中荒沢(万年雪・本城の滝)とは?
新潟県魚沼市「荒沢岳」の中腹にある中荒沢(万年雪・本城の滝)は、『日本一容易に行ける万年雪』として知られています。真夏でも”白銀の光景”を楽しめる万年雪の魅力を紹介していきます。
万年雪の魅力
標高1,000mを越える場所に広がる中荒沢の万年雪は、登山口から約30~40分ほどで到着する絶景スポットです。
谷間を流れるように覆う雪渓は、真夏に訪れる人に”束の間の冷涼感”を運んでくれるでしょう。秋風を感じはじめるころに訪れる人には、鮮やかな紅葉で彩られた雪渓の姿を楽しませてくれます。
どのシーズンに訪れても、不思議な季節感を感じさせてくれる中荒沢の万年雪。その秘密は、1年中溶けることがない万年雪周辺の気候にあります。
夏がすぎるころ、雪解けとともに春と夏の高山植物が咲きはじめ、山々が紅葉を迎える秋まで咲きつづけます。四季が濃縮された万年雪の奇跡的な光景を目の当たりにして、胸が躍るでしょう。
本城の滝の魅力
万年雪から5分ほど進んだ先にある「本城の滝」は、限られたシーズンにしかみれない幻の滝です。滝だけでもとても迫力があり、自然の雄大さを感じさせてくれます。
雪解けとともに姿を現し、降雪がはじまると雪の下へと消えてしまいます。その雪解け水が流れているということで、滝の水はとても冷たく滝の周辺は夏でもひんやりとしています。万年雪へ訪れた際には、あわせて訪れておきたい場所。
中荒沢の「万年雪」と「本城の滝」は、訪れる人たちの記憶にしっかりと残る魅力のあるおすすめスポットです。
中荒沢(万年雪・本城の滝)基本情報
中荒沢の「万年雪」と「本城の滝」へ足を運ぶ際には、基本情報、服装や持ち物についてチェックしましょう。
登山コースについて
登山をスタートするまえに、銀山平キャンプ場管理棟で、遊歩道管理協力金の支払いを済ませます。万年雪への受付時間は季節や天候によって変動があるので、事前にチェックをして出かけましょう。
登山口近くの駐車場まで移動をして、いよいよ万年雪への登山開始です!「日本遊歩道100選」にも選ばれている万年雪ですが、遊歩道というよりは登山道を約30~40分ほど歩いていくイメージに近いでしょう。
マイナスイオンたっぷりの登山道には高山植物。生き生きと咲き誇る姿が、次々に目に飛び込んできて楽しませてくれます。「日本一容易に行ける万年雪」といわれているだけに、あっという間に雪渓が広がる光景に出会えるでしょう。
展望台からベストショットを撮ったあとは、雪解けシーズンにしかみられない幻の滝「本城の滝」まで歩を進めてみてくださいね。
所要時間 | 30~40分 |
絶景スポット | 万年雪展望台 本城の滝(雪解けシーズンのみ) |
万年雪遊歩道の入山受付について
場所 | 銀山平キャンプ場 管理棟 |
時間 | 受付/8:30~15:00〈※2022年10月23日(日)迄は8:30~14:00〉 ※季節や天候によって変動あり |
料金 | 大人200円(中学生以上) 子ども100円(小学生) ●万年雪遊歩道管理協力金として上記金額がかかります |
公式サイト:銀山平キャンプ場
服装とシーズン
標高1,000m以上もある万年雪近くは、夏でも涼しく感じる場所です。「軽装でいって失敗してしまった」と後悔しないように、服装や持ち物を準備して出発しましょう。
服装
肌を見せない長袖長ズボンがベストですが、半袖でいく場合は羽織れる上着を持っていくことをおすすめします。体温調節や虫刺され対策になります。強い日差しを遮る帽子があるとさらによいでしょう。
靴
雪解けの水や湿度で滑りやすい登山道なので、登山靴やトレッキングシューズ(なければ長靴)をおすすめします。
持ち物
熱中症予防のために水分は忘れずに持っていきましょう。飴やチョコレートなど、非常食を携帯していくのもおすすめです。
歩くときの注意点
濡れて滑りやすい登山道では、走るのは避けましょう。「滑るかもしれない」と意識して慎重に歩くことで、思わぬ転倒や怪我の予防につながるかもしれませんね。
万年雪シーズン
6月中旬~10月下旬
※冬季シーズン11月~6月は入山できません
駐車場とトイレ
銀山平キャンプ場管理棟で受付を済ませるとゲートが開き、登山口近くの駐車場まで約5分ほどで到着します。管理棟でトイレを済ませてから出発しましょう。
アクセス方法
銀山平キャンプ場を目指していくとわかりやすいでしょう。公共機関と車でアクセスする方法をそれぞれ紹介します。
公共機関 | JR上越新幹線「浦佐駅」~南越後観光バスで約1時間 (バスは季節・曜日運行のため事前に確認するのがおすすめ) |
車 | 関越自動車道「小出IC」~車で約40分 |
中荒沢(万年雪・本城の滝)周辺おすすめスポット
中荒沢(万年雪・本城の滝)周辺には、旅行気分を盛り上げてくれるスポットが盛りだくさんです。旅行プランを立てるときの参考にしてみてくださいね。
銀山平温泉『かもしかの湯』
銀山平キャンプ場に併設されている『かもしかの湯』は、源泉100%の温泉です。銀山平周辺で、たっぷりと遊びを満喫したあとに立ち寄りたいスポット。緑の木々を間近に望める温泉に入りながら、日頃の疲れやストレスを癒しましょう。
公式サイト『かもしかの湯』
遊覧船で巡る『奥只見湖』
19世紀アメリカの貨客船をイメージして設計された「外輪船ファンタジア号」で巡る束の間の船旅は、解放感たっぷりです。3階の展望デッキからは、ゆっくりと奥只見湖の景色を堪能できます。趣向を凝らしたレトロなデザインの船内で、外国の船旅気分を味わいながら思い出の写真を撮りましょう!
公式サイト:『奥只見湖遊覧船』
※この記事の情報は2022年10月現在のものです。内容が変更する場合もありますので、最新の情報はリンク先のHPで確認してください。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。