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海外旅行に自転車を持っていきたいと思ったことがある人は、多いのではないでしょうか?ただ、飛行機に乗せるとなると大きさもあるのでかなりハードルが高くなります。ここでは、イタリアへ国際線をつかって、自転車を持っていく方法について紹介します。

国際線での輪行方法〜イタリア直行便

国際輪行 イタリア

イタリアのローマとミラノまでは、成田国際空港からアリタリア航空の直行便が就航しています。ミラノまでは12時間45分、ローマまでは13時間の飛行時間です。

国際線の飛行機で輪行する場合、預けられる大きさや預ける費用の有無、梱包方法など、航空会社によってかなり異なっています。

アリタリア航空の場合は、下記の条件を満たしていれば自転車を預けることができます。

  • 1人用
  • 通常の自転車(エンジンなし、モーターなし)
  • サイズが300cm以内(長さ+幅+高さ)
  • ハンドルは横向きに固定
  • ペダルは取り外しておく
  • タイヤ空気圧はゼロに設定
  • 頑丈な素材で適切に梱包する

また、預ける際には別途費用がかかります。

【料金】アリタリア空港 大きいスポーツ用具を預ける費用(2020年8月現在)

  長距離国際線
空港以外での支払い 100EURO/110USD
空港での支払い 125EURO/140USD

公式サイト:アリタリア航空

アリタリア航空の場合は有料になりますが、航空会社によっては、規定荷物内であれば無料で預けられる場合や、サイズオーバーするときのみ別途料金がかかることもあります。

 

国際線での輪行の際に気をつけるポイント

国際輪行 イタリア

普段、輪行袋に収納するときと同じように、タイヤを外して、タイヤとフレームを固定して袋に入れます。そして輸送するときは、ライトやボトルケースなども外しておきます。

そのほか気をつけておきたい点を、あげてみましょう。

ポイント①緩衝材を使用

でっぱった部分などはキズつけないように、緩衝材などをつかってカバーをしてください。フレームなどにもカバーをしておくとよいです。

ポイント②フレームの固定

輸送中に動かないように、タイラップなどをつかってフレームなどを固定します。

ポイント③パーツをまとめる

外したパーツは、緩衝材をつかって包み、ひとまとめにしておきます。

ドライバーなどの工具類は、機内には持ち込めないので、自転車と一緒にパッキングするか、ほかの預ける荷物に入れておくと便利です。

段ボールでの梱包後はプラスチック製のバンドでさらに固定するとよいです。自転車のパッキングには、普通の荷物と違って下準備も必要になるので、不明な点は、事前に各航空会社に問い合わせをしておくことをおすすめします。

ポイント④輸送中の破損について

基本的に輸送中に起きた破損については、補償対象外、つまり免責になる航空会社が多いようです。そのため、自転車を預けるときは、破損することを防ぐためにも梱包をしっかりとすることが大切です。

国際線でも使える輪行袋の種類

国際輪行 イタリア

輸行袋にもいくつか種類があります。代表的なものとしてはソフトケースやハードケース、自転車用ダンボールなどです。

航空会社によっては、輸行する際に使用する専用ケースを用意してあるところもありますが、アリタリア航空は、各自での梱包になります。

ここからは輪行袋の、それぞれの特徴をあげてみましょう。

輪行袋の種類①ソフトケース

ソフトケースは軽くて収納しやすいのが特徴で、国内の輪行には最適です。しかし衝撃に弱く、キャスターがついていないので転がして運ぶことはできません。

国際輪行には、あまり向かないといえます。

OSTRICH  輪行バッグ [OS-500]
OSTRICH  輪行バッグ [OS-500]

輪行袋の種類②ハードケース

ハードケースは衝撃にも強く、キャスターがついているので、収納した後は転がして運ぶことができ便利です。しかし、ソフトケースに比べると値段が高めになります。

こちらの商品はダイアル式TSAロックを使用し、安心感があります。また、キャリーバーも付いており、ラクラク走行ができます。

President 輪行バッグ  ハード for BROMPTON
President 輪行バッグ  ハード for BROMPTON

 

輪行袋の種類③自転車用ダンボール

ダンボールは自転車を分解する必要がないところは便利ですが、かさばるので超過料金がかかったり、横積みされる可能性もあります。また、大きいままの状態でパッキングするので、手間がかかることも。

700Cサイクルホイール梱包用ダブル硬材質ダンボール
700Cサイクルホイール梱包用ダブル硬材質ダンボール

 

上記のように自転車を飛行機に乗せる際の梱包方法はいくつかありますが、取り扱いの規定は各航空会社によっても異なります。

また、日系の航空会社はあつかいが丁寧という定評がありますが、海外の航空会社は手荒にあつかわれる場合もあるので、ハードケースを使った輸行がおすすめです。

事前に輪行袋を買う際には、自分が利用するる航空会社の取り扱い情報などを確認して、輸行ケースや梱包方法、どのぐらいの大きさまでが大丈夫なのかサイズなども確認しておきましょう。

※2020年8月現在の情報です。新型感染症の影響でツアーや運行状況等が変更になっていることがあります。

 

国際線をつかって自転車を輪行して、海外でサイクリングをするのは、下準備さえしっかりとすれば、それほど難しいことではありません。ぜひ、海外の素敵なコースを見つけて、自分の自転車で走ってみてはどうでしょうか。

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。