SUPは、気軽に始められるマリンスポーツです。しかし、初めてSUPを行う場所では、許可や届出が必要なのかが気になるところ。今回は、SUPが禁止されている場所や許可の必要性、注意すべきポイントを紹介しますので、参考にしてください。
SUPが禁止されている場所とは?
SUPをするにあたって、どんな場所が禁止エリアになるのか、ロケーション別にチェックしていきましょう。
海岸の禁止エリア
海岸は、基本的に禁止の場所はありません。海岸は、誰もが自由にマリンスポーツを楽しめる場所です。しかし、サーファーや遊泳者が多くいる海岸は、ローカルルールがあると思ってよいでしょう。
とくにSUPサーフィンの場合は、パドルを使用するので、サーフィンよりもテイクオフしやすいという特徴があり、サーファーと並んで波乗りをすると、衝突しかねません。
そのほか、遊泳時間内のSUPやサーフィンを禁止している海岸、サーフィンとボディボードは使えるけれど、SUPを禁止している海岸など、さまざまな条件が設けられていることもあります。事前にビーチのローカルルールについて、よくチェックしておきましょう。
また、ビーチが目の前にあるリゾートホテルでは、SUP体験ツアーはよくても、個人のSUPを持ち込み禁止としていることがあります。あらかじめ条件を確認しておくことをおすすめします。
漁港の禁止エリア
漁港は、多くの漁船が行き交うことから、場所によって禁止区域が違います。事前に漁港に確認をとりましょう。たとえ禁止区域になっていなくても、長く停滞することは避けてください。
また、SUPの重心はとても低いため、大きな船からは見えにくいことを認識しておきましょう。船のあまり近くまで行ってしまうと、視界に入らなくなり、衝突事故が起きる危険性が高くなります。船から約150mの圏内には、絶対に近づかないようにしましょう。
湖の禁止エリア
湖では、自然保護のためにSUPフィッシングを禁止しているエリアがあります。キャンプ場や最寄りの施設などの情報をチェックしましょう。
人工的につくられたダム湖では、SUPそのものの侵入禁止エリアが設けられていることがあります。事前に地図などで禁止エリアを確認しておきましょう。
SUPをするときに許可や届出は必要?
SUPは、基本的には特別な許可や届出は必要ありません。ただし、その場所の管理者や所有者の許可が必要なケースもあるので、入水する前に確認が必要です。
許可や届出が必要ないからといって、ルールがないわけではありません。気持ちよくSUPを行うために、ルールやマナーはきちんと守りましょう。とくに、ロケーションごとのローカルルールを理解しておきましょう。
SUPのルールやマナーについては、こちらの記事をご覧ください。
SUPを行うときに注意したいポイント
SUPはロケーションによって、気を付けなければならないポイントが違います。何に注意をしたらよいのか、知っておきたいポイントをまとめました。
海は「人」に注意
海ではとくに人に注意しましょう。季節によっては、海水浴・サーフィン・ジェットスキー・バナナボートなど、多種多様な遊びを楽しむ人でいっぱいです。
各々に注意を払う必要がありますが、なかでもとくに遊泳者には注意をしましょう。潜って波に隠れ、存在が見えなくなり、ボードと接触する危険があります。
海水浴客やサーファーの多い海岸を避け、ハイシーズンは、なるべく人が少ないエリアや時間帯を選びましょう。海でSUPを行う際は、十分に周囲を見渡すように心がけたいものです。
川は「地形」に注意
川では、地形をよく確認するようにしましょう。一見、同じような流れに見えても、浅瀬や岩場での水の動きは異なります。海に比べて、川の流れはとても複雑です。
また、浅瀬だからといって油断をしてはいけません。同じ場所でも季節や前日の天候によって、流れが変わる場合があるからです。
ゴツゴツした岩が多い場所では、突起物でインフレータブルSUPが破損する可能性があります。SUPそのものにも注意を払っておくのがポイントです。
湖は「ボートや遊覧船」に注意
湖では、他の船に注意しましょう。SUPは、ボートや遊覧船からは見えにくく、危険です。モーター付きのボートの場合は、SUPを発見してもすぐには止まれません。ボートや船が通る場所には、近づかないようにしてください。
SUPを検討している湖にボートや遊覧船などが航行しているかどうか、事前に調べておくのがベストです。
関東エリアでおすすめのSUPツアーについては、こちらの記事をご覧ください。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。