スペインの名物レース、エマクメーン・ビラとは
スペインの北部バスク地方で開催されたエマクメーン・ビラ。
毎年5月の下旬に開催される、名物レースのひとつです。
女子のロードバイクのレースの中でも、トップクラスのプロのサイクリストが毎年集まるこの大会。
しかし、この時期のバスク地方の特に山間部は、天候がまだ不安定でした。
とても暑い日の翌日に、冬のような冷たい雨が降ったりするようなところです。
今回のエマクメーン・ビラでも、バスクのこのような不安定な天候が、選手たちを迎えました。
第1ステージでは、夏のような日差しで天候に恵まれたものの、第3ステージ以降は雨と低い気温。
そのような環境の中、選手たちは終始神経質なレースを強いられました。
山岳が主体の4日間
毎年エマクメーン・ビラの舞台となるのは、バスクの山々です。
この山々の登りが、毎年トップクラスの選手たちをふるいにかけます。
もちろん、今年も例外ではありませんでした。
スプリンターのためのステージは、第1ステージのみ。
2日目以降は、さっそくバスクの登りが選手たちを待ち受けます。
第2ステージは斜度10%の坂を4回も登る上に、ゴール前の最後の1㎞はとにかく登りっぱなしのハードなもの。
コースの1部がサーキットコースとなるため、周回を重ねるごとに選手たちの数があっという間に少なくなっていきます。
第3ステージの難所は、コース終盤にある斜度15%と17%の登り。
この日はスタート前から、冷たい雨が降っていたため、選手たちは完全防備でレースに挑みます。
第3ステージで振り出した雨は、最終第4ステージの間も終始降り続きました。
そして、今年のエマクメーン・ビラで総合優勝したのは、最終第4ステージを制したイタリア人サイクリストのエリサ・ロンゴ選手です。
第3ステージまで山岳賞ジャージを着ていた彼女が、最終的な総合優勝者となりました。
与那嶺選手の活躍ぶりは?
与那嶺恵理選手が所属するアレ・チッポリーニは、この大会でクライマーのソラヤ・パラディン選手を総合で上位に送ることを目標としていました。
このレースの直前にスペインで開催された別の大会でも、総合で上位入賞したパラディン選手。
与那嶺選手の今回のレースの目標も 彼女をアシストすることでした。
スプリントのゴールとなった第1ステージは、少々苦戦しましたが、第2ステージ以降、与那嶺選手はパラディン選手を積極的にサポートしました。。
第2ステージでのレース後半、道幅の狭い場所へ入ると、モービスターの選手たちが急にスピードを上げて、集団の分裂を試みます。
しかし、アレ・チッポリーニはこのような動きにも冷静です。
このステージでパラディン選手は、ステージ優勝した選手と同タイムの2着となり、好調さをアピールしました。
一方、与那嶺選手も第2ステージを区間35位でゴールします。
雨が降った第3ステージ以降は、下りが得意なわけではないというパラディン選手をしっかりサポート。
最終的に、パラディン選手は4日間のレースを総合3位で終了します。
目標通り、エースを表彰台に送ることに成功した、アレ・チッポリーニ。
一方、与那嶺選手もこの4日間のレースを総合36位でレースを完走しました。
「シーズンが始まったばかりなので、まだ本調子とは言えないです。
でもこれからレースを重ねれば、私の調子も上がってくると思います」
与那嶺選手はこのように話していました。
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