雪中キャンプでスコップを使うシーンとは
雪中キャンプでどんな時にスコップを使うのでしょうか。具体的にどういうシーンでスコップが必要になるのかを理解することで、どのようなものを選ぶべきなのかがわかるようになるはずです。
スコップを使うシーン①:雪かき
雪中キャンプでは必ずといってもいいほど雪かきの作業があります。たとえば、テントを設営する場所やテントサイトに向かう通路の雪かきをはじめ、テントの上やまわりに降り積もった雪の除雪作業などがあるので、スコップは必需品です。
スコップを使うシーン②:テント設営時の圧雪やペグの掘り出し
テント設営は、雪を踏み固めておこなう地盤作りからスタートします。地盤のでこぼこをならす、ペタペタとたたいて圧雪するといった作業にスコップは必須です。
また、スノーペグを埋設したり、翌朝カチンコチンに凍り付いたスノーペグを掘り出したりする作業でもスコップは欠かせません。
スコップを使うシーン③:雪道での緊急時の対応
雪道になれているかたでも、思わぬハプニングに出くわすことがよくあります。たとえば、タイヤがスリップして抜け出せない、雪が降り積もっていて側溝に脱輪してしまったなど、こういうときにスコップがないとなにもできません。
また、雪に埋もれてしまった人の救助活動などでもスコップは必要です。
雪中キャンプ用のスコップを選ぶポイント
キャンプ場によってはスコップの貸し出しをおこなっていることがあります。しかし、雪中キャンプに欠かせない重要なアイテムとして、使いやすいものをしっかり選んでキャンプギアのひとつとして持っておくべきでしょう。
雪中キャンプ用のスコップを選ぶときのポイントについてまとめました。
スコップを選ぶポイント①コンパクトで持ち運びに便利
スコップの持ち運びは意外にかさばるもの。折りたためるタイプやコンパクトなサイズのものを選ぶことも大きなポイントです。
スコップを選ぶポイント②丈夫で壊れにくい
大自然のなかで雪中キャンプをするので、丈夫で壊れにくいという点もスコップ選びの大きなポイントになります。素材は何でできているのか(炭素鋼などがおすすめ)、どれくらいの衝撃に耐えるのか、確認して購入するようにしましょう。
スコップを選ぶポイント③機能性
雪中キャンプでいちばん苦労するのは、翌朝の冷え込みでスノーペグが凍り付いて抜けなくなることです。テントに降り積もった雪が溶けて周囲に落ちカチカチに凍り付くことがよくあります。
凍結した硬い雪にも対応できるスコップ(つるはしの機能も備えたもの)を選ぶようにしてください。
おすすめの雪中キャンプ用スコップ
上記の選ぶポイントをふまえながら、雪中キャンプにおすすめを紹介します。
ENN LLC 多機能シャベル 折り畳みスコップ
シャベル、つるはし、のこぎり、さらに栓抜きまで、一つで多くの役割を果たします。
コンパクトに折りたためるので、持ち運びも簡単です。簡単に形を変えられるので、突然の雪かきやキャンプ時の準備にもすぐに対応可能です。
YOUNGDO 多機能シャベル スコップ 雪かきスコップ(重量860 g)
柄の長さを3段階で伸縮することができるので、さまざまな雪中キャンプのシーンで活躍してくれそうです。柄の中にナイフ・ノコギリが収まっています。雪中キャンプはもとより、災害時用のアイテムとして備えておくといいかもしれません。
キャプテンスタッグ スコップ スチール FD バッグ付M-3249(重量1 kg)
折りたたむとわずか30㎝ほどになるとてもコンパクトなスコップです。ピアノ線の材料にもなる高炭素鋼「ハイカーボン・スチール」を使用しているのでとても丈夫です。
米軍タイプ 三つ折 スコップ ケース付き(重量1.54 kg)
米軍で使用しているのと同じタイプのスコップ。アーミーカラーも渋くてかっこいいですね。ジムニーのような四駆車との相性もよさそうです。三つ折りにするとわずか26センチの長さになるので持ち運びにも便利。
雪中キャンプをするときの注意点
雪中キャンプをするときの注意点を簡単にまとめました。
雪中キャンプをするときの注意点:寒さ対策
雪中キャンプは、寒さとのたたかいです。気候の良い時期のキャンプでは命の危険につながるようなことはまずありませんが、雪中キャンプではひとつまちがえると凍死してしまいます。
雪中キャンプには万全の寒さ対策(厳冬期仕様のシュラフや暖房アイテムなど)をおこなって臨むことが重要です。
雪中キャンプをするときの注意点:不測の事態に備える
雪中キャンプに向かう道中は当然のことながら雪道です。スタッドレスタイヤやチェーンを装備することはもちろんのこと、できれば四輪駆動車で臨むべきです。
また、凍結した路面でのスリップ事故にもじゅうぶん注意する必要があります。
雪道で車が立ち往生してしまう事態も想定して、暖をとって一夜を明かせるくらいの装備(非常食や暖をとるための燃料など)を準備しておきましょう。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
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