火力・見た目・使い勝手すべてにおいておすすめ!思わず二度見してしまうような革新的な二次燃焼焚き火台「UM Fire Pit」を紹介します。金属加工のプロフェッショナルが手がけた、従来の概念を覆すような独自設計と妥協のない精巧なつくり。焚き火好きキャンパーの新たなトレンドになるかも?
焚き火台の革命!周りと差がつく二次燃焼焚き火台をみつけた
キャンプブームの広がりとともに、大手メーカーからガレージブランドまで、さまざまな種類の焚き火台が発売されてきました。ギア好きな筆者も、これまで多くの焚き火台を使用してきましたが、なかでもひと際目を引く個性的な焚き火台と出会いました。それこそが、今回紹介するUM(ユーエム)の「UM Fire Pit」(ユーエムファイヤーピット)です!
まずなによりも目を引くのが、ほかにはない独特な見た目です。金属製のインダストリアルな材質に八角柱という焚き火台にはあまり見られないデザイン。筆者もはじめて見たときは思わず「焚き火台…?」と疑ってしまいました。
それもそのはず、この焚き火台を製作したのはキャンプギアメーカーではなく、なんと金属加工メーカー。1953年創業の老舗、株式会社三陽製作所の自社ブランド「UM」が手がけた製品であり、金属加工のプロのノウハウや技術がぎっしりとつまった逸品なのです。
UMファイヤーピットの注目すべき点はデザイン性だけではありません。筆者は、ほかにも二次燃焼焚き火台を2台持ちしていますが、UMファイヤーピットならではの魅力に完全にハマってしまいました。焚き火好きなキャンパーなら要チェックです!
パワフルな炎がすごい!UMファイヤーピットの二次燃焼設計とは
そもそも二次燃焼とは、焚き火により発生する通常では燃え切らないようなガスまで燃やしてしまう強力な燃焼のことです。通常の焚き火台では見られないパワフルな炎を楽しめるだけでなく、煙が少なかったり燃えカスが残りにくかったりなどのメリットがあります。
少し前まで二次燃焼に対応した焚き火台はごくわずかでしたが、キャンプブームの到来とともに増えてきて、いまではその種類も多種多様。筆者もブームにのっかり購入しました。のんびりと楽しみたいときと勢いある炎を楽しみたいときなど、気分や用途に応じて使いわけています。
そんな筆者も見たことないようなオリジナリティあふれる焚き火台が、このUMファイヤーピット。これまでに発売されたものとは異なるまったく新しい二次燃焼焚き火台です。
洗練されたデザインの焚き火台がおりなすパワフルな炎。つい時間を忘れてずっと眺めてしまいそうです。
唯一無二!UMファイヤーピットのおすすめポイント6選
UMファイヤーピットは「二次燃焼を楽しみたいけど、使い勝手にもこだわりたい」という人にぴったり!二次燃焼ならではのデメリットも、独自構造で見事にカバーしてあります。以下、そのすごいポイントについてまとめましたので、ぜひチェックしてみてください!
火力をコントロールできる
二次燃焼は、まるでタワーのような美しい炎が楽しめる反面、大火力がゆえに「薪の消費」が早いというデメリットがありました。これでは、落ち着いた炎のゆらめきをのんびりと楽しみたいという人にとってはちょっと不向きですよね。
この点、UMファイヤーピットでは8枚のパネルの組み立てを調整することによって、火力を調節できるようになっています。二次燃焼のときはパネルをすべて組み立て、落ち着いた炎を眺めながらのんびりとしたいときはパネルを一部外せばOK。
二次燃焼の焚き火台では珍しいこのギミックだけでも、なんだかワクワクしてきますよね。UMファイヤーピットひとつあればさまざまな使い方を楽しめる、これはぜひ注目したいポイントです!
リフレクター効果で正面もあたたかい
二次燃焼の焚き火台は熱を上に流すことによって二次燃焼を実現しています。逆にいえば、焚き火台の上方向には強大な熱が流れますが、周囲には熱が流れにくくあたたまりにくいということです。
とくに厳しいのが冬場。足元がなかなかあたたまらず、ツライ思いをした人は多いのではないでしょうか。筆者は、子どもがオムツを替えてもらうような姿勢でよく足元をあたためていました…。
この点、UMファイヤーピットでは人側のパネルを外すことによって、残ったパネルがリフレクターとしての役目を果たして足元までしっかりとあたたまることができます。寒い日などは、もうここから離れられない…というほどの心地よさです!
うつくしい炎を正面から眺められる
二次燃焼して立ち上る炎もきれいですが、薪がパチパチと燃えている様子を見るのも捨てがたいもの。しかし、二次燃焼焚き火台は筒状になっているものが多く、これでは上から覗かない限り薪が燃えている様子を正面から眺めることはできません。
UMファイヤーピットは、パネルを1枚抜くことでなかの様子を見ることができます。燃焼効率は多少落ちますが、薪が縦向きになっているので通常の焚き火台では見られない勢いある燃焼を楽しめるのです。焚き火好きにはたまりませんよね。
持ち運びやメンテナンスも楽々できる
筆者がとくに注目したのが、「完全に分解できる」という点です。従来の二次燃焼焚き火台は大きくてかさばるものが多く、持ち運びには不向きでした。筆者も荷物の少ないときでない限り、キャンプ場に持っていくことはありません。
その点、UMファイヤーピットでは各パーツごとにすべて分解が可能。専用のケースが付いているのもうれしいポイントで、コンパクトに収納し持ち運びも楽々です。荷物の多くなりがちなファミリーキャンプなどでも、スペースを最小限にして積み込めるのはうれしいですよね。
付属の五徳を使用して楽しむ大火力ならでは料理
UMファイヤーピットを使用してぜひやってほしいのが、大火力を活かした料理です。炒め物やダッチオーブンを使った煮込み料理など、家庭では味わえない本格的な料理も楽しめますよ。
ありがたいことに、UMファイヤーピットには専用の五徳が付属しています。パネルにがっちりとはまる使用になっているので、調理器具がぐらぐらと不安定になることもありません。重い10インチのダッチオーブンを置いても、しっかりと安定していました!
また、実際に使用してみてわかったのが、二次燃焼設計ならではの煙の少なさです。通常の焚き火台とは異なり、薪を立てて効率的に燃焼させるので、通常の焚き火台に比べて煙が圧倒的に少ないです。煙から逃げながら調理をする、あのわずらわしさもありませんね。
使用の幅が広がる充実のオプション
UMファイヤーピットは付属品だけでも十分な機能が備わっていますが、ほかにもさまざまな使い方が楽しめるような充実のオプションが用意されています。
そのひとつが、板厚9mmの黒皮鉄を使用した専用の鉄板。抜群の蓄熱効果と鉄板表面に彫られた溝がポイントで、極上の焼き上がりが実現します!
溝の中には太さ0.8mmの貫通穴が22箇所開けられていて、脂はその細穴から鉄板の裏面に落ち焚き火の炎によって燃焼するので、外に垂れにくなっているのもうれしいポイント。
なお、鉄板の形状は製造工場の傍らにある鎌倉時代の史跡の地形をモチーフにしているそうですよ。
ほかにも、炭火専用のオプションパーツ(焼き網+炭受け)を使用すれば、二次燃焼焚き火台には珍しい炭火焼料理も楽しめます。
オプションパーツは焚き火の途中からでも取り付けができ、パネルを外しておけば、焚き火をしながら同時に炭火焼きを楽しめます。焚き火の炎を活用して、簡単に炭の火起こしもできますね。
ひとつの焚き火台で二次燃焼の大火力と炭火が使い分けられるなんて、キャンプ料理好きにはたまりません。
Greenfield Store:UM 「UMファイヤーピット」
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キャンパーの心揺さぶること間違いなしの「UM Fire Pit」を紹介しました。二次燃焼の魅力を保ちつつ、デメリットを克服した至れり尽くせりの焚き火台。パワフルな炎と使い勝手のよさで、焚き火好きキャンパーのワガママをきっと満たしてくれるはずです。人気商品ですので、ぜひお早めにチェックしてください!
ライター
SUGURU
キャンプ歴11年。アウトドアと家族を愛するパパキャンパー。ともに暮らす妻と2人の娘はインドア派。家族の機嫌をうかがいながら週末キャンプ・ギア収集を楽しんでいる。最近は、気軽に楽しめる「おうちキャンプ」で一味違った新たなキャンプスタイルを模索中。2019年には庭の物置をDIYでキャンプガレージに改装。お気に入りのギアに囲まれて過ごす「ガレージキャンプ」という新たな試みも行っている。