オーガニック食材で有機JASマークがあるものを選ぶ
スーパーなどでも、オーガニック食材のコーナーがあったり、オーガニックと書いてあるものも多いです。
どれを選んだら良いか迷った場合、最初にチェックしてほしいのが「有機JASマーク」です。
有機JASマークというのは、農林水産省が定める有機栽培の認定基準を満たしたものだけに、つけることを許されたマーク。
この有機JASマークをつけることができてる認定基準とは、以下の3つです。
- 3年以上化学肥料や農薬を使っていない
- 農薬や化学肥料などが、畑への飛散がないこと
- 遺伝子組み換えをしていない
以上の条件を満たしていれば、生産者側は食材に有機JASマークを表示することができますし、消費者である私たちは、有機栽培で作られた基準を満たしているということで、より安心して購入することができます。
しかし、だからといってすべての有機栽培農家の食品に、この有機JASマークがついているわけではありません。
その理由は、有機JASマークを取得するには、申請料、審査費用、更新費用、有機JASマークのシールやパッケージ代などといった、多額の費用と時間がかかるためです。
こういった費用はすべて生産者が負担することになっていますし、申請のための準備にも多くの時間がかかるため、申請さえもしないという人も少なくありません。
ですから、有機JASマークがないからといって、有機栽培ではないとは言えません。
しかし、消費者の立場からすると、確実に有機栽培の物を購入するという意味では、一種の目安になります。
オーガニック食材で口コミなどをチェックして信頼できる場所から購入する
最近では、新鮮なオーガニック野菜や果物を、産地から直送してもらえる食材宅配会社や農家などもたくさんあります。
オンラインショップで選び、注文するだけで、家に送られてくるので手軽で便利なため、とても人気があります。
宅配会社によっては、季節の野菜のセットを定期的に送るようなサービスもあり、買い物をする時間もあまりないという忙しい人には心強いサービスです。
ただこちらも、手軽だからどこでも良いというわけではなく、購入する前には最低限下記のポイントをチェックしましょう。
- 有機野菜のほかに減農薬野菜も使っているか
- 信用できる業者である
- 続けやすいコスパである
たとえば大手の野菜宅配サービス会社の中には、有機野菜だけでなく減農薬野菜を使っているところもあります。
減農薬野菜というのは、その名前からも想像がつく通り、一般よりも農薬の量を減らして栽培した野菜ということです。
有機栽培で野菜を作るのは、手間も時間もかかり、それでいて収穫量は化学肥料で育てたものよりも少ないので、宅配会社や農家によっては、有機野菜と減農薬野菜の両方を扱っているところが少なくありません。
減農薬野菜といっても、普通よりは農薬の量が少ないわけですから、より安全性が高いと言えますが、有機栽培だと思っていたののに、減農薬野菜だったと後で気づいて驚かないように、きちんと把握しておく必要があります。
そして信用度は、食材宅配会社や農家などの口コミサイトや比較サイトなどもありますので、まずは、そういった所で、信頼できるお店かどうかを確認してから、購入するのが安心です。
また続けやすいコスパであるということも大切です。
せっかくオーガニック生活を始めても、長続きしなかったら意味がありませんから、自分の予算と照らし合わせて、続けられる所を選びましょう。
オーガニック食材で添加物が入っているかをチェックすることも必要
オーガニック食品は、野菜やフルーツだけでなく、豆腐、ジャム、クッキーなど、加工したものもあります。
そういった食品はオーガニックと書かれていても、裏側の表示を確認して、添加物が入っていないかどうかをチェックすることも大切です。
オーガニックとは書いてあっても、添加物が入っていることもあるためです。添加物の種類は多いのですが、とくによく使われる物には、どういった物があるかあげてみましょう。
- 着色料
- 保存料
- 香料
- 酸化防止剤
- 人工甘味料
- アミノ酸
- 発色剤
- 化学調味料
健康に気を使ってオーガニック食品を選んでも、添加物がいっぱい含まれていては、安全性に気を使っているとは言えなくなってしまいます。
購入する前に、添加物が入っているかどうかを確認するようにしましょう。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。