「ムーミンバレーパーク ミツバチプロジェクト」始動、SDGs発の限定ハチミツ登場

埼玉県飯能市の「ムーミンバレーパーク」で、園内で採れた“生ハチミツ”の限定販売がスタート！自然と共生する「ミツバチプロジェクト」をはじめ、廃傘を活用したアップサイクルバッグなど、地球にやさしい「Ethical Choice」な取り組みに注目です。

ムーミン谷から届く、自然の甘い恵み

「ムーミンバレーパーク」で、園内の草花から採取された“生ハチミツ”の販売が、2025年7月18日（金）よりスタートします。これは、パークが掲げるSDGsへの取り組み「Ethical Choice（エシカル・チョイス）」の一環で行われている「ムーミンバレーパーク ミツバチプロジェクト」によるものです。

ハチミツは、園内に咲く桜やトチノキをはじめとする多彩な花々から採れた百花蜜で、糖度84度・水分量14％という高い純度を誇ります。自然そのままの風味と香りを楽しめる特別な一瓶は、数に限りがある約40kgの限定販売。ムーミン谷の自然の恵みを感じられる、特別なお土産になりそうです。

パーク内で育つミツバチたち

「ムーミンバレーパーク ミツバチプロジェクト」は、2022年3月よりスタート。自然豊かな園内に3群（約6万匹）のセイヨウミツバチの巣箱が設置され、専門家の監修のもと、安全に配慮しながら管理が行われています。

ミツバチたちは園内の草花の蜜を集めることで受粉を助け、自然の循環を育んでいます。パークの自然に寄り添ったこのプロジェクトは、まさに「自然と共生する未来」への一歩といえるでしょう。

ミツバチを守ることは、未来を守ること

ミツバチは、私たちの食や自然環境に深く関わる大切な存在です。しかし農薬や気候変動の影響で、その数は世界的に減少傾向にあります。ミツバチの減少は、花粉交配の減少につながり、生態系全体への悪影響も懸念されています。

ムーミンバレーパークでは、園内の草花を蜜源としたミツバチ飼育を通じて、自然と調和した持続可能な社会づくりに貢献しています。小さな一匹のミツバチが、生態系全体と深くつながっていることを、楽しみながら学べる取り組みです。

傘がバッグに？アップサイクルで生まれ変わる

さらに注目したいのが、ムーミンバレーパークのもうひとつの環境配慮型プロジェクト【UPCYCLE PROJECT】です。イベント「ムーミン谷とアンブレラ」で使用されたカラフルなビニール傘を再利用し、バッグなどのファッションアイテムとして生まれ変わらせる取り組みが進行中です。

このアップサイクルを担うのは、廃傘素材で独自開発を行うブランド「PLASTICITY（プラスティシティ）」。回収された傘は、丁寧に分解・洗浄された後、4層に重ねて圧着することで、独特な質感と模様が生まれます。同じ色の傘でも一点ごとに表情が異なり、水や汚れにも強いという機能性も魅力。

地球と人にやさしい「Ethical Choice（エシカル・チョイス）」

「Ethical Choice」は、ムーミンバレーパークと隣接する「メッツァビレッジ」が推進する、地球にも人にもやさしいライフスタイル提案ブランドです。自然との共生、生物多様性、環境保全、地域連携といったテーマを軸に、商品開発やワークショップの開催など多岐にわたる活動を展開しています。

エシカルな消費行動が求められる今、楽しみながら環境への理解を深められるパークの取り組みは、グリーンライフにぴったりです。
▶ これまでの取り組みについてはこちらからご覧ください

ムーミンバレーパークについて

「ムーミンバレーパーク」は、ムーミン一家や仲間たちが暮らす“物語の世界”を体験できるテーマパーク。湖や森に囲まれた自然豊かな環境の中で、ライブショーやグリーティング、文学やアートに触れる展示などが楽しめます。フィンランドのムーミンの世界観を体感できる日本で唯一の場所として、多くのファンに親しまれています。
▶ 公式サイト

「ムーミン物語」について

「ムーミン物語株式会社」は、日本およびアジアにおけるムーミンテーマパーク事業のライセンスを保有し、企画・制作・運営を行っている企業です。ムーミンの物語に根ざした体験型施設として、SDGsやエシカルな取り組みも積極的に展開しています。
▶ https://www.moomin-monogatari.co.jp/

ムーミン谷の自然から生まれた限定ハチミツ。ミツバチとの共生や傘のアップサイクルなど、楽しみながら未来を考えるパークの取り組みに注目です。