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暖かい季節になると、海に出たくなりますよね。
シーカヤックをやってみたいけど、漕ぎ方や注意点などわからない方も多いでしょう。
そこで今回は、シーカヤックの基本の漕ぎ方やコツに加えて、シーカヤックを楽しむための事前チェックをご紹介します。

そもそもシーカヤックとは?

シーカヤック パドリング

 

シーカヤックってなに?

アラスカなどの民族が、海上での荷物の運搬のために使ったことがはじまりです。

ボードなどのようにエンジンで海を汚さないので、自然にやさしいマリンスポーツとしても注目されています。

カヤックは、両側にブレード(水掻き)が付いているパドルという道具を使って漕ぎます。

一見むずしそうな印象をもつ人もいると思いますが、じつはカヤックは安定感があって初心者でも乗りやすいです。

 

シーカヤックの種類は2種類

シーカヤックで使われるカヤックは、おもに2種類。

ツーリングやスポーツに使われることの多いシットインのタイプと、レジャーや釣りに使われることの多いシットオンのタイプです。

シットインタイプは、胴体以外がすっぽり入る作りで、スピードが出やすく細長い形のカヤックです。

シットオンタイプは、その名の通りカヤックの上に座って乗る簡単なスタイルで、横幅が広く安定したバランスで初心者でも乗りやすいです。

カヤックには1人乗りと2人乗りがあります。

2人乗りは協力して漕ぐことができるので、1人乗りで漕ぐよりも楽に前に漕ぎ進めます。

初心者の方、体力に自信のない方などは2人乗りからはじめるのがおすすめです。

自分の体力の無理しない範囲で、余裕をもって楽しむことができると思います。

 

 

シーカヤックの基本の漕ぎ方(パドリング)

シーカヤック パドリング

 

シーカヤックはパドルを使います。

このパドルには、ブレードと呼ばれる水掻きが両端に付いています。

このパドルを使って漕ぐことをパドリングと呼びます。

 

パドルの持ち方

パドルは順手で持ち、やさしく握ります。

強く握らないで、力を入れないように握るのがポイント。

両手の幅が、肘がだいたい90度くらいになる位置で握ってあげると理想的です。

手の幅が近くても、離れすぎてても漕ぎにくくなります。

 

シットオンカヤックの乗り方

カヤックの片側に立ち、カヤックに背を向けてシート部分にお尻から座ります。

乗り込んだら、なるべく後ろ側に深く座ります。

足は、フットレストという足を置くところに、かかとを乗せるように置きます。

ここに足を置くことで、パドリングするときに踏ん張れるので漕ぎ進みやすくなります。

 

漕ぎ方(パドリング)

  1. 右のブレードを前方の水に入れます。
    このとき肘を伸ばして、出来るだけ前の方にもっていき水をしっかりとキャッチします。
    パドルを立てすぎない(30度くらいの角度)、ブレードを水に深く入れすぎないのがコツです。
  2. 右のブレードを、自分の体の方に引き寄せつつ、同時に左のブレードを押し出していきます。
  3. 左のブレードを押し出し、右のブレードを水の抵抗を感じながら引きます。
    押し出す意識で漕ぎましょう。
  4. 左をさらに押し出しながら、右のブレードを体の後ろまで漕ぎます。
    背骨が軸になるようなイメージをすると良いです。
  5. 右のブレードを水から抜き出す、と同時に左のブレードを水に入れます。
  6. 左のブレードで前方の水をキャッチして、自分の体の方へ引き寄せます。
  7. 左を引き寄せながら、右のブレードを押し出して、前方に漕ぎ進んでいきます。
    これを繰り返します。

コツは、背筋を伸ばし背骨を軸にして漕ぐこと。

目線は遠くにして手元よりもブレードを見るように。

水の中で漕ぐ前に、まず陸の上で立った状態でパドリングの練習をするのがおすすめです。

 

後ろ漕ぎ(リバースストローク)

後ろ向きに進みたいときは、逆の動きをします。

パドルを水にあまり深く入れないで漕ぐと安定しやすいです。

漕ぐときは目線をブレードの先に向けるのもポイントです。

 

左右に曲がる

上半身は前かがみになりながら、ほうきで床を掃くようなイメージで漕ぎます。

ブレードを水に浅めに入れ、腰をひねりながらカヤックの先頭から後方に向けて、大きな半円を描くように動かすのがコツです。

 

止まるとき

前に進んでいるときは、前漕ぎと逆の動き(後ろ漕ぎ)をして徐々にスピードを落として止まります。

左右両方ともに漕ぎながらスピードを抑えます。

シーカヤックを漕ぐ時の注意点

シーカヤック パドリング

 

シーカヤックの感覚に慣れるまで、あまり沖に行きすぎないよう注意しましょう。

沖では、波が高くなり、戻るのにも距離を漕がなければいけません。

最初は、内海や浜際ではじめるのがオススメです。

また波があるときは横転のリスクもあるので、ライフジャケットを必ず着用しましょう。

 

 

カヤックから落ちたら、どうすればいいの?落ちた場合の対処法

シーカヤック パドリング

 

シットオンカヤックは安定性がありますが、少し高い波を受けると転倒することもあります。

カヤックから落ちたら、どう対処すればいいのでしょうか。

まずは慌てずに、カヤックに捕まりましょう。

ライフジャケットで身体は沈まないので、落ち着くことが大切です。

カヤックの先頭に回り、両手でカヤックを掴みます。

腕で引き寄せながら、お腹から滑るようにしてズルっとカヤックの上に滑り乗ります。

身体がカヤックの上に乗ったら、ゆっくりと座り体勢を整えて、シート部分に座り戻ります。

 

 

シーカヤックを楽しむためにチェックすること

シーカヤック パドリング

 

  • 海では、照り返しもあり想像以上に日焼けをします。
    日焼けどめや、長袖・ラッシュガードの着用をしていると安心です。
    サングラスや、あご紐があるハットタイプの帽子もあると良いですね。
  • 海の緊急連絡「118」。”もしも”の時のために覚えておきましょう。
  • 水分や塩分が不足しがちになるので飲み物を忘れずに。
  • 防水バッグ。貴重品や携帯、カメラなどを水から守ります。

 

 

シーカヤックは、初心者の方にもハードルが低く気軽に楽しめるスポーツです。
まずは浅瀬でパドリングの練習して、感覚をつかむことをおすすめします。安全に楽しむためにも、準備運動をしっかり行って漕ぎ出しましょう。

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。