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予約から納車までの期間が長いことで知られている新型ジムニーJB64が先日納車したので、さっそく車中泊ソロキャンプをしました。実際に車中泊をした感想や、楽しく快適に過ごすコツについても紹介します。

ジムニーとは?選んだ理由

ジムニー 車中泊

ジムニーとはどういう車なのか、どうして車中泊ソロキャンプにジムニーを選んだのか、紹介していきます。

ラダーフレーム構造を軸にした自動車

ジムニーは、1960年代にホープ自動車が開発したホープスターという4輪駆動車が原型となっています。その後、自動車製造から撤退するホープ自動車の製造権を即決で購入したのが、スズキ自動車の現社長鈴木修氏(当時常務)です。

スズキに製造権を移したホープスターは、ジムニー(ジープミニの略)と名称を変え、1970年に最初の型式LJ10が発売されます。

価格は45万円(当時の価格)、おもに建設業や林業を中心に、年間5,000台を販売する大ヒットとなりました。以来、LJ20、SJ10 、SJ20、SJ30、JA11、JB33などを経て、現在のJB64へと至ります。

製造開始以来一貫して踏襲しているのが、ラダーフレーム構造を軸にした開発です。ジムニーは、梯子形の鋼鉄製フレームであるラダーフレームに、エンジンやサスペンションといった駆動系が取り付けられ、そのうえにボディーを乗せる構造をしています。そのため、山道の衝撃に強くて頑丈です。

選んだ決め手は悪路に強いこと

筆者は以前、日本最後の2ストロークエンジンを搭載したSJ30という型式のジムニーに乗っていました。

ジムニーを選んだ最大の理由は、悪路に強いという点につきます。積雪やアイスバーンの山道、ぬかるんだ悪路などでも、平然と当たり前のように走破します。

大自然のなかでアウトドアを楽しむうえで、どこにでも行けるということは、購入する大きな決め手になりました。

 

ジムニーで車中泊キャンプをするコツ

ジムニー 車中泊

新型ジムニーはとても狭いというのが、率直な感想です。寝るときにフロントシートを倒してフラットな状態にしても、長さは約180㎝です。つまり身長180㎝以上の人は足を曲げて寝ることになります。

また、横幅は約130㎝、フラットにした天井までの高さは85㎝です。厚みのあるマットを敷いてしまうと、さらに高さが限られてしまいます。

そのため、車中泊キャンプをするには工夫が必要です。ここではジムニーでのソロキャンを快適にするためのコツを紹介します。

調理や食事は車外で楽しむ

筆者は、ジムニーの横にサイドタープを設営して、そこで調理や食事をしたり、焚き火を楽しみながらお酒を飲んだりして過ごしています。

ジムニーの車内は寝るときだけ使用するようにしていますが、ワインを飲みながらおつまみを食べたりできるちょっとしたテーブルのようなものがあると便利です。

おすすめアイテム①DDタープ

軽くて折りたたむとコンパクトになるので、持ち運びに便利なタープです。今回の車中泊ソロキャンプでも使用しました。

おすすめアイテム②携行缶 燃料タンク 10L

ジムニー 車中泊

消防法適合品のYAZAWAのガソリン携行缶がオススメです。

SUS304ステンレスのタテ型。耐久性に優れています。

矢澤産業 ステンレスガソリン缶 10L

寝る場所はマットなどで整える

車中泊ソロキャンプにおいて、睡眠はとても大切。翌日の運転にも影響するので、快眠できる環境を整えることが重要です。以下のアイテムは、車内で寝る時に使用しているものです。

おすすめアイテム③M-STYLE 車中泊 マットレス

ジムニー 車中泊

エアマットは、設営と撤収に時間がかかります。また、エアマットは厚みがあり、ジムニーの85㎝ほどの天井高だと、頭がつっかえてしまうので、折りたためる低反発マットがおすすめです。

M-STYLE 車中泊 マットレス
M-STYLE 車中泊 マットレス

おすすめアイテム⑤LZSHOME 三角クッション

ジムニー 車中泊

ジムニーのフロントシートを倒して、フラットにしたいところですが、どうしても凹凸が生じます。こちらの三角クッションの先端の方をくぼんだ部分にあてがうと、ある程度フラットな状態にすることが可能です。

LZSHOME 三角クッション
LZSHOME 三角クッション

おすすめアイテム⑥Snugpak寝袋 スリーパーエクスペディション

筆者が長年愛用している寝袋です。冬仕様ですが、ファスナーを開閉することで温度調節が可能なため、春夏秋冬オールシーズンで使用できます。

Snugpak寝袋スリーパーエクスペディション
Snugpak寝袋スリーパーエクスペディション

荷物は厳選し最小限にする

ジムニーは車内のスペースが狭いため、収納できる量は限られています。持っていく荷物は必要なものだけを厳選するようにしましょう。

また、天井に網などを設けて収納するルーフネットというアイテムがありますが、ジムニーは天井が低いので、車中泊用としては不向きです。

ジムニーのメンテナンスやお手入れ方法について

ジムニー 車中泊

ジムニーの基本的なメンテナンスやお手入れ方法について紹介します。

新車の場合は走行距離1,000㎞でオイル交換をする

最近のジムニーは慣らし運転の必要性がないようですが、オイル交換に関しては従来と同じで、1,000㎞で最初のオイル交換をすることを推奨しています。2回目以降のオイル交換は5,000㎞ごとが基本です。

洗車とワックスかけをする

林道などを走行した場合や、海辺を走って海水がかかったときには、洗車をすることをおすすめします。とくに海水に含まれる塩分はサビの原因になるので、きれいに洗い流すことが原則です。

水洗いしたあとは、車のボディ―専用タオルで水分をふき取り、乾いたらワックスをかけて磨いておきましょう。

 

ジムニーで車中泊ができる場所を紹介

ジムニー 車中泊

ジムニーで車中泊ができる場所を紹介していきます。

オートキャンプ場

オートキャンプ場では、サイト内に車を乗りつけてその場でキャンプを楽しむことができます。

道の駅やRVパーク

道の駅やRVパークでも車中泊ができます。「くるま旅」という便利なRVパークを検索するサイトがあるので活用してみましょう。

※くるま旅施設は車中泊可能な駐車場です。キャンプ行為はできません。詳しくはサイトをご確認ください。

くるま旅

山の奥深くまたは原野や高原(許可があれば)

今回は剣山スーパー林道のとても広い駐車場で車中泊ソロキャンプをしました。禁止事項が設定されていない公共の広場などでは、基本的に車中泊ができます。

ただし、ゴミや燃え残り(炭や灰)を持ち帰るなどのマナーをしっかり守るようにしましょう。マナー違反のキャンパーが多くて、キャンプができなくなっている公共の広場がたくさんあります。

※ジムニーの紹介記事は、こちらも参考にしてください。

ジムニーの車でキャンプを楽しみたい!アウトドアにおすすめなジムニーの魅力とは

納車したばかりの新型ジムニーで車中泊ソロキャンプをしたあと、さっそく改善点をピックアップして、車中泊がより快適になるように工夫しているところです。ジムニーは収納スペースがほとんどないので、使用するキャンプギアのみを厳選して持っていくようにしましょう。

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。