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山で遭難のニュースをきくと、なぜ?と疑問に思うこと、多いですよね。山の事故はベテランでも遭遇することがありますし、急峻な山でだけ起こるわけではなく、低山でも発生しています。どんなタイプの人が高い遭難リスクを持っているのか、見てみましょう。

山岳遭難のリスクが高いのはこんな人

山岳遭難 ハイリスク

初心者

まずは、経験の少ない初心者です。しかし全くの初心者はむしろリスクは低いかもしれません。危ないのは何回か経験を積み、少し山のことがわかってきて、慣れが出てきた頃です。

慣れにより油断が生まれ、守るべき鉄則を守らず、準備に手を抜いてしまった..こういった時に、何か別のアクシデントが重なると、想定外の事故につながる恐れがあります。

中高年者

近年の統計情報によれば、山岳遭難者のうち、40代以上の年齢層が77.5%を占めているそうです。40代、50代の方は、その年齡であるということだけで、高い遭難のリスクを持っているのです。

人間の筋力、特に下半身の筋肉は20歳を過ぎると大きく減少していきます。20歳の時の自分と変わらない心を持っているつもりでも、筋力は確実に弱っているのです。

登山に出かけるのは年に数回

たまにしか行かないから、遭難とは無縁だ。と思っていませんか?たまにしか行かないからこそ危険なのです。

何事も繰り返し高い頻度で行えば、要領を掴んで上達していきます。繰り返せば繰り返すほど、上手になって行きます。頻度が少ないということは上達の機会が少ないということです。

いつもやっていることであれば、少しの異変に早めに気づいて、最悪の事態を未然に防ぐこともできるかもしれません。いつもやっていないことではそのような気働きが作動する可能性は低いです。

単独行

やはり、単独での行動はリスクが高いです。全てを自分一人の判断で行動することになります。

同行者がいれば、ツールや装備、食料などお互い補い合うことができますが、単独行では技能も含めて自分が持っているものが全てです。

 

山岳遭難の事例

山岳遭難 ハイリスク

山岳遭難で最も多い事例が「道迷い」です。正しい登山道から外れて間違った道を進み続けると、取り返しのつかないことになります。

道に迷った登山者は本能的に下山したがるのですが、これが大変な間違いなのです。

間違ったルートを進み続けて谷や沢に入り込んで滑落や転落を起し、そこで怪我をしたり、身体が冷えてしまったりすると、体力を奪われて自力では動けなくなり、救助を頼む他なくなってしまいます。

 

山岳遭難を防ぐために準備できること

山岳遭難 ハイリスク

最悪の事態を招かないために、できる限りのことをやっておきましょう。

登山計画書の提出

絶対に実行するべきことは登山計画書の提出です。最近はオンラインで提出することのできる登山計画書サービスもあります。

万が一の時に、遭難者のいる場所を特定するために、重要な情報となります。登山計画書を提出するのはあなたのためなのです。

地図読み練習

遭難の最大の原因が「道迷い」です。迷わないために何をしたらいいか?地図の読み方を身に着けましょう。地図の読み方については本で勉強することもできますし、講習会もあります。

また、基本中の基本ですが、慣れた山に行くときでも、必ず地図は持って行きましょう。

体力・筋力アップ

登山に必要な体力をつけておくことは、いざという時に折れない強い心を持つのに役立ちます。

普段から大腿四頭筋、ふくらはぎ、大腰筋、腹筋、背筋を鍛え、有酸素運動を行ってスタミナをつけておくようにしましょう。

通信手段の確保

GPS、携帯電話、スマートホンなどを持参して通信手段を確保しておくことは重要です。さらにバッテリーが切れないように、予備バッテリーは余裕を持った容量を準備しておくことが大事です。

 

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遭難は誰にでも起こり得ますし、上級者が挑戦するような厳しいコースでだけ発生するわけではありません。一見難易度が低そうな低山でも、悪条件が重なれば遭難につながります。リスクを知り、リスクに備えることが最大の安全対策になるのです。

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
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