これがドイツの技術力「コンチネンタル」
ロードバイクにおいて、タイヤは動力を地面に伝えるだけでなく、地面から伝わる衝撃を吸収するなどの役割があり、非常に重要なパーツです。
ロードバイクブームもあり、市販されるタイヤは星の数ほどに増えましたが、なかでも安定して好評を得ているのがコンチネンタルです。
日本人にはあまり馴染みのないメーカーかもしれませんが、タイヤ業界ではトップーメーカーのひとつに数えられます。
ドイツが誇る名タイヤメーカー
コンチネンタルの本社はドイツで、自動車部品製造業です。
市販車からハイパフォーマンスカーまで、自動車の足回りを中心とした製品を開発する企業として知られています。
元々ゴムメーカーだったことからタイヤの評判がよく、自動車で培った技術をロードバイクなどの自転車タイヤにもフィードバックしています。
ワイルドなパッケージでおなじみ?
コンチネンタルを語る上で外せないのが、独特なパッケージです。
中級グレード以上のタイヤのパッケージの裏面には、製造に携わる屈強な女性が腕を組んで立ち並ぶ写真が堂々と印刷されています。
これはドイツの厳格なものづくりの精神「ジャーマン・クラフトマンシップ」をイメージしたもので、品質への自信をあらわしています。
コンチネンタルが評判の理由
コンチネンタルはロードバイク乗りなら知らない人がいない有名メーカーで、シェアも広いです。
もちろん評判もよく、初心者の方でタイヤを買うときにコンチネンタルを勧められたと言う方もいるでしょう。
コンチネンタルがそこまで愛される理由はどこにあるのでしょうか。
安心のコストパフォーマンス
コンチネンタルは、世界中に販路を広げたいまでも多くのモデルを国内生産にこだわっています。
そのこだわりもあって、どの製品もジャーマン・クラフトマンシップに恥じない非常に高い品質を誇っています。
それでいながら低価格で、アマチュアレーサーやファンライダーにも手が出しやすいのは大きなメリットですね。
レースで培われた高いスペック
コンチネンタルのタイヤはレースシーンでも非常に愛されています。
その性能を引き上げているのがレースでの経験に他ならず、プロチームからの声を製品にフィードバックしています。
2019年は、グランツールの代表格でもあるツール・ド・フランスのメインパートナーとして協賛し、スカイやサンウェブ、モビスタなど複数のUCIプロチームがコンチネンタルのタイヤを使用しました。
コンチネンタルのおすすめチューブ
コンチネンタルはタイヤだけでなく、チューブも販売しています。
コンチネンタル製タイヤとの相性もよく、クリンチャータイヤでコンチネンタルを使用するならぜひチューブも検討してみましょう。
700cのクロスバイクにも対応するので、クロスバイクユーザーの方も必見です。
Continental Race28 700×20-25C
コンチネンタルのベーシックなロード用チューブです。
さらっとした表面処理で、タイヤとの摩擦も低く扱いやすく、価格も安いので予備チューブとしてもおすすめです。
Continental Race28 Wide 700×25-32C
Race28の、32Cまで対応したワイドタイプのチューブです。
近年標準ホイールが25C以上の太目のタイヤに対応したロードバイクも多いので、活躍するシーンも多いチューブです。
Continental Race28 Supersonic
Race28の超軽量タイプのチューブです。
ブチル製で1本50gと軽量なので、カーボンホイールでラテックスチューブを使えない場合に重宝しますね。
コンチネンタルのおすすめクリンチャータイヤ
ロードバイクはチューブレス化が進んでいますが、ランニングコストや交換費用などコスパを考えるとクリンチャーにもメリットがあります。
コンチネンタルもまだまだクリンチャーに力を入れていて、多様なラインナップが並んでいます。
とくにクリンチャータイヤがメインになるクロスバイクにもおすすめの商品が多数あるので、クロスバイクユーザーの方も必見です。
Continental UltraSport3
ピュアグリップコンパウンドを採用したコンチネンタル社のクリンチャータイヤ。
トレッドデザインを一新し、新しく生まれ変わりました。
Continental GP Attack Ⅲ&Force Ⅲ
レース用クリンチャータイヤで、コンチネンタルの繊細なのこだわりを感じられるタイヤです。
フロントのアタックとリアのフォースで作りが違い、Ⅱから見てもより攻撃的でレーシーな設計になっています。
レース用にクリンチャータイヤを検討している方は是非一度試して欲しいおすすめモデルです。
Continental Gator Skin
緻密に複数の素材を積層し、耐久性の高さを伸ばしたロードバイク用タイヤです。
レースシーンにおいてはパンクすると順位に大きく影響しますし、ロングライドでもパンクは時間のロスやサイクリングの中止にも繋がるので、過酷な状況でのサイクリングに挑む方におすすめのモデルです。
Continental GRAND PRIX
レースシーンでの評価がとくに高いクリンチャータイヤです。
軽量さとグリップ力の高さがピカイチで、加速性を重視したいロードバイクにおすすめです。
コンチネンタルのおすすめチューブラータイヤ
チューブラーはクリンチャーよりも軽量で乗り心地がいい事から、レース用決戦タイヤとして人気です。
コンチネンタルもチューブラータイヤに力を入れていて、多くのレースでライダーを表彰台に上げてきました。
コンチネンタルから発売されている、レース用に注目のチューブラータイヤをご紹介します。
Continental SPRINTER
初めてのチューブラーで迷っている方におすすめなのがSPRINTERです。
走行性能と耐久性のバランスがよく、ファンライドとレースの兼用にもってこいです。
Continental COMPETITION
ベテランレーサーからも高い評価を得ているチューブラータイヤです。
非常にしなやかな乗り心地で、優れたグリップ力と転がり抵抗を兼ね備えたおすすめモデルです。
コンチネンタルのおすすめチューブレスタイヤ
乗り心地や性能に注目が集まり、ロードバイクのタイヤはチューブレス化へ一気に切り替わっています。
コンチネンタルでは、まだラインナップが少ないものの、最上級のチューブレスタイヤを販売しています。
コンチネンタルファンでチューブレス化を検討している方は、ぜひこのタイヤをチェックしてみてください。
Continental GRAND PRIX 5000 T
2019年現在唯一のコンチネンタル製チューブレスタイヤです。
チューブレスにありがちな付けにくさもなく、GRAND PRIXに恥じない高性能を生かしたおすすめモデルです。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。