サーフボード:デッキパッドの役割ってなに?
デッキパッドの役割として、
- ワックスを塗る手間が減り、環境にさやしい
- サーフボードへの衝撃を減らす
- グリップ力を高め、パフォーマンスを向上させてくれる
といったことがあげられます。
サーフィンを行ううえで、サーフボードにワックスを塗る行為は儀式的であり気持ちを高めてくれることにもつながりますが、正直、手間には変わりません。
デッキパッドを使用することで、その手間を軽くするだけでなく、ワックスの塗り過ぎによる海の汚染も軽減できるのです。
また、テイクオフ時の足の位置を確認したり、ドルフィンスルーの時につまさきの引っかかりがよく、楽に深く潜れるという利点もあります。
サーフボード:デッキパッドの種類
サーフィンのデッキパッドは大きく分けて「一体型」と「分割型」の2種類あります。
それぞれに、グリップ感や操作性、貼りやすさなどに違いがあります。ご自身のレベルや好みに合わせてタイプを選びましょう。
初心者は「一体型」がおすすめ
「1ピース型」とも呼ばれ、文字通り四角い一枚のパッドからなるタイプです。
最近では種類が少なくなりましたが、歴史あるデッキパッドのデザインであり、非常に安定性があります。パッド面が広い種類のものが多いため、貼り方に迷うことなく、初心者の方でも扱いやすいところも特徴のひとつです。
上級者は「分割型」がおすすめ
一方、分解型はパッド自体が複数に分かれています。
好みやサーフィンのスタイルに合わせ貼り方を工夫できるところが魅力的!なかには自分でカットして貼り付けるタイプもあります。
価格帯は「一体型」「分割型」ともに2,500円程度のリーズナブルなものから、7,000円程度の商品まであります。メーカーにより、グリップ感や撥水性、粘着力に差があるため慎重に選びましょう。
サーフボード:デッキパッドの貼り方や選ぶ際の注意点
デッキパッドの貼り方
デッキパッドにはキックテールと呼ばれる出っ張りがあります。ターンの際にはそこに軸をおくことでグリップ力が発揮され、パフォーマンスが向上します。
しかし貼る位置を間違えると、デッキパッドの性能をフルに発揮することができず、かえって邪魔してしまうので注意が必要です。
もし失敗してしまっても、デッキパッドとサーフボードは両面テープのような粘着素材で密着させる仕組みなので、貼りなおしは可能です。
サーフボードが汚れていたり、前につけていたデッキパッドのテープやワックスが付いていると粘着性が下がり、剥がれてしまう危険があります。
新品のボードに貼る時でもしっかりとホコリや汚れを拭き取り貼り付けましょう。
作業中は根気よく汚れを取るためある程度力を入れる必要があります。そのため破損のおそれがるフィンは外しておきましょう。
デッキパッドの貼り方は、YouTubeなどの動画にわかりやすい解説があるので参考にしてみてください。
デッキパッドを選ぶ際のポイント
デッキパッドを選ぶ際に注意したい点は、まずデッキパッドがボードのサイズに合っているかどうか。
ロングボードやファンボード用の大きめのデッキパッドも販売されていますので、使用するボードに合うものなのか、商品説明欄などをしっかり確認しましょう。
またショートボードのデッキパッドでキックテールがあるものは、高さ28mm前後のものがおすすめ。
しっかりと引っかかり、ターンやドルフィンスルーのサポートにパフォーマンスを発揮します。
また、軽量で水はけの良いデッキパッドを選ぶことも重要で、サーフィン中のグリップ感や海水を吸収して重くなることを防いでくれます。
サーフボード:おすすめデッキパッドブランド
ここまでで、デッキパッドの基礎知識が身についたとは思いますが、初心者だからって一体型のデッキパッドじゃなきゃダメなんてことはありません。
大好きなプロサーファーが使うモデルと一緒のデッキパッドを着けて気分を高めることも大切です!
プロサーファー御用達の有名ブランドから、お値打ちなのに高機能なおすすめデッキパッドをご紹介します。
おすすめデッキパッド①FCS
どんなつるつるな壁にもぴったと張り付くヤモリの足をモチーフに作られています。
特殊な加工が施されたパッド面はグリップ力が抜群です!
フィンやリーシュコードといったサーフィンのギアを手がける大手ブランドはやっぱり安心感が違います。
おすすめデッキパッド②クリエイチャー
クリエイチャーのデッキパッドには特徴が異なる数種類の表面加工があります。
・サーモモルド
軽量で、表面を熱処理することでグリップ力を高めてあります。
・スクエアロック
クリエイチャーの定番モデルで、ブロックに適度な角度がついており操作性が高いモデルです。
スクエアロックⅡは2段階構造になっておりさらにグリップ力があります。
・ダイヤモンドロック
安定したグリップ力とホールド力に定評があるポピュラーなデザインです。
中でもダイヤモンドロックⅡはもっともグリップ力があり、クッション性能も抜群です。
おすすめデッキパッド③ファンクション
グリッドパターンは小さめですが、パッドのグリップ力はトップクラスです。
値段も2,000円台からありお手頃で多くのサーファーに支持されているデッキパッドです。
おすすめデッキパッド④オクトパス
2015年に発足した比較的新しいブランドですが、ブランド名にあるオクトパス(タコ)の吸盤のようなグリップ力が魅力です。
カラーはブラック一色ですが、独自のカッティングデザインや表面加工は唯一無二の魅力を感じます。
おすすめデッキパッド⑤アストロデッキ
1977年創業の老舗デッキパッドブランドです。
デザイン性も高く、プロサーファー御用達で性能もお墨付きです。ダブルウィングカットの斬新な切り込みが軽量性と水はけの良さを実現しています。
サーフボード:フロントまで貼れるデッキパッドも!
デッキパッドはテールにつけるものが主流ではありますが、中にはボード全体に貼れる商品も存在します。
フロントまでデッキパッドで覆われていますからもちろんワックスを塗る作業は不要です!
ケースもワックスで汚れることなく、しかも準備体操だけ済ませば即海に出られるのは魅力的です。
また初心者の頃や、スタンスに悪い癖がついてしまった時に、スタンスを矯正する目印にもなります。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。