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テントコットとは?
テントコットとは、コット(簡易的な組み立て式のベット)の上にテントが付いたギアのこと。地面に直接設置するテントとは違い、高床式にすることで地面の凹凸が気にならない、テントの底が汚れにくいなど、得られるメリットが多くあります。
1人用や2人用などの少人数向けの商品が主流で、とくにソロキャンプで使用する人が少しずつ増えてきている人気アイテムです。キャンプはもちろん、釣りやスポーツ観戦などのアウトドア全般で活躍するため、これからアウトドアを満喫したい人はぜひチェックしてみてください。
テントコットの選び方
テントコットにはサイズや機能などさまざまな種類があります。使用人数や耐水性など、自分に合ったものを選ぶために、テントコットの選び方について紹介します。
- 使用人数
- 耐水性
- 種類
- 重量
- 機能
使用人数にあわせて選ぶ
テントコットには、主に1人用と2人用のサイズがあります。1人用は幅が70cm前後のもの、2人用であれば幅が140cm前後のものがおすすめです。ソロキャンプであっても荷物が多い場合や、荷物をすべてテント内にしまっておきたいという人は、あえて2人用テントコットを選ぶのがよいでしょう。
テントコットは一般的なテントと比較するとフレームが増えるため重いというデメリットがあり、大人数で使うのには適していません。
耐水性で選ぶ
テントの耐水圧は1,500~2,000mm程度が理想とされており、1,500mm以上が大雨に対応できる目安です。テントコットの耐水圧は使われている生地の素材やグレードによって設定されているので、購入時にはよく確認しましょう。
耐水圧が高くなるとその分通気性が悪くなるため、2,000mm以上のテントコットは冬場に結露しやすかったり、夏場に湿気がこもりやすかったりのデメリットがあります。雨の日にキャンプへ行くことはほとんどない人は、あえて耐水圧が低めで通気性のよいテントコットを選ぶのがおすすめです。
種類で選ぶ
テントコットには、テント部分とコット部分がくっついた一体型と、テント部分とコット部分がそれぞれ別々の分離型があります。一体型は組み立てや片付けがしやすい点がメリットであり、まだキャンプに慣れていない人におすすめです。
一方、分離型は一体型と比較してコンパクトに収納できるものが多く、バイクや自転車でのキャンプをする人に適しています。しかし、分離型はテントとコットをくっつけて設営する手間がかかるため、雨の日には使いにくさを感じるかもしれません。
重量で選ぶ
軽量な素材を使ったフレームを搭載しているテントコットは自転車やバイクで持ち運びやすいものの、高価な傾向があります。おもに車でのキャンプを考えているのであれば、軽さをそれほど重視しないコット選びもありでしょう。
また、テントコットのテント生地は分厚いほど重たくなりますが、火の粉や木の枝などで破れにくいといったメリットがあります。このように、軽さ=高性能というわけではないため、自分がなにを求めているのかによってチョイスすることをおすすめします。
機能で選ぶ
テントコットには脚の高さを変えられる、ベンチレーションが付いている、などのさまざまな機能があります。前述のとおり、テントは耐水圧が高くなるほど通気性が悪くなる傾向にあります。耐水圧が高いテントコットを選ぶのであれば、通気性を確保するベンチレーション機能は必須です。
また、テント部分とコット部分をそれぞれ個別に使える商品であれば、大きなテントを使う際にはコットだけをベッドとして使えて便利ですよ。
関連記事:キャンプで使うコットの賢い選び方!簡単・軽量などおすすめの11選
テントコットを設置するメリット
テントコットには一般的なテントにはないメリットが数多くあります。紹介していきましょう。
地面からの冷えを防止する
テントコットは床が地面と接していないため、地面からの冷気を直接感じることなくに眠れます。とくに、冬シーズンのキャンプは地面からの冷気で体が急速に冷えてしまいます。その際、テントコットがあれば、寒さで夜中に目が覚める、風邪をひいてしまうなどのトラブル対策になるでしょう。
しかし、金属製フレームを使っているテントコットはフレーム部分をむき出しにしていると冷たさが体に伝わります。タオルケットやインフレータブルマットなどを使って、体がフレームに触れないよう工夫してみましょう。
雨天時でもテント底がきれい
テントコットは地面から浮いた状態で自立して設置できるため、雨天でもテント底が水や泥などで汚れる心配はありません。一般的なテントはいくらグランドシートを敷いているとはいえ、雨が降ると泥水などで汚れてしまいます。
汚れたテント底は洗うのが大変で、しんどいと感じる人は多いでしょう。雨天時の片付けをラクにしたい人は、テントコットを設置することできっと快適にキャンプを楽しめます。
設置が簡単にできる
テントコットの多くは、一般的なテントと比較して設置が簡単です。収納時のサイズこそ大きいものの、テントコットを広げるだけで設営できる商品がほとんどです。テントの扱いに慣れていない人でも扱いやすく、キャンプをはじめたばかりの人にもテントコットはおすすめです。
また、テントコットはペグを打たなくても安定して立つので、砂地や雪などペグを打てない場所でのキャンプにも適しています。
荷物置きとして使える
テントコットはソロキャンプやデュオキャンプでの寝床としてはもちろん、大人数キャンプやBBQでの荷物置き場としても活用できます。テントコットは地面から浮いているので結露で荷物が濡れにくく、設営にも手間がかかりません。
普段は大人数でのキャンプが多く、テントコットは必要ないと考えている人も、荷物置き場としての購入を検討してみてはいかがでしょうか。
椅子やマットの代わりとして使える
分離型のテントコットは、コット部分だけで椅子やマットの代わりとして使えます。コットはフレームに布が張られているためやわらかい座り心地で、椅子やマットとして使うのに申し分ありません。とくに、地面が凸凹の場所ではコットをマットにすると、凸凹を気にせずに眠れるでしょう。
椅子やマットとしてコットを活用したいと考えている人は、一体型ではなく分離型のテントコットの購入をおすすめしますよ。
テントコットおすすめブランド
テントコットは、さまざまなブランドから販売されていますが、ここではとくにおすすめしたいショップ・ブランドを4つ紹介します。
- コールマン
- ワック
- キャプテンスタッグ
- ヘリノックス
コールマン
コールマンは1901年にアメリカで設立された、老舗アウトドアメーカーです。現在はテントやランタンなどアウトドア用品を幅広く販売しており、初心者やベテラン問わず多くのキャンパーたちに親しまれています。コールマンには低価格な製品が多く展開されており、コットならおおよそ1万円以下で購入可能です。
ゆったりサイズのコットがラインナップされているため、その上にソロテントを乗せれば分離型のテントコットとしても使用できます。
ワック
ワック(WAQ)は大阪府に本社を置く、2017年に設立された新鋭アウトドアメーカーです。まだ新しいメーカーでありながら、テントやチェアーなどさまざまなアウトドア用品を展開しており、「痒いところに手が届く」商品が多くあります。
そのようなワックからはコット専用のテントが販売されており、別売りのコットと組み合わせることで快適なテントコットができあがります。
キャプテンスタッグ
キャプテンスタッグは1976年に家庭用品を扱う会社「パール金属株式会社」のアウトドア部門としてスタートしました。2012年に独立してからは、低価格で使いやすいアウトドア用品を多数販売しており、「鹿番長」としてキャンパーやハイカーに親しまれています。
キャプテンスタッグからはコットもテントもさまざまな種類が展開されているなか、コットにピッタリ取り付け可能なポップアップテントは要注目。初心者でも扱いやすいよう工夫されているのがキャプテンスタッグ製品の特徴です。
ヘリノックス
ヘリノックスは数々のアウトドアメーカーにテントやポールなどの部品を供給していたサプライヤー「DAC社」が独自に立ち上げたブランドショップです。軽量かつ高強度なアルミニウム合金を使った製品を多く販売しており、テントやコット、チェアーなどが代表的な商品です。
軽量でコンパクトなコットに取り付けられるメッシュテントがラインナップされているので、すでにコットを持っている人や、分離型のテントコットを探している人におすすめのメーカーです。
テントコットを利用して快適さを追求しよう
テントコットは一般的なテントのように地面にくっついていないことから、さまざまなメリットを得られる快適なテントです。テントコットをもっと快適に使うためのコツを2つ、紹介します。
ポップアップメッシュテントと組み合わせる
テントコットはポップアップメッシュテントと組み合わせることによって、通気性を確保して涼しい室内空間を得られます。とくに、夏場のテントは湿気がこもって不快な空間になりがちですが、メッシュテントであれば、地面からの湿気を軽減できるので、そのような心配も軽くできるでしょう。
また、テントコットは高床式になるため地面から虫が侵入しにくく、飛ぶ虫の侵入を防ぐメッシュテントと組み合わせることで、夏シーズンのキャンプが快適になるでしょう。
マットを敷く
テントコットはフレームに張られた布の上で寝ることになるため、地面と比較すればやわらかいですが、マットを敷けばより快適に眠れるでしょう。また、マットを敷くことによって地面からの冷気をより防げるため、冬シーズンのキャンプでもぜひ取り入れたいギアです。
コットにあわせたピッタリサイズのインフレータブルマットやウレタンマットが販売されている商品も多いので、ぜひテントコットとあわせてマットも使用してみてくださいね。
おすすめの1人用テントコット12選
おすすめの1人用テントコットを12選紹介します。そのままテントコットとして使用できるもの、コットにのせて使用するテント、テントをのせるのに適したコットをピックアップしました。
セット商品はそのまま使用できるメリットがありますが、別途テントやコットが必要となる商品についても、それぞれに活用しやすいメリットがあります。お手持ちのアイテムや、イメージするスタイルにあわせてチョイスしてくださいね。
①Tenplay/3WAYコット専用テント
両面PUコーティングされたナイロン生地が採用されており、耐水圧5,000mmの高い耐水性が特徴のテントコットです。簡単に設営できる本体部分のテントはメッシュ仕様のため、暑い夏には風を通しながら眠れます。もちろん、フライシートを使えば冬でも使用でき、オールシーズン活躍するでしょう。
ランタンフックやメッシュポケットなどの機能も充実しています。価格は1万円台とリーズナブル。テントコットを試してみたい人におすすめのアイテムです。
②タンスのゲン/ENDLESS-BASE テント
タンスやベッドなどの家具メーカーであるタンスのゲンから販売されているテントコットです。耐水圧2,000mmのナイロン生地に、軽量で強いアルミ製のフレームを搭載しています。1万円以下で購入できる、コストパフォーマンスに優れたテントコットです。
前室部分の壁面はポールで立ち上げるとキャノビーとして使え、突然の雨でも濡れることなく料理などを楽しめます。さらに、収納時は50×15cm(全長×直径)と超コンパクトにたためるため、自転車やバイクでのキャンプにも対応可能です。
身軽に出かけたいツーリングキャンプや徒歩キャンプなどに、コンパクトでしっかり使えるテントコットを探している人におすすめですよ。
③eモンズ/コットテント
広げるだけで組み立てられるコットと、耐水圧4,000mmと雨に強いテントがセットになった商品です。テントは紫外線を通しにくく、虫が寄りにくいともいわれるブラックカラーが採用されており、夏でも冬でも快適にキャンプを楽しめます。
また、キャノビーポール2本がセットになっているため、わざわざポールを買わなくてもキャノビー機能が使えます。前面および後面のメッシュ仕様の窓によって、蒸れたときには一気にテント内の空気を巡回させられます。これからテントコットを使ったソロキャンプを楽しみたい人にイチオシです。
④KZM/ブラックコットテントⅡ
ダブルキャノビー構造が採用されたブラックカラーがかっこいいテントコットです。キャノビーは角度調整ができ、雨や日よけとして使うのはもちろん、角度をつけると出入り口を開けた状態でプライバシーを守れます。
設営はシンプルで1人でも設置しやすく、キャンプ初心者でも扱いやすいテントコットです。
⑤TOBAU/コットテント
ハードな使用にも耐えられる耐久性をもったテントコットです。なんといっても、UPF50の高い紫外線遮へい率は真夏のキャンプにもってこいです。また、4,000mmの高い耐水圧もあるので、急な雨でも耐えられます。
60~100cmまでさまざまな幅のコットに対応していて、コットをすでに持っているのであれば1万円程度でテントコットでのキャンプを楽しめます。もちろん、テント単体でも使用可能です。
収納サイズは約18×50cm(直径×長さ)とコンパクトになるので、自転車やバイクでのキャンプではリュックやバッグに取り付けができます。ツーリングキャンプにぜひどうぞ。
⑥DreamYS/高床式キャンプテント
高強度なオックスフォードナイロン生地やアルミ製フレームなどを採用し、耐荷重約120kgの強度を実現したテントコットです。がっちりとしたフレームを使っている点が特徴で、少しの風であればペグ止めしなくても安定して自立します。
また、内部のテント生地にはメッシュが使われていて通気性が高く、冬の寒い時期だけではなく夏の暑い時期のキャンプも快適に。年間通してキャンプを楽しむ人にマッチするアイテムです。
⑦WAQ/ASTRA CT 2WAYコット専用テント
アウトドアメーカーのWAQから販売されている、メッシュインナーテントとレインフライがセットになったコット専用のテントです。メッシュインナーテントだけを使ってカンガルーテントとして使ったり、テントコットとして単体で使ったりと幅広い使い方ができます。
広い前室部分を跳ね上げるためのポールが付属しているので、タープがなくても雨をしのいで料理や作業ができます。インナーテントの高さは約91cmあり、なかで過ごしていても圧迫感を感じにくいサイズ。ソロキャンプをより快適にしたい人は重宝するでしょう。
⑧Helinox/タクティカルコットテント ソロ インナーメッシュ
ヘリノックスから販売されている、コットの上に乗せて使うためのメッシュインナーテントです。全面がメッシュ仕様になっているので通気性抜群で、夏の暑い時期には虫の侵入を防ぎながら快適に眠れます。また、別売りのフライシートを使えば冬にも対応でき、自分好みのコットをテント仕様に変えられます。
価格は少し高めですが、その分耐久性や収納サイズなどの性能面に優れており、これから本格的にテントコットを使ったキャンプを始めたい人におすすめです。
⑨FIELDOOR/ポップアップメッシュテント
直径約70cmの収納状態から、パッと開いてワンタッチで設営できる、コットの上に乗せて使うのにピッタリなポップアップ式のメッシュテントです。コットに乗せてゴムバンドで固定するだけでテントコットができあがります。
もちろんコットの上に乗せなくても使え、イベントやビーチなどさまざまなアウトドアシーンで活躍するでしょう。メッシュテントは夏シーズンにピッタリですが、冬には別売りのシェルターテントがおすすめ。手軽にテントコットを試してみたい人にイチオシです。
⑩Alpine DESIGN/ポップアップシェルターテントⅡ
メッシュのポップアップ式テントにレインフライが付いたアイテムです。コットの上に乗せてテントコットとして使えます。コンパクトな収納に加えワンタッチで設営でき、収納時の重量も2.7kgと軽量で持ち運びがしやすいでしょう。
フライシートの前室部分はポールを使って跳ね上げるとキャノビーとなり、ちょっとした料理や作業であればタープがなくても楽しめます。まだキャンプの経験があまりない人や、テントの扱いに慣れていない人に試してほしいテントコットです。
⑪CAPTAIN STAG/フィールドGIベッド
本体部分とフレーム部分をそれぞれ組み立て、あとは押し込むだけで簡単に組み立てられるキャプテンスタッグのコットです。同メーカーのポップアップテントを上にセットすることでテントコットとして使用できます。
脚が一般的なコットよりも高めに設定されており、コットの下に荷物を置けるのでテントサイトスペースを有効活用できます。また、サイド部分に設けられた大きめのポケットは寝ころんだ状態でも物を出し入れしやすく、スマホや収納ケースなどを入れるのにピッタリです。
少し高さのあるコットとテントをあわせて使いたい人は、ぜひ検討してみてください。
⑫DOD/ワイドキャンピングベッド
幅が約80cmとゆったりサイズのコットです。寝返りしやすく、限られたスペースのソロキャンプ用テントでも快眠が期待できますよ。スチール製のフレームは細いものの強度が高く、耐荷重100kgと大柄な男性でも問題なく使えます。
また、コットの生地部分はPVCコーティングが施されているため、万が一何かでひっかいても破れにくい構造です。大きめのコットの上にテントを乗せて、広々としたテントコットでキャンプを楽しみたい人におすすめです。
おすすめの2人用テントコット5選
おすすめの2人用テントコットとして、セットアイテムと大きいサイズのコットをあわせて5選紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
①Outsunny/オールインワン キャンピング テントコット コンボ セット
ダブルサイズのコット専用テントで、エアーマットや枕が付属し、買ってそのまま快適なキャンプが楽しめるテントコットのセットになっています。コットは地面から高さが42cmと高めのものが採用されています。
セット内容にはエアーマットを膨らませるポンプも付属しているので、その場ですぐに空気を入れられます。テントやコットは広げるだけで設営でき、持ち運ぶときにはすべてが1つの収納ケースにまとまります。このセットで必要な付属品が揃うので、テントコットを手軽に試してみたい人にぴったりです。
②Kamp-Rite/コンパクトダブルテントコット
2人でも快適な寝心地のダブルサイズのテントとコットがセットになったテントコットです。コット下部には収納スペースが設けられており、ちょっとした道具をしまっておけます。テント内に荷物を置かなくてもよく、場所をとらないので限られたスペースを有効活用できるでしょう。
組み立ては、数秒でセッティングできるように設定されています。210Dという高耐久なナイロン生地が使われていて、雨に対する防水性能はもちろん、引き裂きや破れにも強いつくりです。組み立てやすく、丈夫なテントを探しているなら要チェックですよ。
③大型 テントコット 高床式テント 2人用
フレーム部分は組み立て式ではなく、折りたたみ式のコット。たたむだけで小さく収納できる2人用のテントコットです。本体とフライシートの二重構造になっているため雨に強く、密閉性も高いので冬にはあたたかい空気が外に漏れません。テントの出入り口は前面と後面どちらもメッシュが設けられていて、虫の侵入を防げます。
それぞれのフレームが太く設計されているので、ギシギシという軋みが発生しにくいのがポイント。ソロの時は気にならなくても、デュオの時は気になる人もいるかもしれません。そんな人に試してみてほしいアイテムです。
④アドバンスワークス/コットテント 2人用
フルクローズモード、フルオープンモード、コットモードなどさまざまな使い方ができ、ひとつあるとアレンジしだいで便利に使える2人用テントコットです。防水性能の高い生地やメッシュ機能、組み立てのしやすさなどテントコットに求められる性能がそろっており、初心者や上級者問わずに幅広く重宝するでしょう。
どこへでも持ち運べて、ペグを打てない場所でも設営できるテントなので、キャンプはもちろん、釣りやBBQなどのアウトドアを楽しむ人にもピッタリです。
⑤Kamp-Rite テントコット ダブルKwik-Cot
フレームの組み立てをしなくても、広げるだけですぐにセッティングできるダブルサイズのコットです。幅約140cmのサイズは2人で寝ても広々としていて眠りやすく、カップルや家族にピッタリ。2人用のテントを上に乗せれば、すぐにテントコットとして使えます。
運動会やイベント観戦時にはコットを大きめのベンチとして使え、地面に直接座らずに快適なアウトドアを楽しめます。持ち運びやすいキャリーケースが付属しているのもうれしいポイントですね。アウトドア好きな人はさまざまなシーンで活用できるでしょう。
関連記事:【2024年版】おすすめキャンプコット5選!6つのチェックポイントも紹介
一緒にそろえると便利なアイテム
テントコットは単体でも役立つキャンプ用品ですが、より快適に過ごすために、一緒にそろえておきたい便利なアイテムがいくつか存在します。あらかじめ用意しておくとテントコットで過ごす時間がより充実するアイテムばかりですので、ぜひ参考にしてみてください。
ランタン
夜間にテント内を明るく照らすには、テントコットに入れられるランタンが必要です。ランタンにはLEDや灯油などさまざまなタイプがありますが、テントコットに入れて使うのであれば熱を発生させないLEDランタンがおすすめ。
また、サイズのコンパクトなランタンであれば、荷物の負担にもなりにくく、快適さがアップ。複数組み合わせることで、よりテント内を明るくしたり、外へ持ち出したりと活用できます。
自分の好みやキャンプのスタイルにあわせたランタンで、テントコットの雰囲気を演出してみましょう。
ローテーブル
テント内でなにか作業をしたいときは、ローテーブルがあると便利です。ローテーブルとはその名のとおり、脚の低いテーブルのことで、テントコットに入れて使うのにピッタリ。サイズは、テントコットにあったものを選びましょう。
素材はウッドやステンレスなどさまざまありますが、テントコットで使うのであればアルミ製がおすすめ。アルミ製は軽量でありながら耐久性が高いのが特長。自転車やバイクでのツーリングキャンプにも重宝するテーブルです。
タープ
タープは屋外に設置する日よけや雨よけのための屋根のようなギアです。テントコットには同じ目的のキャノビーが付いているものもありますが、ほとんどが小さいサイズなので、タープがあればより快適です。タープにはさまざまサイズがあり、テントコットを含めてテントサイトを大きく覆えるものがおすすめです。
テントコットを完全に覆ってしまえるサイズのタープであれば、もし雨に打たれても乾かすのはタープだけでOK。お手入れの手間を短縮できますよ。
寝袋・シュラフ
寒い時期にテントコットを使ってキャンプを楽しみたい場合は、寝袋・シュラフは必須です。使用するテントコットが冬シーズンに対応しているものであっても、寝袋・シュラフを使わずに寝ることはほぼ不可能といえるでしょう。
寝袋・シュラフには保温性能によってさまざまな種類があり、冬シーズンに使う際は冬用を買う必要があります。なかには秋・春のみに対応した寝袋・シュラフもあるので、その商品が対応する気温について、きちんと確認するようにしてください。
テントコットに備わっている便利な機能
テントコットには、素材や構造以外にも、さまざまな機能が備わっています。ここではテントコットについていると便利な機能について紹介します。
キャノビー
キャノビーとは、いわゆる日よけや雨よけのこと。通常、キャンプにおいてはタープがその役割を担います。テントコットには、出入り口や窓などの壁面をポールや棒などを使って立ち上げると、キャノビーとして利用できるものがあります。
キャノビー機能が付いているテントコットは、わざわざタープを用意しなくても外で作業が可能です。タープを持ち運ばなくてもよくなるので、荷物の削減にもつながります。使わないときには丸めて止めておけるものが多く、頻繁に使わないからと邪魔になることはないでしょう。
メッシュパネル
メッシュパネルとは、網戸のように虫やゴミの侵入を防ぎながら換気ができる機能であり、夏のキャンプでは必須ともいえます。とくに虫が多い山中でのキャンプは、メッシュパネルがない状態で出入り口を開けっ放しにすると、テント内に虫が入って不快な思いをするでしょう。
メッシュパネルは、テントコットの快適さを左右するほど重要な機能であり、付いているものを選ぶことをおすすめします。
小物用ポケット
小物用ポケットはちょっとしたものを入れるのに便利なポケットで、テントコット内の壁面や出入り口付近に設置されています。テントの収納バッグや予備のロープなどを入れておけば紛失を防ぎ、邪魔になりません。
こまごまとしたものが散乱しがちなテントのなか。小物用ポケットはあればあるだけ便利な機能です。ぜひ、ポケットが数多く付いたテントコットを選んでみてください。
ランタンフック
ランタンフックはテントコット内にランタンをぶら下げるためのもので、夜間にテント内で作業をする際にあると便利な機能です。ランタンフックがあるとテント内の場所をとらずに限られたスペースを有効活用できます。
フックがあると、ランタンをぶら下げるだけではなく、服をかけておいたり、小物類を引っ掛けたりといろいろな使い方もできるので、あって損することはないでしょう。
ベンチレーター
ベンチレーターとは、テント内部の空気を外部へと排出する換気口であり、テント上部に設置されています。夏場にテント内に湿気がたまるのを防止したり、テント内でストーブを使ったときに換気したりするのに必要な機能なので、ぜひ付いているものを選びましょう。
ベンチレーターを使わないときはしっかりと閉めておけば、そこから雨や虫が侵入することはありません。
スカート
スカートとは、グランドシートとフライシートの隙間から風が入り込むのを防止する機能であり、冬キャンプにおいて冷気の侵入をシャットアウトしたいときに役立ちます。高床式のテントコットは、一般的なテントよりは冷気を遮断しますが、スカートが付いているとより遮断効果が増します。
スカートが付いているからといってテント内が蒸れやすくなることはありません。冬もキャンプをする可能性があるなら、スカート付きを選んでおくのがおすすめですよ。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。