の通り丸いパイプを半分にカットしたような形の地形で競技を行うスポーツのことです。

冬季オリンピックの正式種目にも選ばれている競技で、ハーフパイプの高く飛び上がったり空中で縦や横に回転したりする大技は、見ている人を魅了します。

この競技では、冬季オリンピックで2大会連続メダルを獲得している平野歩選手が世界的にも有名です。

ハーフパイプはスノボ技術の集大成!

スノーボードでハーフパイプを行うには、基礎的なカービング技術や空中でも軸がブレない体幹力、技をメイクさせるためのスキルが必要です。

実際カービングやトリックなどの技術を身につけるだけでも相当な時間が割かれますが、ハーフパイプではこれらの技術の総合的な力が必要となります。

それゆえ、「ハーフパイプはスノーボードの集大成」とまでいわれる競技になっているのです。

ハーフパイプの注意点

スノーボード経験者なら誰もがハーフパイプでカッコよく技を決めてみたいと思うものですが、ハーフパイプはスノーボードの初・中級心者がいきなり挑戦できるような簡単な競技ではありません。

ハーフパイプは着地時の衝撃が大きいため失敗すれば大きな怪我をする危険があり、最初は指導者の下で練習をしたり、何度もシュミレーションを重ねたりしてから挑戦するようにしましょう。

 

ハーフパイプをするために揃えるべき装備

スノボ(スノーボード)ハーフパイプ

スノーボードでハーフパイプにトライするにあたって、身の回りの装備を揃えておくことは非常に大切です。

とくにしっかり揃えておきたいのが、ハーフパイプ用の板とプロテクターです。それぞれの詳細をご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

ハーフパイプ用の板

ハーフパイプをするにあたって、使用する板は何でもいいというわけではありません。

ハーフパイプは雪面が氷のような硬いバーンとなっているため、踏ん張りの効きやすいキャンバー形状が向いています。

さらに、ハーフパイプでの高速域の安定感を高めるために、フレックスは硬めの板が推奨されています。

板がしなりやすくてロッカー形状のようなものは、安定感が求められるハーフパイプには向いていないといえます。

プロテクター

ハーフパイプに限りませんが、スノーボードでは小さなミスが大きな事故につながることがあります。

とくに、ハーフパイプはその道のプロでも怪我が多い競技です。

初心者であれば、最低限ヘルメットを着用してトライするようにしましょう。

さらに、お尻や背中、ヒジ、ヒザのプロテクタ―を準備しておけば、怪我のリスクを大きく下げることができるでしょう。


ハーフパイプに入るまでの練習方法

スノボ(スノーボード)ハーフパイプ

スノーボード上級者であればいきなり入って練習してみるのもいいかもしれませんが、高度なスキルが求められるハーフパイプでは基本的には段階的な練習が必要となります。

これからハーフパイプに挑戦しようと考えている人は、最低限以下のテクニックを身につけてからハーフパイプに臨みましょう。

ハーフパイプ練習①カービングを習得する

カービング技術はハーフパイプに限らずスノーボード全体の基礎となるスキルですが、ハーフパイプで技を次々に繰り出していくにはカービングでどれだけスピードを落とさないかが肝となってきます。

まずは、一般的な斜面を利用して、カービング時にスピードを落とさずにターンができるように練習していきましょう。

ハーフパイプ練習練習➁スイッチライディングを練習

スイッチライディングとは、普段のスタンスとは逆向きで滑ることです。

ハーフパイプではどちらのスタンスで着地したとしても、そのスタンスのまま次の技を繰り出さなくてはなりません。

これも一般的な斜面があれば練習できるので、どちら向きでも滑れるように練習しておきましょう。

ハーフパイプ練習練習③ゲレンデ内の壁を登り降り

ゲレンデ内には少し登れるようになっている壁がところどころにあるので、その地形を利用して壁でのターンを練習してみましょう。

この壁でターンができなければ、ハーフパイプ内でもターンをすることは非常に難しいです。

左右の壁でのターンが難なくこなせるようになれば、一度ハーフパイプ内でターンにチャレンジしてみましょう。

 

ハーフパイプで気をつけるべきマナー

スノボ(スノーボード)ハーフパイプ

ハーフパイプは、ボーダー達が安全に滑るためのマナーが存在します。

このマナーを知っておかなければ、ほかのボーダーに迷惑が掛かってしまったり、危険にさらしてしまったりする可能性があるので、以下の3点はしっかり押さえておきましょう。

ハーフパイプのマナー①プロテクターを着用する

ハーフパイプを行う際は、プロテクターを着用するようにしましょう。

ハーフパイプは危険な競技なので、プロでも最低限のプロテクターは着用しています。

初心者がプロテクター無しにハーフパイプに入ろうとすれば、周りのボーダーは怖くて見てられないでしょう。

自分の安全のためにも、プロテクターは装備しておきましょう。

ハーフパイプのマナー②リップの近くを歩かない

リップは、ハーフパイプの一番上の頂上部分のこと。

リップ付近を歩いてしまうと、そのあたりの地形が変わってしまったり、ハーフパイプを滑っているボーダーの邪魔になってしまったりします。

リップ付近は、滑っているとき以外は近づかないようにしましょう。

ハーフパイプのマナー③前走者が抜けてからスタート

ハーフパイプに入るときは、前の走者がハーフパイプから抜けたのを確認してから滑るようにしましょう。

前走者と距離が離れていても、途中で技を失敗して下で転倒している可能性があります。

距離を詰めてスタートしないように、前走者の動きはしっかり確認しておきましょう。

 

ハーフパイプがある、おすすめのスキー場

スノボ(スノーボード)ハーフパイプ

全国に数多くあるスキー場ですが、ハーフパイプが用意されているところは数が限られています。

ここでは、関東近郊からも通いやすい、ハーフパイプがあるスキー場をご紹介します。

おすすめスキー場①石内丸山スキー場(新潟)

石内丸山スキー場は、新潟県南魚沼市にあるスキー場です。

ここではモンスターパイプという立派なハーフパイプが設置されており、そこではプロのライダーも練習を行っています。

こちらのスキー場へは、新幹線を使えば東京からでも約1時間半で行くことができます。

公式サイト:石打丸山スキー場

おすすめスキー場②ハンターマウンテン塩原(栃木)

ハンターマウンテン塩原は、栃木県塩原市にあるスキー場です。

ここに設置されてあるハーフパイプは少し小さめなので、初心者が練習するにはピッタリです。

こちらのスキー場は、車を持っていない方でも新幹線やバスを利用すれば、関東近郊からでもアクセスすることができます。

公式サイト:ハンターマウンテン塩原

おすすめスキー場③上越国際スキー場(新潟)

上越国際スキー場は、新潟県南魚沼市にあるスキー場です。

スキー場のパーク内にはハーフパイプが2か所に設置されていて、そのうち1つはワールドカップも開催されたことがある整備のゆき届いたハーフパイプです。

最寄り駅の越後湯沢駅からスキー場までは直通バスが運行しているため、都内からでもアクセスしやすいスキー場です。

公式サイト:上越国際スキー場



 

スノーボードのハーフパイプは非常に難しい競技ですが、着実にステップを踏んでいけば誰でも挑戦することができます。ハーフパイプができるようになるとスノーボードの世界は一気に広がるので、もし挑戦したい気持ちがあるのなら、必要な技術を今から磨いていくようにしましょう。

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。