安全対策を考え、山に登るときには山岳保険に加入しているけれど、もしものときに、一体どこまで補償してくれるのだろうか?と、気にしている方も多いはず。今回は、事故が発生したらどの程度の費用がかかり、どこまで保険で補えるのかを解説します。
登山に欠かせない山岳保険とは
山岳保険とは、一般的な傷害保険に登山者向けの特約プランをつけたものです。
山の事故でもっとも費用がかかるのが、捜索費と救助費です。
ほとんどの山岳保険に、捜索費と救助費を補償する特約プランがついています。
山岳保険で補償されるのは、基本的に「急な外来による事故」に限定されることが多いです。
持病があるのに無理をして登山にでかけて遭難するケースなどは、自己責任として補償から除外されることがあるので注意が必要です。
山岳保険の種類
山岳保険は大きくわけて、難易度の低いハイキングやトレッキング向けの保険と、難易度の高いアイゼンやピッケル、ザイルなどをもちいる登山向けの保険の2つがあります。
難易度の低い登山向けの保険に加入していて、難易度の高い登山で事故があった場合は、補償の対象外になる可能性があるので注意しましょう。
また、傷害を負った場合の傷害保険と、救助や捜索費用の両方を補償する総合型保険、救助や捜索費用のみを補償する特化型の保険などもあります。