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【体験記】ニュージーランドでトレッキングや登山を楽しむときの注意点や日本との違い~入門編「Great Walk(グレイトウォーク)」について③~

【体験記】ニュージーランドでトレッキングや登山を楽しむときの注意点や日本との違い~入門編「Great Walk(グレイトウォーク)」について③~
   
前回はニュージーランドの「Great Walk(グレイトウォーク)」のなかで一番有名な「Milford Track(ミルフォードトラック)」について、トレッキングに向けての準備や注意点などを詳しくお話ししました。今回はこの「Milford Track(ミルフォードトラック)」の全貌について触れていきたいと思います。
   

「Milford Track」1日目~Glade WharfからClinton Hut~

 

Milford Trackを歩き始めるまで

Milford Trackの1日目は、距離に関していうと5㎞ほどしか歩きません。

なので、みなさん楽勝だと思います。

時間にすると約1時間から1時間半ほどとなります。

ここからは山小屋の予約、ボートやバスなどの手配をすべて自分で行って、個人ウォークで歩いて行くということを前提にお話ししていきます。

まず、テアナウという町にDOC(Department Of Conservation)のビジターセンターがありますので、そちらで山小屋やボートのチケットを受け取りに行きます。

このチケットは、だいたい前々日から当日に受け取ることができます。

ただ、天候状況によっては当日しか受け取ることができない、もしくは大雨でキャンセルになることもあります。

無事チケットを受け取ったら、テアナウダウンズというところまで向かいます。

バスでも行けますし(要予約)、車でも大丈夫ですが駐車場は限られたスペースになります。

テアナウダウンズに着いたら、早速ボートに乗りましょう。

ボートの出発時間は、10:30am・1:00pm・2:00pm発と選択肢がいくつかあります。

1日目は歩く距離が短く、すぐに山小屋につくので遅めのボートが人気。

山小屋のバンクベッドの良い場所を取りたいといった場合には、はやめに行くのも手です。

ボートに乗ったら、だいたい1時間ほどテアナウ湖をクルージングしていきます。

途中でネイチャーガイドがテアナウ湖の説明やミルフォードトラックの歴史などを英語で少し案内してくれます。

ボートはあっという間にテアナウ湖の北の端、Glade Wharfにたどり着きます。

ここからMilford Trackを歩きはじめます。

 

Milford Track 1日目のコースの概要

Glade Wharfからは、20分くらい運搬車も通れる道を進んでいきます。

そうすると、あっという間に「Glade House」というガイド付きウォークの山小屋にたどり着きます。

個人ウォークの人たちは、こちらに入ることはできません。

ガイド付きウォークに参加の方は、この道を進むとすぐに山小屋に着いてしまうので専用の別のコースを歩いて行きます。

Glade Houseからは橋を渡って、しばらくClinton川のほとりを歩いて行きます。

勾配はかなり緩やかなので、景色や鳥のさえずり、ニュージーランド原産の植物などをゆっくり楽しみながら歩いて行けます。

途中にコースの左手側に「Wetland」という看板があり、5分ほどで歩けるサイドウォークが現れます。

時期にはよりますが、ユニークなコケ植物やランの仲間も見られるかもしれませんよ。

1日目の宿泊は、Clinton Hutという山小屋。

キッチンや共有スペースがある建物とバンクベッドがある建物は別です。

山小屋に着いたらまずバンクベッドの番号が書いてある用紙があるので、予約時の自分の名前を書いてチェックインが完了。

山小屋では、夕方くらいに必ず「ハットトーク」という山小屋の管理人によるお話があります。

山小屋の歴史や自然保護について説明してくれ、次の日からの天候状況などをアドバイスしてくれます。

気さくな方が多いですので、英語が苦手な人でもぜひ質問してみてください。

 

 

「Milford Track」2日目~Clinton HutからMintaro Hut~

 

2日目は、Clinton HutからMintaro Hutまで16.5㎞の道のりを歩きます。

勾配はほとんどなく、6時間くらいが平均。

この日もしばらくはClinton川の横を歩いて、たくさんのコケ植物やシダ植物が広がる南極ブナ林のなかを進みます。

山々のあいだの開けた谷の部分を進んでくところもあります。

16.5kmと結構長い道のりとなりますので、途中で適度に休憩を取っていきましょう。

Prairieシェルターが開けたところにあり、簡易トイレも近くにあります。

Bus Stopという名前のシェルターも、そのあと少しいくとあります。

このPrairieシェルターと、Bus Stopのあいだが中間地点となります。

ところどころで、滝もご覧いただけるかと思いますが、雨が降っていたらより豪快な滝が楽しめるでしょう。

壮大な山々の谷をしばらく歩くと、3日目に越えていくマッキンノン峠が前方に見えてきて、赤いドアが印象的なMintaro Hutに到着となります。

 

 

「Milford Track」3日目~Mintaro HutからDumpling Hut~

 

3日目は、Milford Trackのハイライトともいえるマッキンノン峠を越えていきます。

歩く距離は14㎞となり、時間の目安は6時間から7時間と少し幅があります。

2日目より距離は短いですが、峠越えがあるので人によって歩く速度が変わってくるからです。

宿泊したMintaro Hutは、少し登ったところにあるんですが、ここからはジグザグの道をどんどん登っていきます。

10月後半から11月くらいに歩きますと、マウントクックリリーという白いキンポウゲ科の高山植物の花が楽しめるかもしれません。

近年の世界的な気温上昇で、毎年花の咲く時期がずれるのであくまでも目安になります。

そのほかにも、ニュージーランド原産の高山植物はたくさん生息しております。

登るにつれて森林限界を越え、植物の植生がだいぶ変わってきます。

峠の頂上付近には、この峠を発見したクインティン・マッキンノン氏の記念碑が建てられています。

それから景色の良いエッジ部分を進んで行くと、峠の一番高い部分や緊急用シェルターもあります。

ここの緊急用シェルターでみんな休憩して、トイレもすませることができます。

このあとは、どんどん下って行きますが、途中でモレーンクリークという小川の横を通っていくので、ここでも美しい滝がたくさんご覧いただけます。

しばらく歩くと、ガイド付きウォークの人たち用の山小屋にたどり着きます。

ここでは特別に、個人ウォークの人たちもコーヒーや紅茶、暖かいお湯を頂けます。

この山小屋に荷物を置いて、ここからはサイドウォークに行くことができます。

ニュージーランド最大の滝、落差580mのサザーランド滝へは片道45分の道のり。

滝の真下のあたりまで行くことができますので、体力が残っているようであればぜひ足を運んでみてください。

サザーランド滝を楽しんだら、あと1時間ほどでDumpling Hutに到着です。

 

 

「Milford Track」4日目~Dumpling HutからSandfly Point~

 

とうとう最終日、4日目となります。

Dumpling HutからSandfly Pointまで走行距離は18㎞、時間は5時間半から6時間が目安となります。

4日目はまたほとんど勾配のないコースとなりますが、距離が長くさらに最終日ということで疲労が溜まっていることもあり、足が痛くなる人もいるかもしれません。

こちらも適度に休憩を取りながら進んでください。

4日目の見どころというのが大きめの滝がいくつか見れるというところ、そしてBell Rockと呼ばれる大きな岩があるんですが、中が空洞になっており入ることができます。

ヘッドライトを持って、ぜひ入ってみてください。

ニュージーランド人なら11人、日本人なら最大25人入ることができると、山小屋のスタッフの方がジョークでしゃべっておりました。

このトラックの最終地点はSandfly Pointというところです。その名の通り、サンドフライという虫がたくさんいます。

サンドフライについては前回の記事をご覧ください。

 

【体験記】ニュージーランドでトレッキングや登山を楽しむときの注意点や日本との違い~入門編「Great Walk(グレイトウォーク)」について①~


 

【体験記】ニュージーランドでトレッキングや登山を楽しむときの注意点や日本との違い~入門編「Great Walk(グレイトウォーク)」について②~

 

サンドフライポイントからは予約していたボートに乗ります。

このボートの時間も何種類かありますので、それに合わせて出発時間を調整します。

ボートに乗ったら15分ほどでミルフォード・サウンドに到着です。

トレッキングはSandfly Pointで終了ですが、時間に余裕があるのであればミルフォード・サウンドのフィヨルドクルーズも楽しめます。

ミルフォード・サウンドからは予約のバスで帰路につきます。

 

 

まとめ

ニュージーランドのGreat Walkの中の一番人気のトレッキングコース、Milford Trackの全貌について解説してきました。見どころいっぱいのこのコースでは全工程が決まっているため毎回同じ人たちと山小屋が一緒になります。いろいろな国の人たちが歩きに来ているので交流を深めてみてはいかがでしょうか?次回は別のトレッキングコースについてご紹介したいと思います。






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