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フルーツしか食べないフルータリアンをご存じですか?ベジタリアンの1種ですが、じつは週末のキャンプ時だけフルータリアン生活なんてこともできるんですよ。フルータリアンのメリット・デメリット、あなたも実践できるフルータリアン生活をご紹介します。

フルータリアンは果実主義者!

フルータリアン フルーツ・果物

フルータリアンとは、みかんやリンゴなどのフルーツやナッツ類を中心とした食生活をおくる、いわゆる果実主義者の人たちのことです。

国際ベジタリアン連合の定義では、菜食主義者ベジタリアンの種類のひとつとされています。

フルータリアンの思想

フルータリアンは、動物や植物の生命をうばう行為を避けるために、肉類や野菜類を口にしません。

茎や根など、植物の命をうばうことになる部分は収穫せず、植物を生かしたまま果実部分のみを食べるという考え方にもとづいています。

フルータリアンと葉物野菜

フルーツ中心の食事といっても、ベジタリアンに属するフルータリアンは、レタスなどの葉物野菜やセロリ、スプラウトなどはよく食べているようです。

また、キュウリやトマト、ナス、パプリカなどは、実の部分を食べることから、食べてもよい野菜として、フルータリアンの定義では「ノンスイートタイプの果実」に分類されています。

1食置き換え型

フルータリアンは先述したとおり、ベジタリアンの分類に属しますが、野菜のなかでも根菜や茎野菜をいっさい口にしないため、ベジタリアンやヴィーガンよりさらに厳格な食事法といえるようです。

なかには、水分もすべてフルーツからとるという徹底したフルータリアンが日本にも存在し、メディアでも話題になりました。

フルーツは必要な栄養素すべてを含む完璧な食べ物という考えにもとづいているようです。

なかなか実践するのがむずかしそうなフルータリアンですが、人によって制限の範囲が異なり、1食だけをフルーツに置き換える人もいます。

1食だけを置き換えるくらいなら、今の生活の延長でもできそうですよね。

 

フルータリアンのうわさはウソ?ホント?

フルータリアン フルーツ・果物

フルータリアンについては賛否両論あります。そこで、フルータリアンのよい点と、反対にリスクになる点について調べてみました。

フルータリアンのメリットとは?

ダイエット

フルーツは甘いものが多く、太りやすいイメージがありますが、お菓子よりはるかにカロリーが少ないことはメリットです。

また、お菓子よりもフルーツはビタミンや食物繊維などの栄養素が豊富なので、間食にはお菓子よりもフルーツを食べるほうが理想的です。

炭水化物を抜くという点でも低カロリーとなります。さらに、フルーツは水分量が多いので、水分でお腹が満たされやすく、食べ過ぎを防ぐことができるともいわれています。

このようなことから、ダイエットに一定の効果が期待できるようです。

美肌

フルーツ中心の食生活になると、ビタミンを十分に摂取できるので、肌のキメがこまかくなり、肌がスベスベになったという話も聞かれます。

アトピーや湿疹に悩む人でも、フルーツ中心の食生活に変えることで、症状が改善されることもあるようです。

また、フルーツやナッツをそのまま生で食べることが多く、必然的によく噛んで食べるため、口周りなどの表情筋を刺激することで、肌に潤いや張りを与える効果が期待できるともいわれています。

フルータリアンのデメリットとは?

フルータリアンはタンパク質不足?

フルーツ中心の食事で不足しがちな栄養素は、タンパク質といわれています。タンパク質は健康な身体づくりに必須の栄養素で、美肌や髪の成長にも欠かせません。

フルーツはビタミンやミネラルを豊富に含んでいますが、タンパク質や必須脂肪酸などの栄養素が少ないため、フルータリアンはナッツ類で補っています。

タンパク質だけでなく、脂質も多いナッツ類は、栄養素を適度に摂取できる食品です。

膵臓に負担がかかる?

フルータリアンであったスティーブ・ジョブズ氏が、膵臓がんで亡くなったことが発端となって、フルーツ中心の食生活を続けると、膵臓に負担がかかることが警告されているようです。

たしかに、糖質の高いフルーツをたくさん食べることは、膵臓のインシュリン分泌を高めることになり、膵臓に負担がかかってしまうといえます。

フルータリアンを続けるのなら、果糖のとりすぎを防ぐためにも、タンパク質などいろいろな栄養素をとりながら、健康を損なわない範囲内で行うことが重要といえるでしょう。

フルータリアンご用達「ジャックフルーツ」

フルータリアン フルーツ・果物

“第3の肉代替品”といわれている、世界最大の果実「ジャックフルーツ」をご存じでしょうか?

東南アジアなどではポピュラーで、野菜のように調理して食べられることが特徴です。果肉部分は繊維状にほぐれるため、ツナフレークのような食感になるようですよ。

お肉やお魚の代わりに利用できるので、ベジタリアンやヴィーガンの間で注目されています。日本では、缶詰や味付けされたレトルトパウチタイプが通販などで購入できます。

日本人にはすこし馴染みのない味なので、そのまま食べるよりもヨーグルトに入れたり、スムージーにするといようです。

 

フルータリアンの食事例

フルータリアン フルーツ・果物

3食フルーツのフルータリアンでも、豆乳やお茶などは飲む人、フルーツ以外はいっさい口にしない人など、タイプがいろいろ分かれます。

フルータリアンの1日の食事例

朝:バナナ、ぶどう、柿などのスイートフルーツ

昼:スイートフルーツ、野菜、またはフルーツと野菜のスムージー

夜:野菜サラダ、アボカド、ナッツ類

以上のようなメニューが理想といわれています。

なるべく手をかけず、フルーツや野菜をそのまま食べることが自然で健康的と考えられていますが、加熱する場合は、栄養素が失われにくい「蒸す」調理法がよいそうです。

アウトドア好きな人などであれば、キャンプの食事などをあえてフルータリアンの食事内容へ変更してみてもよいかもしれません。

持ち込む食材も少なく、調理の手間も大幅に短縮できますよ。

食の価値が多様化している現代、ベジタリアン、ヴィーガン、フルーツ中心のフルータリアンなど、さまざまな食のスタイルがあります。全体的に、野菜や果物など、酵素を含む食べ物を多く摂取するローフードを好む人が増えているようです。美容と健康のために、いろいろな食べ方に挑戦してみるのはよいことかもしれません。ただし、偏りすぎず、ストイックになりすぎずに、体と心が健康になれる食を選びたいものですね。

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。