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ウォータースポーツの中でも人気急上昇中のSUPは、手軽に水上散歩を楽しむことができる新しいスタイルのアクティビティです。一見シンプルに見えますが、使用する道具や場所を選ぶことでさまざまな楽しみ方ができる奥の深いスポーツ。今回は、SUPの基本をお伝えします。

SUPのはじまりはいつ?

SUP 基本

 

最近、流行中のSUPが「いつ」「どのように」はじまったのかに関しては諸説あるところです。

しかし、ボードの上に立って櫂を漕ぎ、水面を移動するスタイルは、古代より世界中のさまざまな場所で発展していったと考えられています。

古くは、古代ペルーの漁師にまで遡ります。

当時の漁師は、両脇にくぼみがつけられた竹をパドルとして船上で立ち上がり、船を漕いでいたと言われています。

また、南アフリカの一部の部族は、槍をパドルとしてカヌーに立ち上がって漕いでいた記録も残っているそうです。

このことから、SUPのルーツは人間が行ってきたとても自然な水上移動手段のスタイルだったのだと言えるのではないでしょうか。

このスタイルから発展したのかどうかは定かではありませんが、現在のSUPの発祥の地はハワイだと考えられています。

ハワイでのSUPを最初に目撃したのは、海洋探検家であるイギリス海軍士官であった通称キャプテン・クック。

1960年代にワイキキビーチで、サーフインストラクターをしていたサーフ界のレジェンドとして知られるデューク・カナハモク。

彼とビーチボーイがアウトリガーのパドルを使用し、サーフボードに立ち上がってサーフィンを教えていたことが、現代のSUPのルーツと言われています。

そのときのビーチボーイの一人であるジョン・ザップ・ザポトッキーは、パドルを使用したサーフィンを生涯にわたって継続したことから、現代SUPの祖であると言われています。

それ以来、ハワイでは一つのサーフスタイル「ビーチボーイサーフィン」として定着したパドルを使ったサーフィンになります。

しかし、オーストラリア、カリフォルニアなどウォータースポーツが盛んな地域ではまったく知られてませんでした。

それまでは、ライフガードが使用するレスキュー艇とされていたSUPが、世界中に新しいウォータースポーツとして広まったきっかけは、ある雑誌がきっかけでした。

ハワイ在住のウォーターマンとしてその名を知られる、レイアード・ハミルトンとデイブ・カラマが掲載された雑誌。

ハワイで人気の高かったサーフィン大会「ビッグボードサーフィンクラシック」に、パドルを使用したサーフィンクラス「ビーチボーイサーフィン」に出場した彼ら。

彼らがサーフィンメディアにとりあげられたことから、世界的にSUPが広まったのです。

サーファーにとって課題であった、離れたサーフポイントまでの移動を可能にするSUP。

今ではサーファーのみならず、その機動性の高さからレクリエーションからレースまでさまざまなスタイルを楽しむスポーツとして、世界中の人から支持されています。

 

 

SUPの魅力は5つ

SUP 基本

 

海は好きだけれど、ウォータースポーツにハードルの高さを感じる人も多いのではないでしょうか。

そんなウォータースポーツビギナーに最適なウォータースポーツがSUP。

ビギナーでも堪能できるSUP5つの魅力をご紹介します。

 

憧れの水上散歩ができる

SUP最大の魅力は、なんといっても海や湖の上を散歩できること。

沖から見る街並み、湖の真ん中から眺める山々の眺望は、見慣れた景色がまったく異なります。

そんな新鮮な風景となって、目に飛び込んでくる景色を目の当たりにあいた瞬間は、感動そのもの。

SUPで水上に漕ぎ出せば、そんな風景を独り占めしながら水上散歩が堪能できるのです。

 

楽しくエクササイズができる

不安定なボードの上に立ち、全身を使ってパドルを漕ぐSUPは、体幹が鍛えられるスポーツとして密かな人気があります。

はじめのうちは、ボードの上に長時間立っていることが困難かもしれません。

しかし、慣れてくるとボードの上を歩いたり、ボードに寝転んだりすることができるようになります。

少しの波でもゆらゆら動く不安定なボードの上に立っていることは、自然と全身でバランスをとることになり、知らぬ間に体幹が鍛えられるのです。

 

大自然をカラダで感じることができる

SUP 基本

 

日常では触れられない海や湖といった大自然のなかに漕ぎ出すことで、風を肌で感じ、雲を眺め、水中生物に出会うことができます。

サーフィンやウインドサーフィンとSUPの違いは、水上にとどまっていることにスピードを必要としないところ。

浮力のある大きなボードで楽しむSUPは、ただ浮かんでいるだけでもOK。

非日常を身近に感じることができるのもSUPの魅力です。

 

トリップが楽しめる

SUP 基本

 

SUPは、国内はもちろん世界中どこでも楽しめるウォータースポーツです。

ボードのタイプによっては、電車での持ち運びも可能なので、いろいろな土地へSUPトリップに訪れることもSUPの楽しみのひとつです。

 

ファミリーや友人と楽しめる

SUP 基本

 

サーフィン、ウインドサーフィンといったウォータースポーツは個人で楽しむスポーツです。

しかし、SUPは道具や種目を選ぶことで、子どもや友人、愛犬と楽しむことができます。

友人たちととなりのビーチまでクルージングしたり、SUPヨガやSUPポロを楽しんたりとSUPの楽しみ方は無限大にあることも大きな魅力です。

 

 

SUPは、年齢、性別問わずまた乗るゲレンデによってさまざまな楽しみ方を体験できることが大きな魅力のウォータースポーツです。ボードの上に立って漕ぐというシンプルさが、多くの人を魅了しています。また、のんびりクルージングを楽しむSUPからレースやサーフィンといったエキスパートクラスのSUPまで、その魅力を知れば知るほど奥が深いことも人気の秘密です。今年こそ、まずはボードに立つことから始めてみませんか。

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。