車用のサンシェードは使い捨て?使わなくなる理由を考えてみた
筆者はこれまで車用サンシェードとして、吸盤タイプや傘タイプを使用した経験があります。しかし、以下のような悩みがありました。
■吸盤タイプの車用サンシェード
- 吸盤の付着力が徐々に弱まる
- 車のフロントガラスに吸盤の跡がつく
- 使わないときの収納場所に困る
■傘タイプの車用サンシェード
- 広げたり畳んだりが面倒である
- 開閉するときに、ミラーやダッシュボードに当たって傷がつく
とくに吸盤タイプや傘タイプのサンシェードが不便だと感じたのは、急いでいるときです。すぐに出かけたくても、または車からサッと降りたくても、置き型のサンシェードの着脱には時間がかかります。結局、設置しないことも多くありました。
結果的に、車用サンシェードはだんだん使わなくなるという経験をしてきたのです。
実際に『シンシェード』を車に取り付けてみた!6つのメリットを発見
「シンシェードは本当に使える車用サンシェードなのか」。この疑問をクリアするためには、実際に使用してみるしかありません。
筆者自らシンシェードを車に設置してみました。すると、吸盤タイプや傘タイプのサンシェードとは、大きく違うところが多々あることに気づいたのです。
以下にシンシェードの特徴を6つ挙げてみます。
- 常時取り付け型である
- 約3秒でシェードが下ろせる
- ワンタッチで収納できる
- デザイン性と機能性を兼ね備えている
- 頑丈である
- さまざまな車種に使える
シンシェードの特徴を詳しく見ていきましょう。
①常時取り付け型である
まず挙げられるシンシェードの特徴は、常時取り付け型である点です。置き型のサンシェードと違い、一度取り付ければ使いつづけられます。
着脱の必要がないため、収納場所に困らないのは魅力。どこに置いたのか、車内を探す必要がなくなります。サンシェードを後部座席に放り投げて置いて、手が届きにくいといったこともありません。
また、フロントガラスの上部にコンパクトに設置できるので、視界を妨げることがないのもGOODです。しっかりと固定され、吸盤タイプのサンシェードのように外れる心配はありません。設置した跡が窓に残らないのも、うれしいポイントでした。
②約3秒でシェードが下ろせる
シンシェードは本体を固定してしまえば、約3秒で使えます。ロールカーテンのように軽い力で引っ張るだけです。
従来の置き型サンシェードは、着脱が大変でした。短時間の駐車では使用しないことも。シンシェードなら、引き下げてダッシュボードに置けば設置が完了します。オートストッパー付きなので、好きな長さに調節して日よけ対策ができる仕様です。
10分ほど車を離れるときでも気軽に使えます。ちょっとコンビニに立ち寄ったときなど、便利さを実感しました。
③ワンタッチで収納できる
自動巻き取り式なので、ボタンひとつで簡単に片づけられるのも魅力です。アルミ素材で軽く、巻き取りが一瞬で完了。急いでいるときや遊び疲れたあとも楽に片づけられます。
ノーストレスでするすると上げ下ろしできるのが楽しくて、意味もなく何度も使いたくなるほどです。
④デザイン性と機能性を兼ね備えている
洗練されたデザインもプラスポイントでした。外側の生地がシルバー、内側はブラック。車内のインテリアになじむシンプルなデザインです。
もちろん見かけだけでなく、機能性も考慮されています。外側のシルバー面で太陽光を反射しつつ、内側のブラック面で遮光できる仕様です。日差しがしっかりとシャットアウトされているのを感じました。
⑤頑丈である
アルミ素材のシンシェードは、変形しにくく頑丈な印象です。吸盤タイプや傘タイプといった置き型のサンシェードは、壊れやすく使い捨てに近いものでした。シンシェードのようにしっかりとした作りなら、長く愛用できそうです。
⑥さまざまな車種に使える
シンシェードはサイズが豊富で、いろいろな車に設置可能。トヨタのハイエースや、日産のキャラバンなど、フロントガラスが大きい車種にも適合するサイズがあります。
置き型のサンシェードは着脱に時間がかかりますが、フロントガラスが大きいとなおさらです。シンシェードなら、使うときも収納するときも簡単なので、時短アイテムになるでしょう。
シンシェードの車への取り付けは簡単!ひとりで15分で完了
シンシェードの車への設置は、予想より簡単でした。いたってシンプルな構造だからです。個人差はあるとしても、約15〜30分で取り付けられるでしょう。ひとりでも設置は可能ですが、ふたりで行えば、作業がさらに楽になりそうです。
ドライバーが付属しており、開封後すぐに装着できます。以下が主な手順です。
- 取り付け器具のネジを一旦外す
- 取り付け器具をサンバイザーのL字部分に固定する
- 本体を取り付ける
取り付け方は、シンシェードの公式サイトにある動画でも確認できます。ぜひ参考にしてみてください。
実際にシンシェードをアウトドアシーンで使ってみた!
シンシェードの利便性を確認するために、アウトドアシーンで使ってみました。使用した場面は以下の3つです。
- キャンプ
- 車中泊
- サーフィン
それぞれのシーンごとに使ってみた感想をまとめます。
①キャンプ|取り付け型で置き場所に困らない
シンシェードは常時取り付け型。置き場所に困らず、キャンプ道具を積み込むスペースを奪いません。誤って踏んで、破損させるおそれがないのもメリットです。
また、暑い時期のキャンプでは、車のなかでクーラーをつけて涼みたくなることがあります。瞬時にシェードを下ろして、昼寝や休憩ができるのはうれしいポイントです。
荷物の出し入れが多いキャンプでは、片手でシェードを下ろせるのも加点ポイントでした。
②車中泊|車外からの視線や光をシャットアウトできる
車中泊では、シンシェードでプライベートな空間を作れます。フロントガラスを覆えるため、人目を気にせず、車内でゆっくり過ごせるでしょう。食事もリラックスして楽しめます。
外からの光を遮断できるのも利点です。外灯の近くでも、眠りやすい環境を整えられます。朝日も防げるので、ぐっすり眠りたいときには手放せません。
③サーフィン|強い日差しから車内を守れる
シンシェードは暑さ対策にも役立ちました。海の近くの駐車場では日陰のないところが多くあります。炎天下に駐車すると、車内はかなりの暑さになるのが問題です。
実際、JAFの行ったテストによると、気温35℃の晴れの日だと、車内の最高温度は57℃まで上昇するという結果に。ダッシュボードは79℃まで上がったと報告されています。
シンシェードでフロントガラスを覆っておけば、そこまで温度が上昇することはないでしょう。実際、車に戻ってから、快適な温度になるまでの時間が短くなりました。ハンドルが熱くならないのもメリットで、すぐに運転をスタートできます。
また、サーフボードを持ったまま、シェードの上げ下ろしができるのは便利です。シェードを下ろして目隠しすれば、車内で着替えができるのもうれしいポイント。サーフィンのときも、車に備えておきたいアイテムだと実感しました。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。