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アイナメは釣りものが少ない、寒い時期に狙える魚です。あまり神経質な魚ではないので、初心者でもじゅうぶんに釣果があげられます。また、食べてもおいしい点も魅力です。今回は釣りのターゲットとして根強い人気のある、アイナメの釣り方を紹介します。

アイナメとはどんな魚?

アイナメ釣り

アイナメを釣るにはまず、特徴を知っておく必要があります。

背びれがつながっている

背びれがひとつにつながっているのが特徴です。うろこは細かく茶褐色で、生息する場所によっては褐色や灰色に変化します。

昼間に活動する

基本的に昼間に活動する魚なので、昼釣りがメインです。しかし、夜はまったく活動しないというわけではありません。

呼び名がいろいろとある

アイナメは地方名の多い魚です。東北地方ではアブラコと呼ばれ、関西地方ではアブラメと呼ばれています。

日本各地に生息している

北海道から九州まで、日本各地の沿岸に生息しています。なかでも北海道や東北地方では、釣期が長く、大型のアイナメが釣れるため、人気の魚です。

 

アイナメが釣れる時期

アイナメ釣り)

本州では釣れるシーズンは冬ですが、初夏に釣れることもあります。また、北海道や東北地方では、真夏以外なら狙えることも。釣期の長い魚として知られているものの、特徴的な2つの時期について説明します。

成魚や新子が釣れる「初夏」

暑くなって沿岸から沖に移動する前の、4月〜5月上旬が狙いどきでしょう。春は冬よりも暖かく釣りやすい時期なので、初心者におすすめです。

さらに5月~6月ぐらいになると、10~12cm程度のアイナメの新子が釣れます。地域によってはとても人気があり、成魚狙いよりもたくさん釣れるのが特徴です。新子は唐揚げにすると、おいしくいただけますよ。

産卵のために接岸する「晩秋~春」

関東よりも西の地方では、11月頃〜4月頃までが一般的な釣期。海水の温度が下がり、アイナメが接岸して産卵するためです。カレイと並んで寒い時期に釣れる、ポピュラーな魚といえるでしょう。

 

アイナメが釣れる時間帯

アイナメ釣り

アイナメを狙うなら、昼釣りがおすすめです。また、一発狙いで夜釣りを試してみても、おもしろいですよ。アイナメを狙うなら、どの時間帯がよいのでしょうか。ここでは、おすすめの時間帯を説明します。

よく釣れるのは昼釣り

アイナメは、昼間のほうが釣りやすい魚です。また、寒い時期の夜釣りは、あまりおすすめしません。手がかじかんで手際も悪くなるからです。

大型を狙うなら夜釣り

しかし、夜間にアイナメを狙うのもおもしろい試みです。冬は寒いため人が少なく、狙い目の時間帯。人気の一級ポイントでも空いていることが多いので、思わぬチャンスが巡ってくる可能性があります。

また、夜間は大型を狙える時間帯。漁港の常夜灯の下などに集まってくる小魚やエビなどを狙って、アイナメが活発に活動するためです。

 

アイナメ釣りの釣り場ポイント

アイナメ釣り

アイナメ釣りで釣果を上げるには、ポイントをしっかりと選定することが大切です。チェックしておきたい、釣り場ポイントを紹介します。

初心者におすすめ「堤防の際」

短竿で堤防の際の部分を狙いましょう。仕掛けを落とし込むだけなので、初心者でも簡単にトライできます。大型がかかる可能性もある絶好ポイントです。

釣果が得られる「テトラポットの隙間」

釣り荒れしておらず、魚影が濃いのが特徴です。テトラポットの隙間に仕掛けを落とし込んで狙います。アイナメの釣果を上げたい方には、有望なポイントでしょう。ただし、足場が悪く安定しないので、注意が必要です。

塩分濃度の低い「岩礁帯」

ごつごつした岩場を狙ってください。アイナメは、低温で塩分濃度の低い場所を好むからです。しかし、岩場だらけのポイントは根掛かりすることも。そのため、砂浜のなかにポツポツと岩礁帯があるポイントが釣りやすいでしょう。

 

アイナメ釣りの種類は5つ

アイナメ釣り

アイナメの釣り方には、以下の5種類があります。

  • 投げ釣り
  • 堤防の際のズボ釣り
  • テトラポットでの穴釣り
  • ブラクリ釣り
  • ルアー釣り

上記について、具体的に説明します。

①遠近幅を広く狙える「投げ釣り」

竿を振り、仕掛けを送り込む釣り方です。距離を投げわけることで、いろいろなポイントを探れるのがメリット。アイナメ釣りで、もっともポピュラーな釣りです。遠投すれば大物も狙えるでしょう。

とはいえ、基本的には待ちの要素が強い釣りです。手返しのよいズボ釣りや穴釣りよりも、効率は劣ります。

②移動しながらポイントを探る「堤防の際のズボ釣り」

複数の短い竿を並べて、堤防の際に仕掛けを落とす釣法。幅広いポイントを、手返しよく探っていけるのがメリットです。短竿に5号程度のオモリをつけて、エサに活きエビやゴカイ類などの生きエサを使用。

この仕掛けを堤防の際ぎりぎりに落とし込んで、堤防際や底に潜んでいるアイナメを狙います。うまくいけば、数釣りを狙うことも可能ですよ。

③穴に仕掛けを落として誘う「テトラポットでの穴釣り」

安定してよく釣れるのが魅力です。エサをテトラポットの隙間に落とし込んで誘いましょう。テトラは足場が悪いため、注意が必要ですが、穴場の釣りポイント。根掛かりさえしなければ、釣れる可能性が高いでしょう。

④狭いポイントも狙える「ブラクリ釣り」

シンプルな仕掛けで、根掛かりを起こしにくいのが特徴です。赤く色づけしたオモリのすぐ近くに、短いハリスの針をつけて狙います。これはアイナメが赤色に反応する習性のためです。堤防の際やテトラでの穴釣りなど、いろいろな釣りにも使えます。

⑤丹念に探りたい「ルアー釣り」

疑似餌のルアーを使うため、エサをもたずに釣れるというのが大きなメリットです。エサ釣りほどポピュラーではありませんが、一部で人気の釣りです。

車に一式を常備しておき、海辺に出かける機会にサクッと試してみるとよいでしょう。思わぬ釣果を得られる可能性がありますよ。

極寒の1月~3月は釣れる魚種も少なく、釣り好きな方にとっては寂しい季節です。アイナメは、そんな時期にアングラーの心を満たしてくれる、貴重な魚。外道で、カサゴやメバル、クロダイ、セイゴなども釣れるので、意外と退屈はしません。また、アイナメは食味がよく、市場では高級魚としても知られています。冬の休日に一度トライしてみませんか?

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
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