ハワイの風を感じながら、心と身体と自然に優しいピースフルなヴィーガン料理を味わいませんか。ハワイ版ミシュランで2年連続金賞を受賞する実力派ヴィーガンカフェ「Peace Cafe Hawaii」。日本人オーナーシェフの提供する人気メニューや現地での交通アクセスなど、詳しくご紹介します。
ハワイ初の100%ヴィーガンカフェ「Peace Cafe Hawaii」
Peace Cafe Hawaiiは(ピースカフェハワイ、以下ピースカフェ)は、2010年にオープンしたハワイを代表する人気のヴィーガンカフェです。メニューはすべて、ヴィーガン100%。地元の新鮮野菜とオーガニックの厳選食材を使ったオリジナルのヴィーガンメニューが楽しめます。
「美味しい!楽しい!ヘルシー!」がピースカフェのコンセプト
身体に優しく、おいしいヴィーガンの料理を提供するピースカフェ。オーナーシェフの寺井さんが作る数々の料理は、おいしいだけでなく食の安全にもこだわりがあります。
食材は、できる限り地元のオーガニック食材を使用。メープルシロップやグルテンフリーのたまり醤油を使用し、調味料にも気を配っています。
また、ピースカフェの魅力といえば、日本やハワイを始めとする多国籍の料理が楽しめる豊富なメニュー。日本食として人気のラーメンやカツカレー、ハワイのロコモコ、韓国料理のビビンバなど、さまざまな料理が楽しめます。
オーナーシェフの寺井さんやパートナーである由佳子さんのあたたかいもてなしと心遣いを感じられる、アットホームな雰囲気も魅力です。
ピースカフェ・オーナーシェフ寺井将太さん
ピースカフェで料理を作るのは、日本人シェフの寺井将太さん。2013年に前オーナーから経営を引き継ぎ、現在の「ピースカフェ」をオープンしました。
1978年生まれ。東京都出身。
町田調理師専門学校卒業後、 茶会専門和菓子や懐石料理 北大路(銀座)、一品料理 六本木わかば(六本木)を経て、長年憧れていたハワイに移住し、Peace Cafe Hawaiiをオープンさせる。食養生やマクロビオティックの知識を持ち、専門誌「セラピスト」にて「⻝養生レシピ」連載を行う。
Peace Cafe Hawaiiはハワイ州初のヴィーガンカフェとして創業以来、111 Hawaii award、Hawaii’s BESTなど数々の賞を受賞。ハワイ版ミシュラン「ハレ・アイナ・アワード」においてはベジタリアン部門にて2年連続「金賞」を獲得している。
ピースカフェの場所・営業時間・駐車場
店名 | Peace Cafe Hawaii |
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住所 | 2239 S King St, Honolulu, HI 96826 |
アクセス | ワイキキから車で10分 |
駐車場 | 店舗裏6台・コインパーキングあり |
電話 | (808) 951-7555 |
営業時間 | 月~土:10:00〜20:00(L.O19:30) |
定休日 | 日曜日 |
ホームページ | オンラインオーダーはこちらから https://www.peacecafehawaii.com/japanese/ |
ピースカフェは、ワイキキから3kmほど離れた、サウスキングストリートのホノルルスタジアム州立公園付近にあります。車でのアクセスがよく、店舗裏の共有駐車場やコインパーキングが利用できるので便利です。
営業時間は基本的に10時から20時まで。ランチ、ディナーどちらにも利用できます。
交通アクセス
店舗には駐車場があり、車でのアクセスが可能です。そのほかに、公共交通機関(バス)やウーバータクシー、biki、エレクトニックスクーターを利用する方法があります。bikiは、ホノルル市内で利用できるレンタルサイクルのこと。店周辺にステーションがあるので、気軽に利用できます。
- ワイキキ中心地からピースカフェまで約10分
- 料金は約12〜14ドル
- クヒオ通りのバス停で【2番バス・School St – Kalihi Transit Center】に乗り【Kalakaua Ave + S King St】で下車
- Jack In the Boxの前のバス停(S King St + Punahou St)で【1番バス・Kahala Mall】または【6番バス・WOODLAWN DRIVE via East-West Road】に乗り【S King St + Makahiki Way】で下車
ピースカフェの受賞経歴【ハレ・アイナ・アワード】
ハワイのグルメ雑誌ホノルルマガジンが主催するハレ・アイナ・アワード。ピースカフェはベジタリアン部門で2年連続の最高賞(GOLD)を獲得しています。
ピースカフェの主な受賞経歴は、以下の通りです。
ハレ・アイナ・アワード | 2012 シルバー 2013 ファイナリスト 2014 ファイナリスト 2015 ファイナリスト 2016 ブロンズ 2017 ブロンズ 2018 ブロンズ 2019 ゴールド 2020 ゴールド 2021 ブロンズ 2022 ブロンズ 2023 シルバー 2024 シルバー |
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111 Hawaii award | 2017 ダイニング部門cafe ゴールド 2018 ダイニング部門cafe シルバー 2019 ダイニング部門cafe シルバー 2020 cafe bakery sweets シルバー |
Hawaii’s BEST | 2019 |
Tripadvisor | 2016/2017/2018 Certificate of Excellence |
YELP | 2017 |
ZAGAT | 2014 |
店内には、数々の受賞記念品が飾られています。
ハレ・アイナ・アワードは、35年以上の歴史を持つハワイで最も権威のあるグルメ賞です。ベジタリアン賞やベストニューレストラン賞など、さまざまなカテゴリーで優れた飲食店を表彰しており、「ハワイ版ミシュラン」と称されています。
オープン当時は少数派だったヴィーガンカフェは、今では島のあちこちでみられるようになりました。ライバルは増加傾向ですが、ピースカフェは、時代の変化に影響を受けることなく、受賞を重ね、安定した実力と人気を誇っています。
ヴィーガンは環境保護を考える菜食主義の人たち
そもそもヴィーガンとは「完全菜食主義者」のこと。肉や魚、卵だけでなく、乳製品、はちみつなど、動物由来の食品を食べないのが特徴です。また、食生活だけでなく、衣類や日用品にも、動物由来の製品を使いません。
食生活からライフスタイルにいたるまで、動物性の食品、製品を使用しないことがヴィーガンの考え方とされています。
ヴィーガンは、身体に優しい食事を摂るということだけでなく、自然環境を守りながら、動物の命を尊重するという考え方にもとづいています。家畜や実験動物など、人のために飼育されている動物を守りたいという思いから、ヴィーガンを始める人も増えています。
動物性の食事をしない、身につけない、そして傷つけないヴィーガンの暮らし。世界各国、また日本国内でも、注目が高まり、ヴィーガン食品の普及やレストラン、カフェのオープンなど、広がりをみせています。
ヴィーガンとベジタリアンの違い
ヴィーガンとベジタリアンはどちらも菜食主義にもとづいていますが、使用する食材や考え方に違いがあります。
ベジタリアンは菜食を中心としながら、卵や乳製品などの動物性食品を取り入れているのに対し、ヴィーガンは、魚や肉はもちろん、乳製品、はちみつにいたるまで、動物性の食品を一切摂りません。
また、ヴィーガンは動物愛護や環境保護に関する倫理観を持ち、生活全般に反映させていることから、ベジタリアンをより厳格にしたライフスタイルといえるでしょう。
ヴィーガン100%のピースカフェ
ピースカフェでは、肉や魚、卵、乳製品を一切使用しないヴィーガン100%の食事を提供しています。
フードやスイーツ、ドリンクも、すべて砂糖・化学調味料不使用。オーガニックにこだわった新鮮な食材を使用し、地産地消、フードロス削減を心がけています。
日本のピースカフェ店舗情報【ロータスカフェトウキョウ】
現在、日本国内で、ピースカフェの料理を食べられるお店は、渋谷にあるLotus Cafe Tokyo(ロータスカフェトウキョウ)。2024年4月にオープンしたオールヴィーガンカフェです。
ピースカフェのメニューとしては下記のメニューを提供しています。(2024年9月現在)
- ハート&ソウル(石焼)
- ハート&ソウル(ビビンバ)
- ハノイサンドイッチ
- 豆腐ポケボウル
- そばサラダ
- Peaceキムチ
- Peace柚子にんじん
ピースカフェ・オーナーシェフ寺井さん直伝のレシピをもとに作られたメニューです。メニューは季節によって異なり、一年を通してさまざまな料理が楽しめます。一部のメニューはテイクアウトも可能です。
ピースカフェのオリジナルメニューを日本で味わいたい方は、ぜひ足を運んでみてくださいね。
※ピースカフェ【渋谷スクランブルスクエア店・横浜ジョイナス店】は、ライセンス契約終了により閉店しました。
店名 | Lotus Cafe Tokyo |
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住所 | 東京都渋谷区鶯谷町15-10 |
予約・問い合わせ | 03-5422-3071 |
営業時間 | 月:11:00 – 15:00 18:00 – 22:00 火・木・金・土:11:30 – 15:00 18:00 – 22:00 日:11:30 – 15:00 |
定休日 | 水曜日 |
ホームページ | https://lotuscafe.jp/ |
ライター
AYA
静岡県出身。海と山に囲まれた自然豊かな環境で育ち、結婚後に、タイ・バンコクへ移住。病気がきっかけで、ヴィーガンのライフスタイルに目覚める。現在は、2児の母として子育てに奮闘しながら、人と環境にやさしいサステナブルな暮らしを実践中。自身の経験をもとに、ヴィーガン、環境問題、SDGsについて情報を発信している。