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日本最高峰の富士山を筆頭に、3,000mをこえる山は、日本国内に23座あります。今回は、3,000mをこえる23座のなかから、初心者〜上級者まで幅広く楽しめる、おすすめの山を紹介。それぞれの山の魅力や特徴を知り、参考にしてください。

①北岳(きただけ)|山梨県

3000m級 登山

富士山に次いで2番目に高い山で、標高は3,193mあります。山梨県南アルプス市に位置し、日本百名山および山梨百名山のひとつ。3,000m級の山が連なる日本アルプスのなかでも、北岳の頂上から眺める大パノラマは、まさに絶景です。

タカネマンテマ・サンカヨウ・ゴゼンタチバナなど、さまざまな種類の高山植物を観賞できる点が魅力。なかでも、キタダケソウは見逃せない植物です。山頂付近の南東斜面に群生しており、6月の中旬から下旬にかけて開花。可愛らしい小さな白い花を楽しめます。

おすすめのコースは、花畑を観賞しながら登山できる「お花畑ルート」です。広河原からスタートし、白根御池小屋をとおり、北岳肩の小屋へと続いています。3,000mをこえていますが、比較的難易度が低いため、3,000m級の山に初挑戦したい人におすすめです。

エリア 山梨県
標高 3,193m
おすすめコース お花畑ルート
コースタイム 約6時間
アクセス 北岳肩の小屋「北岳登山ルート,広河原までのアクセス情報

 

②奥穂高岳(おくほたかだけ)|長野県・岐阜県

3000m級 登山

北アルプスに位置し、日本で3番目の高さを誇る山です。剣岳・谷川岳とともに、日本三大岩場のひとつに数えられています。また、文筆家であり、登山家でもあった深田久弥が選定した、日本百名山のひとつです。

周囲に連なる北穂高岳・前穂高岳・西穂高岳などとともに、難易度の高い縦走路や登はんルートが数多く存在しています。そのなかのひとつである「槍・穂高縦走路」は、おすすめのコースです。

上高地から岳沢小屋を経由し、前穂高岳・奥穂高岳・北穂高岳へと進みます。その後、キレットをこえ、槍ヶ岳へと向かいます。なお、縦走の場合、槍ヶ岳から穂高連峰を目指す、逆のコースを利用する人が多いようです。

エリア 長野県・岐阜県
標高 3,190m
おすすめコース 槍・穂高縦走路
コースタイム 1泊2日~2泊3日
アクセス 上高地公式ウェブサイト「上高地へのアクセス

③槍ヶ岳(やりがたけ)|長野県

3000m級 登山

北アルプス南部に位置し、日本で5番目に高い山です。まるで槍を天に突き刺しているような見た目から、日本のマッターホルンと呼ばれています。

雪解けが進み、山が豊かな緑に覆われる8〜9月が、槍ヶ岳登山のベストシーズンです。山小屋は、4月から11月初旬にかけて営業しています。天気がよい日は、頂上から富士山を眺められるでしょう。

槍ヶ岳のおすすめ登山コースとして、「表銀座コース」があげられます。中房温泉をスタートし、合戦小屋・燕山荘・水俣乗越・槍ヶ岳山荘などを経由して、槍ヶ岳に向かうコースです。途中にある大天井ヒュッテで1泊することで、余裕をもって登れるでしょう。

エリア 長野県
標高 3,180m
おすすめコース 表銀座コース
コースタイム 1泊2日~2泊3日
アクセス 槍ヶ岳山荘グループ「アクセス

 

④涸沢岳(からさわだけ)|長野県・岐阜県

3000m級 登山

北アルプス南部に位置し、日本で8番目に高い山です。秋には紅葉が楽しめるスポットであり、3,000m級の山に初挑戦の人におすすめ。

推奨コースは、「涸沢からザイテングラート」です。上高地から横尾・涸沢を経由する、もっとも一般的なルートといわれています。途中にいくつかの山小屋があるため、体力に応じて日程を組めるでしょう。

なお、ザイテングラートの登りは、岩稜帯に不慣れな人だときつく感じる場合があります。
途中にある山小屋で1泊するのがよいでしょう。

エリア 長野県・岐阜県
標高 3,110m
おすすめコース 涸沢からザイテングラート
コースタイム 1泊2日~2泊3日
アクセス 上高地公式ウェブサイト「上高地へのアクセス

 

⑤北穂高岳(きたほたかだけ)|長野県・岐阜県

3000m級 登山

北アルプスの南部に位置し、日本で9番目に高い山です。穂高連峰のなかでもっとも北側にあるため、山頂から見える大キレット越しの槍ヶ岳を望めるでしょう。

おすすめのコースは、「南陵ルート」です。夏山ルートとも呼ばれており、はじめて北穂高岳に登る人にぴったり。上高地を起点とし、横尾・本谷橋・涸沢を経由して北穂高岳を目指します。

エリア 長野県・岐阜県
標高 3,106m
おすすめコース 南陵ルート
コースタイム 1泊2日
アクセス 上高地公式ウェブサイト「上高地へのアクセス
今回は、初心者〜上級者におすすめの山を紹介しました。それぞれの山に魅力や特徴があり、そこでしか出会えない景色があるでしょう。3,000m級の山に挑戦する際は、自分の経験やスキルに適したコース選びが非常に大切です。自分のレベルを過信しすぎず、無理なく登れるコースを選ぶことで、楽しく快適な登山ができるでしょう。この記事を参考に、3,000m級の山に、ぜひ挑戦してみてください。

 

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
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