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春になって暖かくなってきたので、そろそろ登山に行きたい人も多いのではないでしょうか。登山の服装は、レイヤリングという重ね着をすることが重要です。その中でも、肌に密着し、登山での安全性と快適さを左右する、ベースレイヤーについてご紹介します。

登山の基本、レイヤリングとは? 

春 登山用ベースレイヤーレイヤリングとは、重ね着のこと。外側から、アウターレイヤー、ミドルレイヤー、ベースレイヤーの順に重ねて着用します。それぞれのレイヤーに、どのような役割があるのか説明していきます。

レイヤリングは山では必須の服装

山の気候は変わりやすいので、さまざまな天候に対応できるようレイヤリングをします。1番外側には雨風を防いでくれるアウターレイヤー、その中に着て保温性を保ってくれるミドルレイヤー、そして1番下に下着であるベースレイヤーを重ねます。

ベースレイヤーは身体を守るのに重要

ベースレイヤーはレイヤリングの中で肌に1番近く、身体から発生した汗や湿気を逃がすという重要な役割を持っています。

うまく汗を逃がさないと汗冷えを起こし体温が下がってしまい、低体温症になるリスクが発生します。身体を守るうえでも、ベースレイヤーは必須アイテムなのです。下着だからといって軽視せず、使う場面と自分に合ったベースレイヤーを選びましょう。

 

春におすすめ!登山用ベースレイヤーの選び方

春 登山用ベースレイヤー季節ごとに、登山用ベースレイヤーの選び方は変わります。春は地域や標高によって山登りの環境が変わるので、考慮して選ぶようにしましょう。

登る山の気候を見極める

春は寒暖差が激しく、地方や標高によっても、気候が全く違います。春の山だと油断しがちですが、山の上の環境は過酷です。まずは、自分が登る山の気候を、事前にしっかり調べることが大切です。

暖かい低山なら軽めの装備、雪国の山や標高の高い山なら春であっても冬用のベースレイヤーにするなど、下調べを念入りに行いましょう。

自分に合う素材を選ぶ

暑がりか寒がりか汗をかきやすいかなど自分の体質や、敏感肌かどうかなどの肌質も考慮しましょう。汗冷えは登山をする上で大敵なので、吸水性と速乾性はとくに重要視して素材を選びましょう。

ベースレイヤーは通販で手に入るものが多いですが、素材感が気になる人は実物を見て触ってみるのが確実です。

登山用ベースレイヤーの素材

春 登山用ベースレイヤーベースレイヤーはさまざまな素材から作られていますが、代表的なのは化学繊維とメリノウールです。それぞれ、どのような素材にどのような特徴があるのか解説します。

化学繊維

登山用のベースレイヤーには、ポリエステルやナイロンなど化学繊維の素材が使われることが多いです。化学繊維は吸汗性と速乾性に優れ、生地が丈夫な上に軽量で、洗濯機で気軽に洗えることなどがメリットです。

また、取り扱うメーカーが多く、手ごろな値段の商品も多いので、はじめてベースレイヤーを選ぶ人も購入しやすいでしょう。

メリノウール

メリノウールは、ウールの中でも繊維が細かくしなやかな素材です。ウール特有のチクチク感は少なく、なめらかな肌触りが特徴です。

メリノウールのベースレイヤーは吸湿性と保温性を兼ね備えていて、身体からの湿度を逃がしつつ熱もしっかり保ってくれます。また、調温性能も持ち合わせているので、夏でも涼しく着ることができるでしょう。デメリットは、化学繊維より高価で、重量が重いことです。

ハイブリッド

化学繊維と天然繊維を合わせた素材が、ハイブリット素材です。まさに、上で挙げたような、ポリエステルとメリノウールの特徴を併せ持つベースレイヤーです。

化学繊維の速乾性とメリノウールの保温性を両立させるなど、2つの素材の良いとこどりができるのが、ハイブリット素材で作られたベースレイヤーのメリットです。

 

春の登山に!おすすめベースレイヤー5選

春 登山用ベースレイヤー春におすすめの登山用ベースレイヤーをピックアップしてご紹介します。それぞれ特徴があるので、登る山に応じて必要な機能を考えて、自分に合う商品を見つけてくださいね。

ノースフェイス エクスペディションドライドットクルー

こちらは、男女兼用で使える商品です。ポリエステル100%で2層構造になっていて、吸汗性と速乾性に優れているベースレイヤー。とくに、汗をかきやすい人におすすめです。

ノースフェイス エクスペディションドライドットクルー

[THE NORTH FACE] ユニセックス エクスペディションドライドットクルー
[THE NORTH FACE] ユニセックス エクスペディションドライドットクルー

 

モンベル スーパーメリノウール M.W.

メリノウール85%とポリエステル15%のハイブリッド素材でつくられ、保温性とストレッチ性を兼ね備えているのがメリット。内部は湿気を吸収し、ゆっくりと外に湿気を逃がして気化させ、急激な汗冷えを防ぐことができます。春の高山や寒い地域に使用したい、ベースレイヤーです。モンベル スーパーメリノウール M.W.

[mont-bell] #1107654 スーパーメリノウール M.W.
[mont-bell] #1107654 スーパーメリノウール M.W.

 

ユニクロ  エアリズムクルーネックT(長袖)

普段から使っている人も多い、ユニクロのエアリズム。速乾性がある素材なので、汗の量がそれほど多くない春であれば、ベースレイヤーとして使うこともできます。登山専用の商品ではないので、汗を大量に吸収することはできません。低山や激しい運動をしないときなど、あまり汗をかかない場面で使用するようにしましょう。

公式サイト:ユニクロ公式オンラインストア

ジオライン M.W. ラウンドネックシャツ Women’s

ポリエステル100%の素材で、速乾性に優れています。汗をしっかり吸収してくれるため、肌の表面をさらっとした状態に保ち、汗冷えを防いでくれます。適度な保温性もあるので、春はもちろん一年を通して使用できるベースレイヤーです。

公式サイト:モンベル公式オンラインストア

ユニクロ  エアリズムUVカットクルーネックT(長袖)

UVカット機能が付きのエアリズムで、日焼けが気になる女性におすすめです。安価なので、登山初心者でも気軽に取り入れられるのもメリット。しかし、やはり登山専用ではないので、低山などの汗をかきにくい環境で使用するようにしましょう。

公式サイト:ユニクロ公式オンラインストア

 

ベースレイヤーには、汗冷えを防ぐという重要な役割があります。春の登山だからといって油断せず、使う場面を考えて自分に合った素材を探してベースレイヤーを選ぶことが重要です。どの地域のどのような山に行くか、自分はどんな体質か、そして予算などを考慮し、ぜひ自分にぴったりのベースレイヤー選びの参考にしてくださいね。

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。