ベーガルウルバンってどんな人?
ノルウェー出身のVegard Ulvang(ベーガル・ウルバン)は、ノルディックスキー界では言わずと知れた名選手です。
過去の冬期オリンピックでは、クロスカントリースキーで3つの金メダルを獲得、ワールドカップでは2度のチャンピオンに輝きました。
そんなトップアスリートでありながら、彼は常にアドベンチャーを求める冒険家でもあります。
ヒマラヤやコーカサスなどの高山を登頂したり、グリーンランドをスキーで横断したり、シベリアへカヌーで渡り、馬に乗ってモンゴルを旅したり・・・
彼の好奇心と行動力は尽きることを知りません。
彼は競技に励んだり世界中を旅したりする中で、度々ウールを着用し、ウールの性能を誰よりも良く分かっていました。蒸れにくく、濡れても温かさを保持し、火に強く、防臭効果まであるウール。
その優れた性能と世の中の需要を確信し、上質で高機能なウール製品を作るべく、自ら開発に乗り出したのです。
ウルバンのブランドヒストリー
暖かく上質なウール製品を作りたいという思いで1995年に生まれた「Ulvang(ウルバン)」。最初の開発製品はウールの靴下でした。
アスリートやハイカーの間で、化繊のソックスが主流だった当時、抜群に温かいウールソックスは大きな成功を収めます。その勢いは、供給がほとんど追いつかない程。
日本でもよく知られている、IcebreakerやSmartwoolと同じくらいの規模で、売上高は上昇していきました。そして、1997年にはセーターと帽子の製造に踏み切ります。
また、子ども用のウール製品も作り始めました。
これらがノルウェーのテレビ番組で紹介されたことで、ウルバンの名は広く知られるようになり、後に発売された「RAVセーター」が北欧で大ヒット。
今ではこのセーターが、ウルバンの代名詞になっています。
RAVセーターのこだわりの仕様
RAVセーターは、ウルバンのこだわりが詰まった高機能セーターです。素材はもちろんウール100%。
ウールは確かに温かいけれど、化繊と比べて重いことがネックですよね。しかし、RAVセーターは手に取った瞬間、まずその軽さに驚きます。
ギッチリと編みすぎず、かつ温かい空気は逃さない、絶妙な編み方だからでしょう。ボディ部分はアーム部分より少し目が大きく編まれているので、その分軽くなり、運動時の汗抜けも良くなっているようです。
首のジップはコイルジッパー(金属製)ではなく、ビスロンジッパー(樹脂製)が使用されているところも、軽量化に一役買っています。
ネック部分は生地が二重になっているので温かく、ネックウォーマーいらず。ジップネックは閉めてハイネックにも、開けて襟のようにも着ることができ、体温の調節がしやすく、着こなしの変化も楽しめます。
ハイネックにしたときに、ジッパーがあごに当たらないよう、チンガード(ジップカバー)を備えているので、冷たさや不快感がなく快適な着心地です。
ハイネックを折り返すとUlvangの刺繍がお目見えするところは、遊び心を感じられますね。
親指を通せるサムホール付きの袖は、手の甲までカバーできる長さで、折り返して着ることもできます。
アクティビティからタウンユースまで着られるデザイン
シンプルなウールのセーターは、やはり1着は持っていたいもの。RAVセーターのデザインは普遍的で、何度冬がやってきてもお気に入りのアイテムとして活躍してくれるはずです。
ベーシックなカラー展開なので、スキーが終わってそのまま街に繰り出すときも、ファッション性を損なうことなく自分らしくいられます。
もちろん、毎日の通勤や通学、デートに選んでも。
サイズはユニセックスですが、ラグランスリーブになっているので、女性でも肩が不自然に出っ張ることがなくかわいく着られます。
サイズ感は日本のサイズよりもハーフサイズ~ワンサイズ大きめ。男性で普段Mサイズの方ならSサイズがジャストですが、余裕を持って着たい場合はMサイズでも大きすぎることはないです。
ただし、普段着ではなくアクティビティメインで使うのであれば、もたつきが無い方がいいので、ぴったりめを選んだ方がいいでしょう。
女性は、普段Mサイズを着ているならSサイズだとかなりゆったりめです。2サイズ下げて、XSサイズでジャストだと思います。
RAVリブニット ラウンドネックセーター
新商品のRAVリブニットラウンドセーターはRAVセーターをより軽量化したうえで伝統のジャガード模様をあしらい、素朴で可愛らしいデザイン。流行に左右されずに長く着れそうです。
スキーやスノーボード、トレッキング、キャンプやゴルフなどの冬のアウトドアシーンはもちろん、アウトドアウェアっぽくないデザインだから通勤や通学、日常のお出かけにもおすすめです。
ニット帽やボアブーツとコーディネイトして、冬のファッションを楽しみましょう!
メリノウール ジャガードニット ラウンドネック&パンツ
メリノウールを使用した長袖トップスとロングパンツです。暖かさや防臭効果で人気の高いメリノウール、最高級のものを使用し、フラットシーム縫製と細かいところまで工夫されているから着心地も抜群。乾燥しがちな冬でも肌ざわりよく着れますよ。
ウールとポリエステルとの混紡で、内側のポリエステル層が湿気を逃がし、外側のウール層が湿気を吸収。暖かさを逃しません。
アンダーウェアにしておくのがもったいない可愛いデザインだからお友達に見せびらかしたくなるかもしれません!
メリノウール ソックス
メリノウールのソックスです。北欧らしい洗練されたトラディショナルな総織仕上げデザイン。甘すぎない可愛らしさなので男性にもおすすめです。
暖かいだけでなく、防臭効果の高いメリノウールは、スキーやスノーボード、トレッキングなどで1日中ブーツを履きっぱなしのシチュエーションにも最適。もちろん、デイリーユースにもおすすめです。
メリノウールパンツ
アンダーウェアとしてもこれだけでも着用できるメリノウールパンツは、ウエストを締め付けないのでマタニティウェアとしてもおすすめです。
アンダーパンツとして冬のアウトドアアクティビティではウェアの下に履けば暖かく過ごせます。
リラックスウェアとしても◎。お家時間でのおしゃれと快適さを両立させてくれます。お家時間が長くても、意外と動き回ることは多いもの。柔らかく動きやすいメリノウールは家事やエクササイズが捗りますよ。
ウルバンのウールについて
ウルバンは、使用するウールについても並々ならぬこだわりを持っています。ウールは羊の毛のことであることは誰もが知っていますよね。
つまりウールは有機物であり、動物です。
私たちの愛する自然のフィールドと同じく、持続可能な方法で利用しなければいけません。
ここで知っておいてほしいことは、世の中の多くのウール製品が、「ミュールシング」された羊の毛を使っているという事実です。
ミュールシング は、羊への蛆虫(クロバエ科のヒツジキンバエなどの幼虫)の寄生を防ぐため、子羊の腎部(陰部と表現されることもある)の皮膚と肉を切り取ること。1930年代から、オーストラリアでメリノ種に対し広く行われている。ニュージーランドでも行われていたが、2007年までに廃止された。
ミュールシングは無麻酔でおこなわれ、また傷跡の治療なども行われない。そのこともあり、動物愛護の面から批判がある。
初めて知った人にとっては、かなりショッキングな内容だと思いますが、これが一般的なウール産業の手法です。
一方、ウルバン製品に使用するウールは、厳しい倫理ガイドラインに沿った、羊のミュールシングをしていない工場から調達されています。
また、この倫理ガイドラインには、工場の労働者たちの人権と労働環境を守ることも含まれており、低賃金で劣悪な労働環境というアパレル工場の常識を改善しようという、ウルバンの強い意志が伺えます。
ウルバンは、最高の温かさで私たちを包み込んでくれるだけでなく、持続可能で、環境にも動物にもやさしいウール製品を提供し続けてくれるブランドなのです。
販売情報
Eco ウール ウォッシュ 250ml
ウール製品用液体洗剤
ウール繊維(メリノウール等)を使用したウェアの洗濯にご使用頂けます。
弱アルカリ性洗剤なので、繊維にしみついた汗や皮脂汚れをきれいに落として、生地のしなやかさを回復します。
この商品はECOモデルです。
●bluesign認定の安全性
●OECDガイダンスに準じた安全性
●生分解成分
●性能阻害恐れのある蛍光漂白剤・リン酸・柔軟剤は未使用
●低水温でも高洗浄力
●皮膚テスト済み、弱アルカリ性
●リサ
品番: 5582609
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。