登山では登りの人が優先とか、登山道から外れないなど、いろいろなマナーがあります。ゴミに関しても、基本的なことを知っておくべき。ここでは、ゴミのマナーから出さない&減らす工夫、そしてゴミ袋の選び方やおすすめをご紹介します。
登山のゴミのマナーとは?
登山中のゴミについての、マナーをご紹介します。
基本はすべて持ち帰る
登山ではアメやガム、ゼリーやおにぎり、サンドウィッチなどの行動食や飲み物のゴミがでます。そのような登山中のゴミは、袋に入れて家まで持ち帰るのがマナーです。
山小屋のゴミ箱に捨てるのもNG
登山中は山小屋に立ち寄ることもありますが、そこにあるゴミ箱へ捨てるのもマナー違反です。山小屋は高所にあることが多く、生ごみや可燃ごみなどは、ヘリコプターなど高い費用をかけて下ろすことも。
そのため、ゴミ箱が設置してあっても、ゴミは持ち帰って処理しましょう。
ゴミを出さない&減らす工夫をしよう
ゴミは出さないようにしたり、減らす工夫ができます。ここでは、どんな工夫があるのかを説明しましょう。
ジップロックなどを活用して包装を少なくする
行動食やなど、包装が何重にもなっているものもありますが、まずは外箱や外袋を捨てるところから始めましょう。小さいお菓子などは、ジッパー付き袋などに入れておけば、バラバラになることも少なく、取り出しやすいです。
調理が必要ものは下準備をしておく
何泊かするような登山だと、調理が必要なこともありますよね。そんなときは、ゴミを出さないように、野菜などは皮をむいてカットしておいたり、肉などは先にしょうゆやニンニクなどで下味をつけておくと、調味料を持つ必要もありませんし、ゴミも少なくなります。
ゴミ袋の選び方のポイントは3つ
ゴミ袋を選ぶときのポイントをご紹介します。
破れにくい厚手のものやジッパー付き袋も便利
登山中に、ゴミ袋を持ち歩くと、枝に引っ掛けてしまったり、包装箱の角で破けてしまったりすることも。
ゴミ袋は破れにくい厚手の透明や半透明タイプなら、袋を開けるときにも音がしないので山小屋でも迷惑になりません。ジッパー付きの袋を、ゴミ袋としてつかうのも便利です。
生ごみには防水性や消臭性のあるもの
調理が必要な登山のときは、生ごみもでますし、ふつうの袋では、液体やニオイが漏れたりすることも。それを防ぐために、防水性や消臭性のあるゴミ袋も用意しましょう。
繰り返し使えるゴミ袋もある
繰り返しつかえるゴミ袋も人気。ガーベッジバッグやトラッシュポーチとも呼ばれていて、ゴミを入れる専用の袋です。使用後は洗って何度も繰り返し使えて便利。防水加工や、バックパックのサイドに固定できるタイプもあります。
ゴミ袋のおすすめ10選
ゴミ袋のおすすめを、使い捨てタイプとくり返し使えるタイプに分けてご紹介します。
使い捨てタイプのゴミ袋のおすすめ
ハウスホールドジャパン 取っ手付きポリ袋 厚手透明
取っ手がついた、透明で厚手の袋。丈夫なビニールでできていてゴミだけでなく、登山の着替えや濡れてしまった雨具を入れたりしてもよいです。
Kuras ダブルジッパーバッグ Lサイズ マチ付き
ダブルジッパーがついている、マチ付きのバッグ。ダブルジッパーだから、行動食などの包装紙から漏れが気になる生ごみまで、たっぷり入ります。
エターナル レスキュー 魔法の防臭袋S
医療向けに開発され5つの悪臭を防ぐ袋。0.025mmの厚さで、強くて破れにくいです。生ごみ臭を防ぐだけでなく、中身が見えにくいところもポイント。
ZYQ 防臭袋 生ごみが臭わない袋SSサイズ
介護用品から生ごみまでにつかえる専用の袋。袋に入れて、数回ねじって結ぶだけで、ニオイが漏れずにそのまま捨てられます。
モードデラカーサ 携帯ゴミ袋ケースつきビニール
使いたいときにさっと取り出せるケースに入っているゴミ袋。バッグやベルトに取り付けられるフックがついているので、登山中のゴミだけでなく、濡れたものを入れたりなど、使いやすさバツグン。
繰り返し使えるゴミ袋のおすすめ
mont-bell(モンベル) O.D.ガベッジバッグ4L
ゴミ袋としてだけでなく、まずは食べ物を入れておいて、食べて終わったら、ゴミを入れることができます。バッグパックの外側に取り付けることができ、雨天のときはサブバッグとしても使えます。
Tent-Mark 完全密封ゴミシェルター
完全密封型のシェルターなので、しみ出る食品の汁やニオイなどもしっかり封じ込めて、ザックを汚しません。厚めの素材で、入れやすい形もおすすめポイント。
ジャックウルフスキン 携帯用ゴミ袋
ドイツ発のアウトドアブランドの、軽量で耐水圧1,500mmの耐水コーディングされている袋。バックルで止めることでバッグに固定することができ、中身を安全に密閉するロールトップ仕様。
Bush Craft ドライバッグ 2L
トラッシュバッグではありませんが、防水タイプなのでゴミ入れとしても使える袋。2Lと小さいのでいろいろな使い方ができます。
LINHA トラッシュポーチ
ゴミやラインくずなどをいれる、小型のトラッシュポーチ。背面のスナップテープをベルトに通したり、ほかのバッグに取り付けることもできます。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。