パタゴニア・ブックスの最新刊『互恵で栄える生物界』をテーマに、自然界と人間とのつながりを考えるブックツアーが全国で開催されます。専門家による解説を交えながら、自然と共生するためのヒントを探る貴重な機会です。
切りたくても切れないその関係~互いのためになる結びつきの機会を探していこう~

学校で学んだ「適者生存」や「利己的な遺伝子」という言葉から、生物学に難解なイメージを持っている方は少なくないかもしれません。しかし、わたしたち人間は自然の一部として存在しており、自然との関係を理解しなければ生きていくことはできません。
そんな自然界と人間の関係を改めて考えるきっかけとなるのが、パタゴニア・ブックスの最新刊『互恵で栄える生物界』をテーマにしたブックツアーです。本イベントでは、指南役として森林生態学者の深澤遊さんを迎え、生態系の仕組みをわかりやすく紐解きながら、私たちが自然界においてどのような役割と使命を持っているのかを考えます。
自然と人間の「互恵関係」をひも解く
深澤さんは森林の生態学を専門とし、とくに枯死木を分解する菌類の役割や気候変動との関わりを研究しています。その知見をもとに、森や生き物のつながり、そして人間社会が自然から受け取っている恩恵について紹介します。
自然界の多様な生物は互いに支え合い、影響し合いながら生きています。その視点から改めて「共に生きる」ことを見つめ直すことで、環境問題や気候変動に向き合う新しいヒントを得られるはずです。
深澤 遊(ふかさわ・ゆう)
1979年山梨県生まれ。信州大学農学部卒業後、京都大学大学院農学研究科修了。博士(農学)。森林組合職員や「トトロのふるさと財団」勤務を経て、現在は東北大学大学院農学研究科准教授。著書に『枯木ワンダーランド』(築地書館)、『キノコとカビの生態学』(共立出版)など。趣味は登山や生き物スケッチ、サイクリングなど。
【日付:会場】
9月 29日(月):パタゴニア福岡
9月 30日(火):パタゴニア大阪・梅田
10月 3日(金):パタゴニア東京・ゲートシティ大崎
10月 4日(土):パタゴニア京都
10月 5日(日):パタゴニア東京・京橋
10月16日(木):パタゴニア仙台
【時間】
[各会場]19:30開場|19:45開始|21:00終了
【参加費】無料、定員:40名(要予約)
▶お参加申し込みはこちらから
パタゴニアのブックツアーは、自然と人間の切り離せない関係を改めて考えるきっかけを提供します。深澤遊さんの解説を通じて、自然界の仕組みや互恵のつながりを学び、環境との共生を考える時間をぜひ体験してみてください。
ライター
Greenfieldニュース編集部
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