パタゴニアが提案する「モノを長く使う」ライフスタイルを体験できるWorn WearのPOP UP STOREが、東京・京橋にて期間限定でオープン中。中古ウェア販売や修理相談に加え、ウェアの手入れ方法を学ぶイベントも開催され、環境への配慮と暮らしを結ぶ新しい選択肢が提示される。
モノを長く使うという選択肢

©2025Patagonia,Inc.
ファストファッションや大量消費が常態化する現代において、「モノを長く使う」ことが、環境負荷を抑える最良の方法であるとパタゴニアは語ります。その思想を体現した「Worn Wear(ウォーン ウェア)」の取り組みは、単なる中古品販売にとどまらず、修理や手入れを通して製品の寿命を延ばす文化の醸成を目指しています。
そんなWorn WearのPOP UP STOREが、東京・京橋にあるパタゴニアの期間限定ストアにて、2025年6月7日から8月18日まで開催されています。
期間:2025年6月7日(土)~8月18日(月)
営業時間:11:00~19:00(第3水曜日は定休日)
会場:パタゴニア 東京・京橋(東京都中央区京橋3丁目6-18 東京建物京橋ビル1階)
期間中は、Worn Wearの中古ウェアの販売や、製品修理・手入れに関する展示や相談会、体験型イベントなどが展開されます。
中古ウェア販売と展示

©2025Patagonia,Inc.

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POP UP STOREでは、状態の良いパタゴニア製中古ウェアを販売。購入は1人2点までとし、来場者が必要なアイテムに出会えるよう配慮されています。
また、長く愛用された製品のストーリーや、日頃のケアの重要性について学べる展示もあり、単なる販売ではない、衣類との関係性を深める場が用意されています。
Wash Care Event:防水性シェルの手入れを学ぶ

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【Wash Care Event】
日程:2025年7月5日(土)、6日(日)
時間:12:00~17:00
アウトドアを楽しむうえで欠かせない防水性シェル。雨風から身を守ってくれるその性能を長持ちさせるためには、定期的な洗濯と撥水処理が必要です。しかし、意外と知られていないのがその正しいお手入れ方法。
Wash Care Eventでは、防水性シェルの洗濯デモンストレーションを通して、洗い方の基本や撥水機能を回復させるコツをレクチャーします。イベントでは、環境にやさしい洗剤・撥水剤「STORM(ストーム)」のサンプルも配布されます。
STORMとは
STORMは、環境汚染の原因となるPFC(過フッ素化合物類)を使用せず、ワンウォッシュサイクルで洗浄と撥水処理を同時に行えるため、時間と水の節約にもつながるアイテムです。マイクロプラスチック汚染を減らすため、パッケージにはアルミボトルを採用しています。
買取&リペア相談イベント

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【買取&リペア相談イベント】
日程:2025年8月2日(土)、3日(日)
時間:11:00~18:00(17:00最終受付)
クローゼットに眠っているパタゴニア製品を手放したいと考えている方に向けて、「買取&リペア相談会」が開催されます。不要になったウェアやバッグを会場に持ち込むと、その場で検品・査定し、現金での買取を行います(運営:株式会社ティンパンアレイ)。買取対象は、機能に問題のない中古ウェアやラゲッジ、アクセサリー類で、洗濯済みの製品のみ受け付け。
また、まだ着られる製品に関しては、簡単な修理をその場で行うリペアサービスも提供。着慣れた1着を修理して使い続けることで、思い出も継続され、資源の節約にもつながります。
買取対象製品のガイドラインや価格目安については、公式ウェブサイトで詳細を確認できます。
「新品よりもずっといい」という哲学
パタゴニアが掲げる「新品よりもずっといい(Better than new)」というスローガンは、単なるエコやサステナビリティという言葉では語り尽くせない、生活そのものを見つめ直すメッセージです。
新しいものを買うよりも、手持ちのものを修理しながら長く使うこと。その選択が、地球にも、経済的にも、そして私たちの心にも優しい。Worn Wearは、そんな暮らしのヒントを与えてくれるプログラムです。
パタゴニア京橋で開催中のWorn Wear POP UPでは、販売・手入れ・修理を通してモノを長く使う楽しさと知恵を体験できます。持続可能な暮らしの第一歩におすすめです。
ライター
Greenfieldニュース編集部
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