与那国島のダイビング
晴れた日には台湾が見え、「国境の島」と呼ばれる日本最西端にある島が与那国島です。
そして、与那国島のダイビングといえば、ときには100匹を超えるハンマーヘッドの群れが現れ、アドレナリン全開のダイビングを楽しめるスポットとして有名です。
また、テレビなどでたびたび紹介され一躍有名になった海底遺跡ポイントも、今では与那国を代表するダイビングポイントとなり、その謎多き海底遺跡を一目みたいというダイバーも数多く訪れるようになりました。
ただし、与那国は黒潮がもろにぶつかる荒々しい海であり、ときには強烈なカレントが入るため、ある程度のスキルが必要な中上級者向けのダイビングスポットです。
与那国島にダイビングに行くなら、しっかりとスキルを磨いてから計画を立てるようにしましょう。
与那国島のトラベル情報
与那国島には大げさな観光施設はなく、小さな集落と数軒の民宿とホテルが並ぶのどかな島です。
そんな与那国島のトラベル情報を見てみましょう。
与那国島への行き方
与那国島に行くには、石垣島から船か飛行機を利用します。
フェリーの場合は週2便の運航で、与那国島の久部良港まで約4時間かかります。
また、飛行機の場合は1日3便の運航で、石垣空港から与那国空港まで所要時間は約30分です。
ダイビングツアーで与那国島に行くなら、圧倒的に手軽な空路がおすすめです。
与那国島のシーズナリティ
与那国島のシーズナリティを見てみましょう。
- 3~6月:なかなかお目にかかれないロウニンアジの群れが見られるシーズンです。ほかにもイソマグロやツムブリ、カジキが現れることもあります
- 7~9月:冬場に行くことのできない東崎付近のポイントが解禁されます。時には20匹以上のナポレオンが現れることもあり、回遊魚も度々登場します。
- 10~11月:10月はギンガメアジの群れなど回遊魚の本格的シーズンです。水温もまだ高く、マクロ派にとっても楽しい季節です。
- 12~2月:ハンマーヘッドシャークの大群と出会える確率が最も高くなるシーズンです。独特のシルエットが列をなす姿は冬の与那国だけのお楽しみです。
与那国島のアフターダイブ
与那国島に行ったら、ぜひ足を運んでみたいのが西崎にある「日本最西端の碑」です。
断崖の向こうには台湾の山々が望め「はるかな南方に来たのだ」という想いをひしひしと実感できるはずです。
そして、アルコール度60°を超える与那国島名物の泡盛「どなん」の酒造所見学や、固有の馬である「ヨナグニウマ」の乗馬体験もおすすめです。
また、2003年に放送されたテレビドラマ「Dr.コトー診療所」のロケで使われた診療所が残されており、人気の観光スポットになっています。