準備するものとは?
トレイルランニングでは基本的には里山などを走ります。山では急な天候変化や遭難、怪我などに注意をしなくてはなりません。
「まぁ大丈夫だろう」と軽く考えず、事前に不測の事態に備えた荷造りをしておきたいところです。
しかし、荷物もあまり重くなると、走ることに影響が出てしまいます。山深い場所や、距離の長いトレイルでは準備するものも必然的に多くなります。
最初はエスケープルートが整備されている道や、コースの短い低山などで経験を積むようにしましょう。トレイルランニングを始める際に、準備するべき最低限のものをまとめました。
トレイルランニングシューズ
比較的整備された道を走るのであれば、通常のランニングシューズを使用するのも良いでしょう。
しかし、山を走る場合には、どうしても石や木などが多く足場が悪くなります。
また、アスファルトの道より滑りやすいのにも注意が必要です。トレイルランニングシューズはこれらの問題を解決する作りをしています。
ソールが厚く、グリップ力があるため、山道も快適に走れるでしょう。その上軽量化にもこだわっている優れものです。
1度トレイルランニングシューズを履くと、その走りやすさに手放せなくなるでしょう。
正しいサイズのものを履くことが大切なので、店頭で相談しながら購入しましょう。デザインがお洒落なトレイルランニングシューズも多くありますよ。
バックパック
バックパックの大きさも何種類かあり、走る距離などに合わせて選択します。最低限の荷物(水、食料、レインウェアなど)のみを入れるとしても、10~15リットルくらいのバックパックが必要でしょう。
着替えや化粧品などは、ロッカーに預けることをおすすめします。走る時に必要ないものは、なるべく持たない工夫をしたいところです。
また、走る際にバックパックが揺れると非常に不快です。店頭で自分の体へのフィット感を見ながら、妥協せずに購入しましょう。
水・食料
トレイルランニング中に水分補給はかかせません。水分がなくなった場合には、ランニングは中止となります。
山道にはもちろん自動販売機などはありません。水場の確認は事前にしておきましょう。水分補給にはハイドレーションがおすすめです。
一々立ち止まらなくても、チューブから水分補給をすることができる便利なグッズです。
また、おにぎりやエナジードリンクなどの食料も忘れずに。面倒くさがらず水分補給も食料補給もこまめに行うようにしてくださいね。
レインウェア
天候が変わりやすい場所を走るトレイルランニングには必須アイテムです。雨などで体が冷えると、低体温症などになり取り返しのつかないことになります。
登山の際と同様に必ず持参しましょう。休憩時には、汗冷え防止のためにレインウェアを羽織るようにしましょう。
ファーストエイドキッド
登山より激しい運動と言えるトレイルランニング。山の中で捻挫などの怪我をしてしまうのは非常に怖いですよね。
まったく動けなくなってしまうことは避けたいところです。
そのため、テーピングテープやバンドエイドなどを持参しておきましょう。事前に膝や足首の固定方法を確認しておきます。
怪我をしないように注意する、無理をしないことが何より大切ですが、何が起こるか分かりません。不測の事態にも備えておきましょう。
その他(ヘッドライト・地図など)
ヘッドライトや地図なども準備しておくと良いでしょう。明るい内にゴールできるよう余裕を持った計画を立てることが基本ですが、万が一に備えましょう。
怪我などで下山が夕方になることがあるかもしれません。
また、地図を持参し、自分の走行タイムをメモしておくと、今後の計画の際に役立つことでしょう。遭難防止のためにも必須ですね。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。