なぜプラスチック水筒(ボトル)がおすすめなの?
登山での水分補給ではどのようなものを使っていますか?最近では、手軽で便利ということもあり、ペットボトルですませている方もいるでしょう。
しかしエコの観点から、登山には水筒を持参することがおすすめ。数多くある水筒のなかでもプラスチック水筒が特によいでしょう。
さまざまなメーカーのなかでも、カラーバリエーションが豊富なナルゲンボトルは見逃せませんよ。
ここでは、プラスチック水筒をおすすめする理由を詳しくご紹介します。
おすすめポイント①軽くてカラーやデザインも豊富
プラスチックの水筒の最大の魅力は非常に軽い点です。長時間の登山やランニングでは、荷物の重さは非常に重要な要素です。たとえば1gだけ重かったとしても、それが積もり積もって大きな負担となります。
そのため荷物の軽量化は非常に重要な要素の一つです。プラスチックの水筒は非常に軽いため、重さをそれほど感じずに水分補給を行えます。
またプラスチックは加工性も高いのでデザインやカラーなどを楽しめます。自分の好みや、スポーツや登山などのアウトドアの雰囲気に応じて選べますよ。
さらにプラスチックは様々な形に変形させられます。この様々な形は、見た目の可愛さだけでなく機能性という面においても効果的です。中身の確認が容易な広口タイプや、飲みやすさを重視した直飲みタイプなどの様々な機能を備えられます。
加工性が高く、カラーやデザインが豊富なプラスチックの水筒は、様々な好みや用途にあわせて幅広く使用できますよ。
おすすめポイント②値段がお手ごろ
プラスチック素材は非常に安価です。そのためプラスチックの水筒も非常に安価で購入できます。
ステンレスなどの高価な素材を使用した水筒には、高い耐久性が備わっていたり、保温・保冷機能が搭載されていたりします。しかしその分高価なので経済的な負担が大きいと言えるでしょう。
しかしながらプラスチック製の水筒は、非常に安価なので経済的な負担が少ないでしょう。さらに安価でありながら耐久性も十分にあるため、コストパフォーマンスが非常に高いと言えます。
初めて登山やキャンプを行う人は、最初ということもあり、必要なお金をできるだけ削減したいものです。その際にプラスチックの水筒は最適な選択肢となるでしょう。
また安価ということはすぐに買い換えられるということでもあります。好きな色の水筒を季節に応じて選択したり、少し汚れたら新しいものにしたりなど必要に応じて買い換えられます。こういった柔軟性もプラスチックの水筒の魅力の一つです。
おすすめポイント③残量がひと目でわかる
プラスチックの水筒の多くは透明であり、中身をすぐに把握できます。一目で中身を確認できるのは、運動中やあつい日など多くの水分を必要とする状況で非常に重要です。長時間の登山やスポーツなどでは計画的な水分補給が必要であり、残量を確認しながら水分補給を行うことが大切です。
ステンレスの水筒は中身が見えないため残量が分かりづらいものです。しかしプラスチックの水筒であれば簡単に中身を確認できます。飲み物の残量の確認に加えて、色や濁り等も確認できるため、飲み物が安全かどうかも確認できますよ。
子どもがいる家庭では、子どもがいつの間にか飲み物を飲んでしまい、いざ自分が飲みたい時に飲み物がないということもあります。プラスチックの水筒であれば一目で中身を確認できるので、必要な時に飲み物がないということが少なくなります。
加えてプラスチックの水筒は中身を選ばないのも魅力的な要素の一つです。ステンレスやアルミ素材の水筒は入れられる液体が制限されます。例えばお茶や水以外のスポーツドリンクを入れる際は、スポーツドリンク対応の専用の水筒を選ぶ必要があります。
しかしプラスチックの水筒はその制限がなくほとんどの液体を入れられます。ステンレスやアルミの水筒に比べて汎用性が高くて非常に便利です。
おすすめポイント④行動食も入れられる
プラスチックの水筒は、液体だけでなく行動食も入れられます。アウトドアにおいて、水分だけでなく必要な栄養素を補給することも大切です。その上で、食料も入れられるプラスチックの水筒は非常に魅力的です。
例えばボトル内に好みのシリアルやドライフルーツ、細かくしたチョコレートなどを入れてシェイクするだけでオリジナルの行動食を作れます。
栄養満点な点に加えて、シェイクすることによって様々な食感や味を楽しめます。その時の混ざり具合によって味の複雑さが変化するため、飽きのこない味となりますよ。
ステンレスやアルミ素材でも可能ですが、中身が確認できない、プラスチックの水筒に比べて高価などの理由から行動食を携帯するのには適していません。行動食の携帯にはプラスチックの水筒が向いています。
さらに行動食を携帯できるという点は登山以外でも活用できます。例えばシリアルやドライフルーツなどを水筒に入れ、職場に持っていくことで簡単に栄養を補給できます。日々忙しい毎日を送るビジネスマンにとっても非常に魅力的です。
おすすめポイント⑤耐冷機能で保冷剤代わりに
プラスチックの水筒は耐冷機能が搭載されているものもあり保冷剤代わりに使用できます。できる限り荷物を少なくしたい登山では非常に有効です。
この機能は、長時間の登山において非常に重宝されます。保冷剤として、お弁当や食品などの他の荷物を冷やしたり、頭や脇などにはさんで体温を下げたりできます。
徐々に溶けていくと水分を摂取できます。凍らせることによって十分に温度が下がっており、水分補給を快適に行えます。
また登山では、一度に大量の水を摂取してしまいがちです。しかし凍らせた水分の場合は、一度に大量に水を飲んでしまうことがないでしょう。
ナルゲンボトルは-20℃までの耐冷機能があります。ドリンクを冷凍しておくと当日は保冷剤として使用でき、溶けてきたら冷たいドリンクとして楽しめますよ。
登山をするならナルゲンボトルは、1つは持っておきましょう!
NALGENE(ナルゲン)/TRITAN
NALGENE(ナルゲン)/広口1.0L Tritan™Renew
NALGENE(ナルゲン)/OTFボトル 650ml
登山に最適なプラスチック水筒(ボトル)の選び方
登山は、必要最低限の荷物で挑むことが重要です。荷物の面積はできるだけ少なく、軽い荷物である必要があります。そのうえ快適なアウトドアライフが送れるように十分な機能などが搭載されている必要があります。
ここでは、プラスチックの水筒を選ぶ上での選び方について紹介します。サイズや機能、特徴などに着目して選ぶことで、軽くて快適な水筒を手に入れられます。内容を参考にして、最適なプラスチックの水筒を選ぶようにしましょう。
容量とサイズ
登山では、できる限り小さなサイズのものが好まれます。使用する場面や季節などに応じて、適切な容量の水筒を準備することが重要です。適切な容量の水筒は、登山の際の十分な水分を確保できます。
必要な水分の量は、時期や行うアクティビティによっても異なるので、最適なサイズの水筒を必要に応じて用意しましょう。
小容量(500ml以下)
小容量(500ml以下)の水筒は、特に短時間のアウトドアや軽いハイキングなどに最適な選択肢です。このような活動では、荷物をできる限り減らす必要があります。荷物を少なくすることで体の負担を減らして快適にアウトドアを楽しめます。
小容量のプラスチックの水筒は軽量なため、比較的軽いながらも十分な水分補給を行えます。
さらに子どもがいる家族にとっても小容量のプラスチックの水筒は魅力です。小容量の水筒は比較的小さく、子どもの手にもしっかりとフィットします。さらに軽いことで子どもの負担を軽減できます。
水分補給の頻度が少ない人や、短時間のアウトドアを楽しむ人にとっては最適なサイズと言えるでしょう。
一方で長時間の登山や激しいアウトドアなどでは、小容量のプラスチックの水筒では容量不足に陥るおそれがあります。
KINTO(キントー)/ウォーターボトル 500ml
マーナ (marna)/Daily ウォーターボトル 500ml
中容量(500-900ml)
中容量の水筒は、一般的な日帰り登山や一泊のキャンプなどに最適なサイズです。このサイズの水筒は、1日に必要な水分を確保できるとともに、荷物の重量を最小限に抑えられます。
さらに中容量の水筒は、保冷や保温機能を備えたものも多くあり、季節を問わずに最適な温度で飲み物を楽しめます。
WEMUG/ウォーターボトル 620ml
大容量(900ml以上)
大容量の水筒(900ml以上)は、水分補給できるスポットが限られている数日の登山やキャンプで非常に重宝します。このサイズの水筒は、長時間にわたって十分な水分を確保できます。多くの水分を一度に確保することで、何度も水場に行く時間や労力を削減できます。
大容量の水筒は、グループでのアウトドアにも最適です。メンバー間で飲み物を共有できます。
保冷・保温機能を備えた大容量の水筒であれば、大量の水分を最適な温度に保てます。炎天下では冷たい水を、寒い場所ではあたたかい飲み物を欲しいタイミングで飲めますよ。
しかしながら大容量の水筒はそのぶん重くなりがちです。
TSQIBU/ボトル 水筒 1500ml
機能の有無
次に考慮すべきは、保冷・保温機能が搭載されているかどうかです。保冷・保温機能により、最適な温度の水分を季節に応じて飲めます。
最適な温度の水分は、単なる水分補給ではなく一息つけるなどの様々なメリットが存在します。
保冷機能
保冷機能付きの水筒は、夏などの暑い季節での登山やアウトドア活動に向いています。飲み物を数時間にわたって冷たく保てるので、暑い日の水分補給にぴったりです。
断熱材が入っている水筒は外気温の影響を特に受けにくく、長時間にわたって冷たさを保てます。この機能は熱中症予防に役立ち、夏場のアウトドア活動の快適性を大幅に向上させます。
保温機能
保温機能を備えた水筒は、寒い季節の登山や冬山登山に最適です。あたたかい飲み物を長時間保温できるため、体を内側からあたためられます。
高性能な断熱材を内部に使用しており、外部の寒さを遮断できます。また冷えた体にあたたかい飲み物を入れることで寒さによる体力の消耗を防げます。
機能性と特徴
ワンタッチ開閉キャップ
ワンタッチ開閉キャップ機能をもつ水筒は片手で簡単に開け閉めできるため、登山中の迅速かつ容易な水分補給を可能にします。
歩きながらでも迅速にキャップを開けられるため、登山のリズムを崩すことなく水分補給が可能です。またしっかりと閉じられるため、バックパック内での水漏れを防げるでしょう。
広口設計
広口設計の水筒は内部の清掃が容易なので、衛生的に使用できます。広い開口部は、氷や行動食を入れる際にも便利です。登山中のさまざまなニーズに対応できるでしょう。
また広口は短時間で水を補給できます。特に暑い日には迅速な水分補給が求められるため非常に有効です。
カラビナやストラップ付きモデル
カラビナやストラップが付いた水筒はバックパックやベルトループに簡単に固定できるため、手ぶらで移動する際に非常に便利です。
水筒を固定することで落下のリスクを減らしつつ簡単にアクセスできるため、登山中の水分補給が容易になります。また水筒を外部に固定することでバックパックの内部スペースを有効に活用できます。
プラスチック水筒(ボトル)の選びかた
プラスチック水筒のメリットや便利な使い方がわかったところで、プラスチック水筒を選ぶ際のチェックポイントとナルゲンボトル以外のおすすめ商品もご紹介します。
目的にあったサイズのものを選ぶ
容量や大きさはいろいろありますが、ザックに外付け可能な小さなサイズを選ぶのがおすすめです。登山中にザックをわざわざ下ろさなくても素早く水分補給できますよ。
握った際に落としにくいように、グリップ部分に滑り止め機能などの工夫がされているものもあります。
OMM(オーエムエム)/ウルトラボトル
トレイルランナーからの人気が高いOMMの伝統的なプラスチック水筒です。スポーツ飲料などを溶かす際にわかりやすいように50mlごとに目盛りを記載しています。
持ちやすいように上部がシェイプしています。シェイプ部分をチェストストラップなどに引っ掛ければ外付け可能です。
飲み口にこだわって選ぶ
プラスチック水筒の飲み口は、広口のものやストロータイプのものなどさまざまな形があります。お手入れのしやすさで選ぶなら広口タイプがおすすめです。
ふたを開ける際に不便だと感じたり、こぼしたりしそうで心配な方はワンタッチで蓋が開くものやストロータイプもありますよ。
CAMELBAK(キャメルバック)/チュートマグ
小さめの飲み口なのでドリンクがいっきに出てきません。飲み口は人間工学に基づいてデザインされており、口当たりが滑らかで飲みやすいのが特徴です。
マグネットで固定可能なキャップなので、飲む時に顔に当たらずストレスフリーでしょう。健康への害が心配されているBPAが入っていないのに加え、食器用洗浄機で丸洗い可能です。食器用洗浄機を使用している人にとくにおすすめです。
洗いやすいものを選ぶ
お手入れをきっちりしないとカビが生えることがあります。飲み口などのパーツが分解できて洗いやすいものは清潔に使い続けられますよ。
マーナ/ペットボトル洗いビーンズ
水・洗剤・本品を入れて振るだけでペットボトルの中を掃除できます。口の狭いボトルの内側や瓶、水筒などのスポンジを入れにくい容器の掃除に最適です。
ピジョン/ストローブラシ
便利グッズを使って洗うのもよいでしょう。赤ちゃんのストローマグを洗うブラシですが、ストローだけではなく細かいパーツを洗うのにも最適です。曲がりやすいので長めのストローやチューブも綺麗に洗えます。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。