背景
ソフトモビリティの典型である自転車は近年、環境に対する配慮や健康志向の高まりを受け、世界中のまちづくりの主軸になっています。
近年の電動アシスト付き自転車の普及もあり、高齢化や地方衰退など、日本特有の社会的課題に寄与できるとして、2018年に「自転車活用推進計画」が閣議決定され、全国各地で都道府県や自治体版が続々と策定されています。
交通インフラの整備や地域側の受け入れ態勢を構築するという意味では非常に有効な政策ですが、交流人口の拡大、観光誘致、情報発信やデータの集計など、ソフトの側面では様々な課題を抱えています。当社は、CyclingFriendsを通じて、専門性、技術、データ、顧客ネットワークと発信力を提供することで、それらを支える新しいインフラになり、最終的には日本の地方の過疎化対策の一翼を担うことを目指しています。
CyclingFriendsの仕組み
1月15日に公開されるv.1.0.0では、端末のGPS機能を通じてアプリから記録をする方法と、Garminの端末と同期する方法の二つを用意しております。
記録したGPSデータに写真と文章を足し加えることで、共有できるページが自動作成されます。このデータを用いて、新規「絶景スポット」を作成したり、走行中に通過したルート、施設や絶景スポットを評価したりすることができ、統計データと合わせてサイクリングマップに反映されます。
自分の活動日記を管理できるほか、アクティビティの評価、コメントやユーザーのフォローなど、ソーシャル機能も備えているので、他のサイクリストと繋がったり、次のサイクリングの目的を見つけたりすることも出来ます。
ユーザーベースが拡大するほどデータが蓄積されていくため、マップの情報量や解像度の向上に繋がり、利便性が高まっていく仕組みになっています。
代表のことば
株式会社テラインコグニタ代表取締役のボシストムと申します。
ヨーロッパ各国を転戦する自転車ロードレース選手のキャリアを経て、中央大学の留学生として2015年に来日後、山梨県の山中湖村にて地方自治体の立場で東京オリンピックの事前合宿を誘致とレガシー創出に5年間関わらせて頂きました。
自転車で旅する中で、日本がいかに美しいか、そして多くが地方に集まっている文化や伝統がいかに過疎の危機に瀕しているかを最前線で日常のように体感していることがきっかけで、自転車を通じて、その課題解決に寄与できないかを考えたことが起業の原点です。
サイクリストと地域、両方の目線で取り組んでいる中で、サイクルツーリズムという成長過程の観光方式と、地方自治体に求められるまちづくりの強みと課題を掛け合わせることで、サスティナブルな社会構成に近づけると確信しています。
当面は、サイクリスト向けのプロダクトを磨き上げ、ユーザーベースの拡大を目指していくことに合わせて、自転車活用推進計画を推進している合計230の地方公共団体（47都道府県と183地方自治体）に対してニーズ調査を行い、行政向けのプロダクトを設計していきます。
クラウドファンディング実施について
モバイルアプリのリリースに合わせて、クラウドファンディングを実施させて頂きます。理念やビジョンに共感される方は、接点を作るきっかけに活用して頂けたら幸いです。
会社概要
会社名：株式会社テラインコグニタ
所在地：静岡県富士市大淵75-13
代表者：Bossis Tom（ボシス・トム）
設立：2023年5月1日
URL：https://www.cyclingfriends.co
