※このページにはアフィリエイトリンクが含まれています。
キャンプやBBQなどの野外活動では虫除け対策が必須です。虫に刺されると痒み(かゆみ)・腫れ(はれ)・痛みが出るため、子どもは特にしっかりと予防したいものです。今回は、アウトドアシーンでのテント内の虫除け対策を詳しく紹介します。

キャンプのテント内の虫除け対策

キャンプ 虫除け対策

大自然のなかでのびのびと過ごせる点がキャンプの醍醐味です。都会の喧騒から離れた静かな自然のなかで過ごすことで心身ともに癒されるでしょう。ただしキャンプをする際は、蚊やムカデなどの害虫の存在は無視できません。虫に刺されてしまったら、心の底からキャンプを楽しめなくなる場合があるでしょう。

そこで登場するのが虫除けグッズです。危険性がなるべく少ない虫除けグッズを用いてテント内の虫除けをしたいもの。小さな子どもがいる家庭では、火・熱・薬剤などを使用していないものを選ぶとよいでしょう。虫除け対策に効果的なキャンプグッズを紹介するのでぜひ参考にしてください。

スクリーンテント

スクリーンテントとは、蚊帳(かや)のような形状の大きなテントです。網目状のメッシュスクリーンが四方の側面についており、テントの布地が床面にない点が大きな特徴です。虫除けをしつつ風通しを確保できるため、夏のキャンプではとくに重宝するでしょう。

我が家では、キャンプ場だけでなく家の中でも設営し、皆で仲良く布団を敷いて眠ることがあります。キャンプ気分を味わえた子どもたちは大喜び。さらに虫除け対策もできるので屋内での使用もおすすめです。

所有するテントと同じブランドのスクリーンテントを買う人が多いようです。スクリーンテントだけでも、バーベキューなどのイベントで十分に活用できます。

簡単な手順ですぐに設営できるワンタッチ式やポップアップ式のスクリーンテントであれば、それほど苦労せず短時間で組み立てられます。また、コンパクトで軽いものであれば、車の荷室にも積み込みやすいでしょう。

FIELDOOR(フィールドア)「ワンタッチスクリーンテント (キャノピーポール2本付き)」

FIELDOOR(フィールドア)「ワンタッチスクリーンテント (キャノピーポール2本付き)」
FIELDOOR(フィールドア)「ワンタッチスクリーンテント (キャノピーポール2本付き)」

電子蚊取り器

虫除け効果が高いと言われている蚊取り線香ですが、衣類・家具・テントなどに煙のニオイが移りやすいのが難点と言えます。とくに、洗濯ができないものにニオイが付くと残念な気持ちになるでしょう。

虫除け効果が高い薬剤を無煙で使用できる電子蚊取り器であれば、ニオイ移りを気にする必要がありません。天然植物由来の香りを使ったものや、赤ちゃんやペットがいても問題なく使えるものなど、幅広いバリエーションの電子蚊取り器が販売されています。

電池式の電子蚊取り器を我が家では重宝しています。アウトドアでも手軽に使用できて非常に便利です。なお、電子蚊取り器を使用する際は、取扱説明書に記載されている注意事項をしっかり読んでください。また定期的な換気も行いましょう。

KINCHO(キンチョウ)「蚊がいなくなるカトリス 蚊よけ 電池式」

KINCHO「蚊がいなくなるカトリス 蚊よけ 電池式」
KINCHO「蚊がいなくなるカトリス 蚊よけ 電池式」

蚊取り線香

有害物質やニオイが気になって蚊取り線香をなかなか使えないという人もいるのではないでしょうか。蚊を殺すのではなく寄せ付けない効果がある蚊取り線香があります。

合成着色料や染色剤を使用せず、除虫草(じょちゅうそう)と呼ばれる植物で作った虫よけ芳香剤は、赤ちゃん・小さな子ども・ペットがいても安心して使えるでしょう。

ハーブのような香りがあるため、不快にならずに使用できます。テントの入口付近に置いて使用すれば、虫の侵入をしっかりと防止できるでしょう。なお火を使うため、小さな子どもの手が届かない安定した場所に置いてください。

スタイルジャパン「菊花線香 天然防虫 標準型 10巻×3包入」

スタイルジャパン「菊花線香 天然防虫 標準型 10巻×3包入」
スタイルジャパン「菊花線香 天然防虫 標準型 10巻×3包入」

ランタン

テント内の虫除け対策にランタンが効果的です。虫除けランタンにはいくつかの異なるタイプがあります。紫外線に引き寄せられた虫を感電させて撃退する「モスキートランタン」が一般的です。

また、虫が嫌うハーブ成分入りのオイルを使用するランタンや、虫が嫌う特定の波長の光を発するランタンもあります。テントから少し離れた場所に設置することで、虫が寄ってくるのをしっかりと防止できるでしょう。

光量がおさえられた虫除けランタンをテーブルで使用すれば、明かりを確保しながら虫の侵入を防げます。しかし蚊は紫外線に引き寄せられないため、蚊取り線香や防虫スプレーも忘れずに使用してください。

DRESS(ドレス)「DRESS モスキートランタン」

DRESS(ドレス)「DRESS モスキートランタン」
DRESS(ドレス)「DRESS モスキートランタン」

ハッカ油

自然に優しいハッカ油は、キャンプでの虫除け対策に非常に有効です。自然由来のオーガニック商品であるハッカ油は、自然にダメージを与えないのが大きなメリット。また、人工的な虫除けアイテムに対して抵抗がある人にもおすすめです。

スプレーとして使用するのが一般的です。テントの出入り口やメッシュ部分などにスプレーしたり、体に直接塗ったりして活用できるでしょう。ハッカ油が放つ独特のニオイが、テント内への虫の侵入を効果的に防ぎます。

なお、ハッカ油を原液で使用すると香りが強くなりすぎる場合があるため、無水エタノールや水で薄めての使用がおすすめです。希釈の割合は以下を参考にしてください。

希釈割合の例

①ハッカ油5mlに対して水50mlを加える。

②ハッカ油5mlに対して無水エタノール5ml・水50mlを加える。※無水エタノールを加えることでハッカ油が溶けやすくなります。

なおハッカ油はポリスチレンを溶かす性質があるため、スプレーする対象の素材を必ず確認しましょう。テントに噴霧する場合はとくに注意してください。

北見ハッカ通商「ハッカ油 スプレー」

北見ハッカ通商「ハッカ油 スプレー」
北見ハッカ通商「ハッカ油 スプレー」

メッシュの付いたテントやタープ

メッシュ付きのテントやタープを使用することで、テント内への虫の侵入を効果的に防げるでしょう。さらに虫の侵入を阻止するだけではなく、焚き火の灰も防げます。

メッシュ付きのテントやタープを選ぶ際は、以下の3つのポイントをチェックしましょう。

メッシュ付きのテントやタープを選ぶ際の3つのポイント

①使用する人数に適した十分なサイズか

②収納時にコンパクトになるか

③UVカット加工が施されているか

夏のキャンプでは、使用していないキャンプギアをテント内に収納することで灰や虫の付着を防げます。また、メッシュ付きでコンパクトなギアは携帯性に優れているでしょう。さらに、UVカット加工がされていれば炎天下でも快適に過ごせます。

 

キャンプ・屋外での虫除け対策

キャンプ 虫除け対策

キャンプなどの屋外でのアクティビティは、子どもにとって刺激的で楽しい経験です。一方で虫刺されのリスクがともないます。

蚊取り線香や虫除けランタンの効果範囲内でじっとすることは、小さな子どもたちにはとても難しいでしょう。また、虫を手で払うのにも限界があります。子どもや赤ちゃんを虫から守るための虫除け対策は、キャンプをするうえでの大きな課題と言えます。

非常に敏感な子どもの肌は虫刺されの影響を受けやすいため、アウトドアでの虫除け対策はとくに重要です。しかし、虫除け効果が高い虫除けスプレーや薬剤などを使用する際は、子どもの肌への影響が心配になることがあるでしょう。

ここでは、子どもや赤ちゃんが屋外で快適に楽しむための具体的な虫除け対策を紹介します。子どもの肌を虫からしっかりと守りつつ遊べる方法や、キャンプなどの屋外活動に適したアイテムを詳しく紹介していきます。ぜひ参考にしていただき、子どもたちとのアウトドアを楽しんでください。

肌の露出を控える

虫除けグッズだけに頼るのではなく、肌の露出をおさえることが基本的な対策です。長ズボン・長袖シャツ・薄手のジャケットなどが適しています。とくに虫が多い森林地帯や草地では、子どもの肌をできるだけ覆うことで虫刺されを防げます。

肌の露出をおさえるためのアウトドアウェアを選ぶ際は、快適に着続けられる素材かをチェックしてください。吸汗速乾性と通気性が優れている素材は、子どもが快適に着用し続けられるでしょう。またUVカット機能をもつウェアを選べば、紫外線から子どもの肌をしっかりと守れます。

さらに、市販されている子ども向けアウトドアウェアのなかには、虫除け加工が施された商品もあります。シャツ・ジャケット・パンツ・帽子・ソックスなどを一通り揃えれば、しつこい虫から子どもたちを保護できるでしょう。

なお、肌の露出をおさえるのに加えて虫除けグッズも活用してください。虫除けスプレーや虫除けリストバンドなどを適切に使用することで、子どもの肌への虫の接触をさらに減らせるでしょう。

ただし、子どもの肌でも使える商品を選ぶのが非常に大切です。また肌に直接スプレーする場合は、注意書きを使用前に必ず確認しましょう。小さな子どもや赤ちゃんにも使用可能かをチェックしてください。

肌の露出を控えることが子どもの虫除け対策の基本です。また、それに加えて適切な虫除けグッズを使用するのもポイント。アウトドアウェアと虫除けグッズをうまく組み合わせることで、安全で快適なアウトドア活動を子どもたちが楽しめるでしょう。

肌の露出を最小限におさえ、適切な虫除けグッズを使うことで子どもたちを虫刺されから守りましょう。

insect shield【インセクトシールド】「子供用プレミアム虫よけメッシュパーカー」

insect shield【インセクトシールド】「子供用プレミアム虫よけメッシュパーカー」
insect shield【インセクトシールド】「子供用プレミアム虫よけメッシュパーカー」

SOWAN(ソワン)「3足組 レッグウォーマー ベビー」

SOWAN(ソワン)「3足組 レッグウォーマー ベビー」
SOWAN(ソワン)「3足組 レッグウォーマー ベビー」

刺激の少ないものを選ぶ

虫よけスプレーは空気中に拡散しやすいため、子どもの小さな体に噴霧するのが難しい場合があります。手首や足首に簡単につけられるゴム状の虫よけリングや、服に貼り付けられるシールタイプの虫除けパッチがおすすめ。直接肌に触れないため刺激が少なく、子どもでも使用しやすいでしょう。

安全性に配慮し、自然素材を使用している虫除けスプレーを選ぶと良いでしょう。化学物質に敏感な子どもでも快適に使用できます。自然由来の成分を使っている商品は、肌を優しく保護しつつ虫除け効果を発揮するでしょう。

市販されている商品のなかには、腕時計式の虫除け商品もあります。子どもが喜んで身につけやすいのが大きなメリットです。また、高い虫除け効果も有しています。子どもたちが遊んでいる最中に邪魔になりにくいため気軽に使用できます。

虫除けリング・虫除けパッチ・自然素材の虫除けスプレー・腕時計式の虫除け商品を上手に組みあわせることで、子どもたちを虫からしっかりと守れるでしょう。

高い虫除け効果があり、子どもの肌に優しい虫除けグッズを活用し、子どもたちとの楽しいひと時を過ごしてください。

金鳥「虫よけ カオリング ブルーN 30個入」

金鳥「虫よけ カオリング ブルーN 30個入」
金鳥「虫よけ カオリング ブルーN 30個入」

アース製薬「虫よけパッチα シールタイプ [72枚入][プーさんデザイン]」

アース製薬「虫よけパッチα シールタイプ [72枚入][プーさんデザイン]」
アース製薬「虫よけパッチα シールタイプ [72枚入][プーさんデザイン]」

フマキラー「どこでもベープ No.1未来 虫除け セット ワンワンとうーたん」

フマキラー「どこでもベープ No.1未来 虫除け セット ワンワンとうーたん」
フマキラー「どこでもベープ No.1未来 虫除け セット ワンワンとうーたん」

キャンプ・屋外での虫除け対策グッズおすすめ6選

 

自然と触れ合ってリフレッシュできる点がアウトドアの貴重な醍醐味です。しかし虫刺されによって、アウトドアを楽しみにくくなる場合があるでしょう。

虫刺されによるかゆみ・腫れ・不快感などの問題は、アウトドアを行ううえでとくに注意したいポイントです。とくに虫が多い環境では、子どもたちが自由に楽しみにくくなってしまうでしょう。

しかし、虫除け対策をしっかりと行うことで、虫を気にせずにアウトドアアクティビティを満喫できます。この記事では、アウトドアアクティビティを楽しむ際に有効な虫除け対策やお役立ちグッズを紹介します。キャンプ・ハイキング・ピクニックなどのさまざまな屋外活動で実践できるでしょう。

また、アウトドアアクティビティをする場所や状況に適した虫除け対策を行うことで、虫におびえずにリラックスした時間を過ごせます。この記事を参考にして効果的な虫除け対策を知り、屋外での時間を家族や友達同士で思い切り楽しんでください。

虫除けスプレー

虫除けスプレーはアウトドア活動に欠かせないアイテムです。さまざまなメーカーから数多くの商品が販売されています。「ディート」や「イカリジン」などの虫除け成分を使用した商品は、虫除け効果が非常に高いのが特徴です。

キャンプやハイキングなどのアウトドアシーンでの使用に非常に適しています。一般的に、虫除け成分の含有濃度が高いものほど虫除け効果が高いと言われています。

「ディート」を配合した虫除けスプレーを使用する際は、いくつかの点に注意する必要があります。含有濃度が高いものほど効果が長続きしますが、使用回数や子どもへの使用に制限がある場合が多いでしょう。

市販の商品のなかには、12歳未満の子どもには使用できない商品があります。「ディート」を配合した虫除けスプレーを選ぶ際は、含有濃度と制限の内容をしっかりとチェックしてください。

「イカリジン」を配合した商品は、子どもでも安心して使用できるでしょう。「イカリジン」を含む虫除けスプレーには使用回数の制限などがありません。

また虫除けスプレー特有の匂いが少ないため、匂いが苦手な人でも使いやすいと言えます。子どもの安全性に考慮するならば、「イカリジン」配合の虫除けスプレーを選ぶとよいでしょう。

さらに虫除けスプレーを選ぶ際は、効果の持続時間・肌への優しさ・忌避(きひ)対象の虫の種類(蚊・ブユ・アブなど)にも注目してください。

効果が長続きする虫除けスプレーは、長時間のアウトドア活動を行う機会が多い人にぴったりです。また、肌に優しい成分が含まれているものは敏感肌の人におすすめできます。

宿泊予定のキャンプ場に生息している虫をあらかじめ調べ、その虫に効果がある虫除けスプレーを選ぶのがポイントです。自身に適した虫除けスプレーを選べば、虫に悩まされずに快適なキャンプができるでしょう。

フマキラー「天使のスキンベープ 虫除けスプレー イカリジン ミストタイプ 200ml」

フマキラー「天使のスキンベープ 虫除けスプレー イカリジン ミストタイプ 200ml」
フマキラー「天使のスキンベープ 虫除けスプレー イカリジン ミストタイプ 200ml」

アース製薬「サラテクト 無香料 200mL」

アース製薬「サラテクト 無香料 200mL」
アース製薬「サラテクト 無香料 200mL」

虫除けランタン

アウトドアアクティビティにおいて必須とも言えるランタンやキャンドルのなかには、虫除け効果をもつものもあります。虫除け効果があるランタンやキャンドルを活用することで、虫を寄せ付けずに快適に過ごせます。とくに、ゆっくりとした時間を過ごしたい夜間に大活躍するでしょう。

虫除けキャンドルを選ぶ際は、シトラス系の香りに着目してください。シトラス系の香りは多くの虫が苦手とするため、高い虫除け効果が期待できます。実際に使用する際は、テーブルや足元に置くのがおすすめです。

シトラスの優しい香りに包まれながら、ゆったりとした至福のひと時を過ごせるでしょう。またキャンドルの優しい灯りがアウトドアの雰囲気を演出し、普段は味わえない非日常を感じられます。

ランタンはさまざまな種類があります。代表的なものとして、薬剤を使用せずに虫除け効果を発揮するものや、UV光源を用いて殺虫するものなどがあげられます。

とくに、虫を引き寄せる効果があるUV光源を使用しているランタンは効率的に殺虫できます。虫が多い地域や時期のキャンプでは欠かせないアイテムと言えるでしょう。

虫除けランタンやキャンドルはさまざまなメーカーから販売されており、デザインや機能面に優れているものが数多くあります。市販されている商品のなかには、室内のインテリアとしても活用できるほど美しいものもあるでしょう。

重視する機能性や好みのデザインを考慮して選ぶことで、虫の心配をせずにアウトドア活動を一層楽しめるでしょう。

キャプテンスタッグ「ランタン」

キャプテンスタッグ「ランタン」
キャプテンスタッグ「ランタン」

SOTO(ソト)「虫の寄りにくいランタン ST-233」

SOTO(ソト)「虫の寄りにくいランタン ST-233」
SOTO(ソト)「虫の寄りにくいランタン ST-233」

アウトドアファッション

ファッション面からも虫除け対策が可能です。虫除け加工を施した繊維製のアウトドアウェアが注目されており、いくつかのブランドから販売されています。

虫除け効果がある素材を使用したパーカーやTシャツは、虫を寄せ付けずに心地よく着用できるのがメリットです。とくにメッシュ素材のアウトドアウェアは、夏の暑い時期でも涼しく着用できるでしょう。

またアウトドアウェアの多くは、虫除け効果だけではなく、UVカット効果・速乾性・透湿性などといった機能性を備えている傾向があります。紫外線から肌を守るUVカット機能は、長時間のアウトドアでの日焼け対策に役立ちます。

また速乾性や透湿性のある素材は、汗を素早く乾かして快適な着心地を保ち続けます。これらの機能は夏場のアウトドアアクティビティにぴったり。日焼けをしすぎずに遊び続けられるでしょう。

さらにアウトドアブランドだけではなく、一般のファッションブランドからもアウトドアウェアが販売されています。アウトドアブランドのウェアと比べて安価でありながら、ある程度の機能性があるのが大きな特徴です。

またデザインや色のバリエーションが豊富なので、アウトドアだけではなく日常使いでも活用しやすいでしょう。アウトドアウェアにかける予算をできるだけおさえたい人におすすめです。

Tシャツやパーカーなどにくわえ、防虫加工がされたネックウォーマーやハンドウォーマーがあれば、より強力な虫除け対策ができるでしょう。とくに森林地帯でのキャンプなどで高い効果が得られます。

防虫加工がされた小物類をうまく活用することで、虫を気にせずに快適に過ごせるでしょう。

アウトドアウェアを用いて虫除け対策をする場合は、防虫加工が施されているウェア類を選ぶのが大切なポイントです。また防虫加工の有無だけではなく、機能性・デザイン・快適性も考慮して選ぶことが非常に重要です。

アウトドアウェアや小物類を上手に活用することで、虫が気にならない快適なキャンプができるでしょう。

フォックスファイヤー「SCウィンドパスフーディ (Men’s)」

フォックスファイヤー「SCウィンドパスフーディ (Men's)」
フォックスファイヤー「SCウィンドパスフーディ (Men’s)」

フォックスファイヤー「SCイージーアームカバー」

フォックスファイヤー「SCイージーアームカバー」
フォックスファイヤー「SCイージーアームカバー」

キャンプで気をつけたい虫の種類

キャンプ中に特に注意が必要な虫とその対策について詳しく解説します。

蚊は4~11月頃に活動します。とくに、気温と湿度が高まる5月に活発に動き回る傾向があります。蚊が活発に活動する夕方から夜にかけての時間帯にとくに注意してください。

蚊に刺されたときの症状は、かゆみと腫れです。軽い症状で収まることも多いですが、蚊に対するアレルギー反応が強ければ、発熱やじんましんなど重症化するケースもあります。

これは蚊が血を吸うときの唾液によるアレルギー反応が原因です。蚊に刺された経験がない乳幼児は、よくある虫刺されだからといって安心せず注意深く観察しましょう。

人の呼気や体温を感知して接近してくるため、肌の露出を減らすのがポイントです。長袖や長ズボンを着用し、肌の露出を最小限におさえましょう。また、水辺で遊ぶ際は虫よけスプレーの噴霧がおすすめです。テントサイト内に虫除け線香を置くのも、蚊を遠ざけるのに効果的でしょう。

ブユ(ブヨ・ブト)

ブユはハエやカの仲間に属する、体長2~5mmの小さな虫です。地域によってはブヨやブトと呼ばれています。口針を刺して吸血する蚊とは異なり、皮膚を噛み切って吸血する点が大きな特徴です。

ブヨに噛まれたときの症状は、強いかゆみ・腫れ・出血点・発熱です。噛まれた瞬間にチクッとした痛みを感じることも。噛まれた直後から徐々にかゆみや腫れなどの症状が強まります。

体質にもよりますが、噛まれた場所から広範囲にわたり赤く腫れるなど重い症状が数週間続くケースも少なくありません。

これは、ブヨが皮膚を噛みちぎり患部から血を吸うときに、毒性の唾液が注入されることが原因です。人によっては、この唾液がアレルギー症状として現れるため症状の悪化や長期化につながります。

噛み切られた部分には強い痛みやかゆみが生じます。また時には軽く出血する場合があるでしょう。ほかの虫に刺された場合よりもかゆみが強く、噛み切られた部分は大きく腫れるため、しっかりとした虫除け対策が必須です。

3~10月にかけて活発に活動します。なかでも夏の朝夕の涼しい時間帯によく現れます。涼しい日には一日中活動することがあるようです。湿った場所・水辺・木陰などを好むため、日当たりの良い乾燥したテントサイトを選ぶのが非常に大切です。

キャンプ中に出会う可能性のある蜂として、ミツバチ・スズメバチ・クマバチ・アシナガバチなどがあげられます。とくに、攻撃性が高いスズメバチ類には注意が必要です。これらの蜂は3~11月頃に活発に動き回ります。攻撃性が高まる6~10月はとくに注意する必要があります。

蜂を見かけた場合は、刺激を与えないよう静かにその場を離れてください。また蜂は食べ物のニオイに引き寄せられることもあります。キャンプ中は食べ物をしっかりと密閉して保管し、蜂を引き寄せないようにしましょう。蜂に刺されると激しい痛みや腫れをともないます。

スズメバチに2回以上刺されることによるアナフィラキシーショックは、命を落とす可能性があるため細心の注意を払う必要があります。2回以上刺された場合はすぐに病院を受診してください。キャンプ場で蜂に刺された場合は、ポイズンリムーバーを使用して毒を吸い出すか、傷口を絞りながら清潔な水で洗い流すかをしてください。

刺されてから30分以内の応急処置が望ましいでしょう。応急処置を迅速に行うことで症状の悪化を防げ、その後のすみやかな回復につなげられます。

ハエ

蚊やブユのように刺したり噛んだりしないため、一見すると人体には無害に見えるかもしれません。しかしハエは動物のフンや汚れた場所に頻繁に止まる習性があるため、さまざまな病原菌を運ぶ可能性があります。

これらの病原菌が付着したハエが食べ物や食器に触れると、人間に健康リスクをもたらすことがあります。春から秋の初旬にかけてとくに活発に活動します。食材が傷みやすい夏場はとくに、ハエが食べ物に寄ってくる可能性が高まるでしょう。食材は放置せずにすぐに片付けることが大切です。

冷蔵庫や密閉容器で食材を保管することで、ハエが食べ物に接触する機会を減らせます。また、食べ残しを放置せずに定期的に処理することでハエが寄ってくるのを防げます。

ハエトラップや電気ショック式の虫除け器具の使用も非常に効果的です。さらに、シトロネラオイルやハッカ油などの天然成分を含む虫除けスプレーを使用することで、ハエが近くに寄ってくるのを防止できるでしょう。

マダニ

自然豊かな環境だけでなく、民家の裏庭や公園などの意外に身近な場所にもマダニは潜んでいます。3~11月に活発に活動します。吸血された場合、人によっては皮膚の炎症やかゆみを感じることがあるでしょう。またマダニは、頭皮・耳・首周りなどの血量が多い場所を好んで吸血する傾向があります。

マダニを無理やり引き抜こうとすると、口器が体内に残って感染のリスクが高まります。そのためマダニに刺された場合は無理に引き抜かず、医療機関で適切な処置を受けてください。長袖や長ズボンを着用して肌の露出を避ける、虫除けスプレーを使用するなどの対策を取ることで、マダニに刺されるリスクを軽減できるでしょう。

また、キャンプ後はマダニが体に付着していないかをしっかりとチェックしましょう。

キャンプで虫がいない時期はいつ?

キャンプで一年を通して虫がいない時期は冬です。

虫が苦手な人におすすめのキャンプシーズンと言えるでしょう。

逆に、夏は蚊やブヨ、アブなどの虫に注意する必要があります。

季節ごとのキャンプでの虫対策については下記の記事を参考にしてください。

春キャンプ 虫よけ対策
春キャンプの虫対策!春に気を付けたい虫の種類と対策法
5月 キャンプ 虫対策
夏キャンプの虫対策!夏に気を付けたい虫の種類と対策法
秋キャンプ 虫除け
秋キャンプの虫対策!秋に気を付けたい虫の種類と対策法
冬キャンプ 虫
冬キャンプの虫対策!冬に気を付けたい虫の種類と対策法

キャンプで虫除けグッズを使用する際の注意点

キャンプ 虫除け対策

アウトドアやキャンプの際に重宝する虫除けグッズを使用する際は、いくつかの点に注意する必要があります。キャンプで快適に過ごすためには、虫除けグッズの使用方法や注意点を正しく理解し、適切に使うのが非常に重要です。

ここでは、安全かつ効果的に虫除けグッズを使用するためのポイントに焦点をあてて紹介します。

スプレータイプ・リストバンド・蚊取り線香・ランタンなど、虫除けグッズの種類は多岐にわたります。また商品によって使用方法が異なります。それぞれの商品の使用方法と注意点をしっかりと把握することで、虫除け効果を最大限に発揮できるでしょう。

なお、商品によっては特定の年齢層や肌質に対する使用制限がある場合があります。これらの点を使用前にしっかりと確認してください。

さらに、効果の持続時間・つけ直しの必要性なども考慮する必要があります。一度の使用で一日中効果が持続するわけではないため、定期的なつけ直しや他の虫除け手段との組みあわせを考える必要があります。

複数の虫除け商品を併用することで、虫に悩まされることなくアウトドアを存分に楽しめるでしょう。

使用方法を読んで適切に使う

虫除けスプレーをはじめとする虫除けグッズを使用する際は、いくつかの点に注意する必要があります。虫除け効果が非常に高い一方で、使用年齢や使用回数の制限が設けられていることが多い傾向があります。

そのため、商品の使用方法を使用前に必ず確認するのが重要です。とくに小さな子どもや敏感肌の人が使用する場合はしっかりとチェックしてください。

商品によっては、成分の表記が小さくて読みにくかったり、使用方法や成分情報がどこに書いてあるのかが分かりにくかったりすることがあります。このような場合は無理に自己判断せず、不安な点は専門家に相談するのがベストです。

薬局のスタッフや薬剤師に相談することで、自分や家族の使用に商品が適しているか、どのように使用すれば効果的かなどの適切な情報を得られます。成分や副作用に関する専門的な知識を持っている薬剤師はとくに、安全性に関する質問にも詳しく答えてくれるでしょう。

さらに、虫除けスプレーを使用する際は使用部位や使用量にも注意が必要です。直接肌にスプレーする場合は、目・口・傷口などにスプレーがかからないように注意してください。また推奨される使用量を守って使用することも大切です。

室内で使用する場合は必ず換気をしましょう。また肌に直接スプレーする場合は、スプレー後に肌をよく観察して異常がないかをチェックしてください。安全面を十分に考慮して使用するのが非常に大切です。

虫除けスプレーの正しい使用方法を守ることで、効果的に虫を避けられるだけでなく、肌トラブルや健康への悪影響も最小限におさえられるでしょう。

とくに子どもや敏感肌の人の場合、安全性を最優先に考え、適切な虫除けグッズを選ぶのが大切です。必要であれば、薬剤師などの専門家に相談するのがおすすめです。

虫除けグッズごとの適切な使用方法を把握することで、安全面に考慮して使用できるでしょう。

組みあわせて使用する

虫除け対策を行う際は1つの方法に頼らず、さまざまな商品や手段を組みあわせて使用するのがより効果的です。たとえば、虫除け効果が高い虫除けスプレーに加え、虫よけパッチ・蚊取り線香・キャンドル・ランタンなどを使用するとよいでしょう。

複数の虫除けグッズを併用することで、テントサイトの広範囲をカバーできます。効果範囲や効果の持続時間、効果の強さが異なる商品同士を組みあわせることで相乗効果が期待できるでしょう。

とくに、虫除けスプレーの効果は時間の経過とともに減少する傾向があります。そのため、アウトドア活動中はスプレーをこまめに使用したり、他の虫除けグッズと併用して効果を維持したりするのが非常に重要です。

キャンプサイトで長時間にわたって活動をする際は、蚊取り線香やランタンを使用して一定範囲を虫から守りつつ、虫除けスプレーや虫除けパッチで体を直接守るのがおすすめです。状況に応じた適切な組みあわせを選ぶことが望ましいでしょう。

かゆみや腫れだけでなく、場合によっては皮膚に跡も残す場合がある虫刺され。とくに子どもはかゆみに弱いため、不快感を強く感じることが多いようです。大人も子どももキャンプで快適に過ごせるように、虫刺されを最小限におさえるための対策をしっかりと行いましょう。

虫除けスプレー・虫除けパッチ・蚊取り線香・ランタン・キャンドルなどのさまざまな虫除けグッズをうまく組み合わせることで、虫による被害を最小限におさえられ、リラックスできる環境のなかでキャンプを楽しめるでしょう。

今回の記事で紹介した虫除け対策を参考にし、ぜひ実践してみてください。小さな子どもや赤ちゃんがいる人はとくに重要です。

キャンプ中に虫に刺された際の対策

キャンプ 虫除け対策

虫除け対策を徹底していても虫に刺されてしまうことがあるでしょう。虫に刺されてしまった場合の対処方法を紹介します。

ポイズンリムーバーを使う

ポイズンリムーバーとは毒を吸い出す器具です。アウトドアショップ・スポーツ用品店・薬局などで販売されています。蜂・蚊・アブなどの毒を吸い出すことで、かゆみや腫れなどの症状をやわらげられるでしょう。なお、刺されてからすぐに対処すればより効果的です。

TIGER(タイガー)「エクストラクター ポイズンリムーバー 強力型 カラビナ付 専用ブラックケース入り」

TIGER(タイガー)「エクストラクター ポイズンリムーバー 強力型 カラビナ付 専用ブラックケース入り」
TIGER(タイガー)「エクストラクター ポイズンリムーバー 強力型 カラビナ付 専用ブラックケース入り」

かゆみを抑える効果のある薬を塗る

虫に刺された際は、かゆみを抑える効果のある薬を塗りましょう。塗った後に掻き壊さなければ、かゆみがおさまり治りも早くなります。なお、患部を流水で洗い流して清潔にしてから塗るとよいでしょう。

池田模範堂「【指定第2類医薬品】ムヒアルファEX 15g」

池田模範堂「【指定第2類医薬品】ムヒアルファEX 15g」
池田模範堂「【指定第2類医薬品】ムヒアルファEX 15g」

第一三共ヘルスケア「【第3類医薬品】マキロンかゆみどめパッチP」

第一三共ヘルスケア「【第3類医薬品】マキロンかゆみどめパッチP」
第一三共ヘルスケア「【第3類医薬品】マキロンかゆみどめパッチP」
キャンプで悩まされがちな虫の対策方法とおすすめの商品を紹介しました。蚊・ブユ・蜂・ハエ・マダニなどに効果のある虫除け対策をすることで、家族や友達同士のキャンプがより楽しく快適なものになるでしょう。また、万が一刺された場合の対処法を知っておくことで、実際に虫に刺された際に慌てずに対処できます。虫除け対策を万全にしたうえで、ソロキャンプ・ファミリーキャンプ・グループキャンプなどを楽しんでください。

ライター

Greenfield編集部

自然と向き合い、環境に配慮しながらアウトドアスポーツを楽しむ人に向け、自分や周囲のウェルビーイングの向上につながる情報をお届けします。