サーフポイントの選び方
サーフィンを始めるには、まずはサーフショップなどでのスクールをおススメします。サーフショップでは、安全に始められるカリキュラムを持っていますので、上達も早くその人に合ったアドバイスをしてくれます。
それではどこのポイントやショップがいいのでしょうか。まずは自分の通いやすい場所を選びましょう。
誰でも一度で上手くなるわけではありません。電車で行くにしても、車で行くにしても、毎週でも通えるくらいのアクセスの良さを考慮しましょう。車で通う場合は駐車場も考えなくてはいけません。
サーフショップが管理していたり、サーファー用に駐車場を完備していたりするポイントを選びましょう。
そうしたポイントは比較的混んでいますが、最初は周りに人がいた方が安心です。人のいない浜辺に駐車して車上荒らしに合ったり、事故に合ったりすることもありますので指定された場所に停めるようにしましょう。
自分にとってアクセスのいいサーフポイントはネットを活用して探しましょう。
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車がなくてもサーフィンに通うことは可能です。スクールを行っているサーフショップのほとんどは、ボード、ウェットスーツなど、一通りの道具をレンタルできます。
着替えだけで手ぶらで通うことができますし、最寄り駅までの送迎をしているサーフショップもあります。
サーフボードは種類がたくさんあり、初心者では何がいいのかわかりません。最初はスクールでレンタルして、ある程度乗れるようになってからインストラクターに相談して買いましょう。
体形やスキル、ポイントの波質などにより選ぶ道具が変わりますので、的確なアドバイスが必要です。
サーフショップとの付き合いは、その後のサーフィンライフを左右するとも言えますので、インストラクターとの相性も大事なポイントです。
一緒に楽しくできそうかを判断するためにも、一度はお店を現地で見て、スクールを行っている様子を見ることが出来れば、よりイメージがつかめます。
インストラクターの年齢、性別、教え方、お店の設備や雰囲気など、自分が楽しく時間を過ごせるショップを見つけてみて下さい。
海を大切にするためのルール!
サーフィンは自然と向き合うスポーツです。美しい自然の中で、毎日表情を変える海と出会い、波と一体化して楽しむのがサーフィンの醍醐味です。
きれいな海をいつまでも美しいままに残すため、地元のサーファーを中心に毎月ビーチクリーンと言われる海の掃除をしています。
ゴミは持ち帰る、タバコの投げ捨てはしない、違法駐車・迷惑駐車はしない、大勢で占拠して騒がないなどのマナーを守りましょう。
当たり前だと思われることですが、守られていないのも現実です。これからサーフィンを始める人たちは、海を守ることもサーフィンの一貫と思ってほしいと願います。
安全に遊ぶためのルール!
サーフィンを安全に楽しく行うために様々なルールやマナーが存在します。天気のいい休日はどこのサーフポイントも人でいっぱいになります。
事故やけがをしないように最低限のルールを覚えましょう。
- 自分のスキルに合った波を選ぶ
自然は必ずしも思い通りにはなりません。波の高い日、風が強い日など自分のスキルと体力に合わせた行動が重要です。海に入らない選択も時には必要です。
- 沖に出る(ゲットアウト)の進路
海に入る時は、沖に出る進路に気をつけましょう。沖に出ていくは、誰かの真後ろに行ってはいけません。前にいる人は、沖しか見えていませんから、後ろに人がいると、大きな波で戻されたり、テイクアウトのために振り返ったりした時にぶつかってしまう危険があります。
初心者のうちは、あまり沖には行かず、岸に近いところで練習していると思いますが、周りの人の位置を確認して練習をしましょう。波は沖から岸に向かって押し寄せてきますので、その延長線上に人がいると、コントロールを失った時、接触事故を起こす可能性があります。
また海にはカレント(離岸流)と呼ばれる潮の流れがあります。カレントは沖に向かって戻っていく波なので、知らないうちに沖まで流される危険があります。初心者の人は近づかないことが肝心です。
- 前乗り禁止
サーフィンの世界的なルールとして一つの波には一人しか乗れません。その波の優先者がすすむ進行方向の前で乗るのは禁止という意味ですが、初心者にはわかりづらいと思います。
前乗りを理解するには、テイクオフ後の進行方向がわからないといけません。
上の写真で、乗ろうとする波の一番高いところをピークといい、このピークに近い方が優先になります。すなわちAとBの人ではAが優先。Aの進行方向にいるBは前乗りとなり禁止行為になります。
上の写真も同様にAの進行方向にいるBは前乗りとなります。
続いては、進行方向が複数ある場合の解釈です。Aの3人は一つの進行方向に一人ですから前乗りにはなりません。この場合Bの位置にいる人は前乗りです。
- ローカルルール
サーフポイントによっては、その場所特有のローカルルールが存在します。例えばオリンピック会場に決まった志田下ポイント(通称波乗り道場)はショートボード専用で、ロングボードは禁止です。
他にもロングとショートの棲み分けや駐車場での停め方など、安全のために守らなくてはいけないルールが存在します。
どれもその場所でみんなが楽しく海を共有できるために、安全面などを考慮して長年かけて造られたルールです。最初はわからないことも多いですから最寄りのサーフショップに聞いてみましょう。
サーフィンの魅力とは?
そもそもサーフィンの魅力とは何でしょう?上手い人が颯爽とライディングしているサーフィンを見ると憧れます。
でもそのためには長い年月の練習と経験が必要です。
すぐに上手に立たなくても、まずは波を、海を、自然を感じてみましょう。そこから得られる解放感、リラックス効果こそがサーフィンの魅力です。
まずは、海と遊ぶこと。波と戯れること。自然の中で身体を動かして、潮の香りを感じながら綺麗な空気を吸うことで、リラックス効果がありストレス解消に繋がります。
サーフィンの魅力は、サーフィンの上手い下手だけではなく、自然の中で海の素晴らしさを感じることにあるのです。
上達するためには!
サーフィンが上手くなるためには、やはり何度も挑戦しなければなりません。自分にあったサーフショップやインストラクターを見つけて、何度も通うことが大事です。
自己流やネットを鵜吞みにしたやり方をしていると、悪い癖がついてしまいます。サーフィンの理論を把握している人や教えることを研究している人などから教えてもらうのが上達の近道です。
最初はなかなか思うようにいきませので、途中であきらめてしまう人もいますが、難しく考えず楽しむことを優先しましょう。
安全に練習していれば立てなくたって、波に呑まれたって海は気持ちいいものです。
楽しみは、波音を間近で聞くことでも、きれいな自然に包まれることも、サーフィン後のランチやビールでもいいと思います。
楽しくなければ続けることはできません。継続できなければ上達は出来ませんので、まずはサーフィンライフの楽しみを見つけましょう。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。