夏キャンプで寝袋は標高次第で使わない
夏キャンプに寝袋を持っていくかどうかは、キャンプをする場所の気温によって判断します。気温は標高が高い場所ほど低くなるため、標高が低い平地と、高い山や高原では必要な装備が異なります。ここでは、標高ごとに目安となる装備について紹介します。
平地や標高500m以下のキャンプ場なら夏はタオルケットで十分
標高500m以下のキャンプ場であれば、夏の夜間でも気温が20℃を下回ることは少なく、寝袋の必要はほとんどありません。重たい寝袋よりも、通気性がよく軽量なタオルケットのほうが適しています。
たとえば、東京都内のキャンプ場として人気の「川井キャンプ場」や、千葉県の「成田ゆめ牧場ファミリーオートキャンプ場」などは標高が低いため、真夏日だと夜になっても夜間の気温が比較的高いのが特徴です。
夏用の寝袋ではかえって寝苦しくなる
夏用寝袋の快適使用温度は、一般的に5〜11℃程度とされています。これは、寝袋が体を十分に保温しながらも、過度な暑さを感じさせない温度範囲です。
しかし、平地や標高500m以下のキャンプ場では、夜間の気温が20℃以上になることが多いため、夏用の寝袋は適していません。寝袋を使用すると、かえって暑さにより体が蒸れて汗をかき、不快感が増す可能性があります。
夏用寝袋は、涼しい気候や標高の高い場所での使用に向いていますが、平地や低地のキャンプでは、通気性がよく軽量なタオルケットの方が適しています。
また、タオルケットは洗濯しやすく、乾きやすいという利点もあります。そのため、汗をかいても洗えば清潔に保てるのでお手入れも簡単です。
標高1,000m以上や高原なら寝袋は持って行くべき
標高が100m高くなると、気温は約0.6℃下がります。標高1,000m以上や高原のキャンプ場では寒暖差が激しいため、寝袋が必要です。具体的な理由と例を交えて紹介します。
夜間は気温が急激に下がる
高地や高原のキャンプでは、日中の暑さとは対照的に、夜間の気温が急激に下がる場合があります。標高が高くなるほど昼夜の温度差が大きくなる傾向にあり、とくに夜から朝方にかけては冷え込みに注意が必要です。
真夏であっても、気温が一桁台まで下がる可能性があります。たとえば、群馬県赤城山に位置する「花見ヶ原森林公園キャンプ場」では、市街地と約7℃の気温差になる場合もあります。
快適な睡眠には寝袋が必要
体温をしっかり保つために、保温性の高い寝袋が必要です。冷え込みが厳しい夜には、体が冷えてしまうと、ぐっすりと眠れなくなります。
寝袋は、冷えやすい手足など全身をしっかりと保護できるので快適な睡眠を確保できます。「サマーシーズン用」や「3シーズン用」など、夏でも快適に過ごせるタイプを選びましょう。また、夜間の冷え込みに備えて、薄手のフリースや軽量ダウンジャケットも用意しておくのがおすすめです。
夏キャンプで寝るときの服装選びのポイント3選
夏キャンプで快適に寝るためには、適切な服装選びも重要です。ここでは、寝るときの服装選びのポイントを3つ紹介します。
ポイント1:寝泊まりするキャンプ場の外気温を調べておく
まず、キャンプをする場所の外気温を事前に調べておきましょう。天気予報やキャンプ場の公式サイトなどで、夜間の気温がどれくらいになるかを確認しておくと、適切な服装を選びやすくなります。とくに、山間部や高原の場合は、昼間と夜間の温度差が大きいので注意が必要です。
- 25℃以上の暑い夜:半袖Tシャツにハーフパンツなど、涼しい服装で過ごせます。
- 20~25℃:ロングTシャツ・ロングパンツが適しています。肌寒いと感じる場合は、薄手のパーカーなどを羽織りましょう。
- 15~20℃:フリース素材のウェアや、薄手のダウンジャケットなどがあるとよいでしょう。
ポイント2:通気性・透湿性が高いゆったりめの服を持っていく
夜間は日中とは異なり、気温が下がることがあります。寝るときの服装は、保温性と快適さを両立させるのがポイントです。夜間の冷え込みに対応するためには、重ね着や保温性のある素材を活用するとよいでしょう。
上下の服装と、足元に適したウェアについてご紹介します。
トップス
通気性のよい素材を基本にしながら、気温が下がる場合に備えて、薄手のフリースや長袖のシャツを用意しましょう。たとえば、昼間に着ていた速乾性のTシャツの上に薄手のフリースを重ねることで、体温を適切に保てます。
また、標高の高いキャンプ場なら夜間の寒さ対策として、軽量なダウンジャケットを用意しておくとよいでしょう。
ボトムス
通気性のよい素材の長ズボンを選びましょう。寒さを防ぐと同時に、虫刺されの防止にもなります。また、薄手で伸縮性のある素材なら、動きやすさを確保しつつ冷えから足元を守ります。
夜間に地面からの冷えが気になる人は、保温性のある素材を選ぶとよいでしょう。
靴下
厚手の靴下を履くことで、足元からの冷えを防げます。夜間は地面からの冷えが伝わりやすいため、足元をしっかり保護しましょう。フリース素材やウールの靴下を選ぶと、足元をあたたかく保てます。
ポイント3:虫刺され対策にロングTシャツ・ロングパンツを着用する
夏キャンプでは、虫刺され対策が非常に重要です。とくに、夜間は蚊やそのほかの虫が多くなるため、適切な服装を選ぶと虫刺されを防いで快適に過ごせるでしょう。以下に、具体的な対策を紹介します。
ロングTシャツ・ロングパンツの着用
ロングTシャツ・ロングパンツを着用することで、日光や虫から肌を守れます。また、暑さ対策として、薄手で通気性のよい素材を選ぶのがよいでしょう。ポリエステルやナイロン素材のロングTシャツは、軽量で速乾性に優れてるので汗をかいても快適に過ごせます。
さらに、紫外線防止加工が施された服装を選ぶと、日焼け対策としても効果的です。肌の露出を最小限に抑えつつ、暑さと紫外線から身を守るために、ロングTシャツ・ロングパンツをうまく取り入れましょう。
明るい色の服装を選ぶ
虫は濃くて暗い色に寄り付きやすい性質があります。そのため、ライトカラーの服を選ぶことで虫が寄り付きにくくなるでしょう。白や淡い色のロングTシャツ・ロングパンツを選ぶと、虫刺されのリスクを減らす効果が期待できます。
また、明るい色の服装は日光を反射する効果もあるため、暑さ対策としても有効です。虫対策と暑さ対策を兼ねて、できるだけ明るい色の服装を選ぶとよいでしょう。
防虫アイテムを併用する
ロングTシャツ・ロングパンツに加えて、防虫スプレーや防虫シートを併用することで、さらに効果的に虫刺されを防げます。
とくに肌の露出している部分には、しっかりと防虫スプレーを塗布しましょう。さらに、テントの周囲や衣服に防虫シートを設置することで、虫が寄り付きにくくなります。
暑すぎる夏キャンプの夜でも快適に寝る5つの工夫
暑い夏の夜でも快適に過ごすためには、いくつかの工夫が必要です。ここでは、暑さ対策として有効な5つの方法を紹介します。
対策その1:メッシュ素材のテントで泊まる
メッシュ素材のテントは、通気性がよくて涼しい風が入りやすいため、夏のキャンプに適しています。以下にメリットを紹介します。
風通しのよい環境を作れる
メッシュ素材のテントは、外気を取り込みやすいため、テント内の空気が循環して熱がこもりにくくなります。さらに、メッシュのインナーテントと組みあわせることで、風通しがよくなり、湿気を逃がします。
寝苦しい夜でも、メッシュ素材のテントなら快適な睡眠を確保できるでしょう。
日中の暑さを軽減できる
メッシュ素材のテントは、通気性がよいのはもちろんのこと、日光を効果的に遮りやすいため、テント内の温度上昇を軽減できます。
テントを外に設営すると、日中は外気温と日差しの影響を直に受けて熱がこもり、テント内の温度が上がります。とくに、夏の日中はテント内が30℃以上になる可能性もあるので、メッシュ素材のテントを上手に活用しましょう。
テント内の虫の侵入を防げる
メッシュテントは、生地の目が細かいので虫の侵入を防ぐ効果も期待できます。そのため、山や森林、川沿いといった虫の多い場所でも、ストレスなくキャンプが楽しめるでしょう。
対策その2:昼はタープで過ごしテントは夕方に張る
夏のキャンプでは、昼間の暑さ対策としてタープを活用し、涼しい場所で過ごすのがポイントです。また、テントを設営するタイミングを工夫することで、快適なキャンプができます。
日陰にテントを張る
テントを日陰に張ることで、日中の直射日光を避けテント内の温度上昇を抑えられます。真夏の昼間や、とくに暑い日などの熱中症リスクを減らす効果も見込めます。
木陰から拭く自然の風がテント内の空気循環を助け、快適に過ごしやすくなるでしょう。また、紫外線からテントの生地を守れるメリットもあります。
テントは日が落ちる前に張る
夕方にテントを張れば、昼間の暑さを避けられます。日中の強い日差しの下で作業すると、熱中症や疲労の原因になるので、涼しくなる夕方がベストです。
また、暗くなる前のほうが視界を確保しやすいので、暗闇での設営による事故やミスを防げます。夏場の日没が大体18時半前後なので、それまでにテントを設営し終えるとちょうどよいでしょう。
対策その3:USB扇風機やポータブルクーラーを持っていく
テント内の温度を快適に保つために、USB扇風機やポータブルクーラーを活用するのも効果的です。空気の流れをよくすることで暑さを軽減し、快適な睡眠環境をつくるのに非常に役立ちます。
ただし、使用にはメリットだけでなくデメリットもあります。以下を踏まえて準備しましょう。
USB扇風機のメリット
USB扇風機は、軽量で持ち運びが簡単なので荷物の多いキャンプに便利です。バッテリーで長時間作動し、テント内の空気を循環させることで涼しい風を取り入れます。メッシュ素材のテントと組みあわせると、風通しがよくなり、さらに効果が高まるでしょう。
ポータブルクーラーのメリット
ポータブルクーラーは、USB扇風機によりもさらに強力な冷却効果があります。冷却剤や水を併用することで、テント内の温度を大幅に下げられます。
とくに、夜間の暑さが厳しい場合にポータブルクーラーがあると便利です。
使用時の注意点
USB扇風機やポータブルクーラーを使用する際には、バッテリーの持ちや充電方法を考慮する必要があります。ポータブルクーラーは消費電力が高いため、大容量のバッテリーやソーラーパネル付きの充電器が必要です。
また、使用する際には、周囲への騒音やほかのキャンパーへの配慮も忘れずに行いましょう。
対策その4:クールウォーターパッドや瞬間冷却剤を使う
寝苦しい夜を快適に過ごすために、クールウォーターパッドや、瞬間冷却剤を使って体を冷やす方法もあります。寝る前にあらかじめ体温を下げておくと、より快適に眠れるでしょう。あわせて、冷却効果のある枕やマットを使うのも有効です。
水を入れて使用するタイプのマットです。体圧によってパッド内の水が移動し、体の熱を吸収します。就寝時に敷いて使えば、ひんやりとした感触で快適な睡眠をえられるでしょう。
瞬間冷却剤は、専用の袋に入った液体を揉むことで、化学反応が起こり急速に温度が下がります。首の後ろや手首、足首などにあてると、身体を部分的にクールダウンでき、入眠をサポートします。
ただし、これらのアイテムは一時的な効果しかないため、使用感が下がったら再冷却が必要です。また、体を冷やしすぎるとかえって寝付きが悪くなるので、使用する際は、適度な温度調整を心がけましょう。
対策その5:腰痛対策にはマットやコットを持っていく
キャンプでは暑さ対策だけでなく、快適な睡眠環境を整えるのも重要です。とくに長期間のキャンプでは腰痛対策が欠かせません。エアマットやコットなどを活用して、快適な寝心地を確保しましょう。それぞれの特徴や違いを説明します。
エアマット
空気を入れて使用するマットです。体重を分散させ、腰への負担を軽減する効果が期待できます。
適度なクッション性があり、設置も簡単でコンパクトに収納できるため、持ち運びに便利です。しかし、空気漏れのリスクや、地面からの冷えがデメリットとして挙げられます。
コット
地面から浮いた状態で寝られるベッド型のアイテムです。体重を支える構造になっており、腰への負担が少なく、姿勢を安定させます。さらに、地面の冷気や湿気を感じにくく、快適な温度を保ちます。
コットは設営に少し手間がかかり、重量や収納スペースが必要ですが、その快適さは魅力的です。
エアマット・コットのメリットとデメリットを表にまとめました。自分のキャンプスタイルや好みにあわせた適切なアイテム選びの参考にしてみてください。
エアマット | コット | |
メリット | ・体重を均等に分散し、腰への負担を軽減 ・適度なクッション性で快適な寝心地 ・空気を入れるだけで簡単設置 ・コンパクトに収納 ・持ち運びが容易 |
・地面から浮いた状態で寝るため、腰への負担を軽減 ・地面からの冷気や湿気を遮断 ・しっかりとした構造 ・安定した寝姿勢を保てる |
デメリット | ・空気漏れのリスクがある ・直接地面に設置するため、断熱性が低い ・地面からの冷えを感じやすい |
・エアマットより重量がある ・収納スペースが必要 ・設営に手間がかかる |
なお、テントを設営する場所は、地面が平坦で石や枝などの障害物がないところを選びましょう。斜面や凸凹のある場所では、睡眠の妨げになるだけでなく、テントが不安定になるリスクもあります。
設営前にはしっかりと地面をチェックし、グラウンドシートを敷いて地面からの湿気や冷気を防ぎ快適な環境を整えましょう。
夏の蒸し暑いテントを涼しくする3つの方法
蒸し暑い夏の夜を快適に過ごすには、テント内の環境も工夫しましょう。ここでは、テントを涼しく保つための方法を3つ紹介します。
方法1:テントのベンチレーターを開けておく
テントの上部や下部についているベンチレーターを開けておくことで、内部の熱気を外に逃がし、外の空気を取り込めます。さらに、テントの入口にあるキャノピーを開けと、インナーテントとフライシートの間の空気循環を促進し、結露を防ぐ効果が期待できます。
就寝時の防犯やプライバシーに応じて、ベンチレーターの開閉を調整しましょう。夏場のキャンプでは、ベンチレーターを常時開けておくのが、テント内の涼しさを保つポイントです。
方法2:テントで寝る人数を減らす
テント内の温度が上がりやすい原因のひとつに、人の体温があります。テントで寝る人数が多いと、その分だけテント内の温度が上昇しやすくなります。
もし可能であれば、テントを複数用意して、寝る人数を分散させましょう。ファミリーキャンプで大型テントを使用する場合でも、就寝時は大人と子どもでテントを分けたり、スペースに余裕があれば荷物用のテントを別に用意したりするのもよいでしょう。
方法3:オープンタープと併用する
日陰の場所がない場合は、オープンタープとテントと併用して、キャンプサイトに日陰スペースを確保しましょう。食事や休憩、調理などが、日陰で快適に行えます。
また、テントとタープを組みあわせることで、テント内の通気性がよくなり、湿気や熱のこもりを防げます。
組みあわせるメリットは、昼間はタープの下で過ごし、涼しくなる夕方以降にテントで休むといった使いわけができることです。
夏キャンプのテントで寝るときにできる防犯・盗難対策
夏のキャンプは、気候もよく屋外で快適に過ごせる反面、夜間は防犯対策が重要になります。ここでは、テント泊でできる防犯対策を5つご紹介します。
寝るときにできる防犯・盗難対策
- 南京錠でジッパーを固定する
- LEDランプで明かりを灯す
- 防犯ブザーや人感ライトを準備する
- 昼間に周囲のキャンパーと挨拶をする
- 人が多いところにテントを張る
南京錠でジッパーを固定する
ジッパーに南京錠を取り付けることで、不審者が簡単にテント内に侵入するのを防げます。南京錠は、100円ショップでも手に入るので、積極的に活用しましょう。
また、就寝時だけではなく、スーパーへ買い出しにいくなど、長時間テントを空ける場合にも有効です。
LEDランプで明かりを灯す
夜間でもテント内外に明かりがあると、周囲から見えやすくなり、犯罪の抑止力になります。ソーラー充電式や乾電池式のLEDランタンなどを活用して、テントサイトを明るくしておきましょう。
とくに、テントの入り口付近を重点的に明るくしておくと効果的です。
防犯ブザーや人感ライトを準備する
防犯ブザーをテント内に設置しておくのも防犯対策に有効です。不審者が侵入しようとしたときに警報が鳴り、周囲に知らせて犯罪を未然に防げます。
また、テント周辺に人の動きを感知して自動点灯する人感ライトを設置しておけば、夜間不審者の接近をいち早く察知できるでしょう。電池式やバッテリータイプなどであれば、設置も撤収も簡単です。
昼間に周囲のキャンパーと挨拶をする
キャンプ場でのコミュニケーションも重要な防犯対策のひとつです。昼間に周囲のキャンパーと挨拶を交わし、顔見知りになっておくことで、互いに見守り合う雰囲気をつくれます。
万が一、なにか問題が起きたときにも協力を得やすくなるでしょう。
人が多いところにテントを張る
防犯対策として、テントを張る場所も重要です。人目につきやすい場所は、不審者に狙われにくい傾向があります。
静かな場所でのんびりキャンプを楽しむのも魅力ですが、防犯面を考慮すると、人目がある場所のほうがよいでしょう。管理棟から遠く離れた静かな場所や端のサイトよりも、トイレや炊事場に近い場所を選びましょう。常に人の動きを感じられ、安心感を得られます。
とくに女性のソロキャンパーは、暗くて人が少ない場所より、人が多くて明めの場所を選ぶとよいでしょう。周囲に人がいるだけで、不審者が近づきにくくなります。
キャンプで寝るときは焚き火を消しておこう
焚き火を消し忘れたまま寝てしまうと、最悪の場合、火事につながるので注意しましょう。火の粉が飛んでテントに引火したり、枯れ葉や落ち葉に火が燃え移ったりしてしまいます。
以下に、焚き火の消し方を2つ紹介します。
消し方その1:火消し壺に密閉して炭を消火する
火消し壺は、フタをして空気を遮断することで、炭を窒息消火させる便利なアイテムです。
使い方は、火ばさみを使って燃えている薪を火消し壺に入れ、フタをするだけです。密閉容器なので、火の粉が飛び散る心配がありません。
火消し壺のメリットは、消し炭を再利用できることです。翌朝も火起こしが楽にできるので、薪の節約にもなります。また、フタをしたまま灰捨て場に運べるので、風で灰が飛んでしまう心配がなく、後片付けが簡単です。
消し方その2:焚き火の薪に水を撒いて消火する
火消し壺を持っていない場合は、水を使って焚き火を消しましょう。バケツなどに水を汲み、ひとつずつ薪をつかんで水の中に沈めます。薪を水に沈める際は、素手で持つと火傷のおそれがあるため、必ず火ばさみを使いましょう。
また、焚き火台にダイレクトに水をかけるのはNGです。急激な温度変化によって焚き火台が壊れたり、高温の水蒸気で火傷したりする可能性があります。面倒でもひとつずつ薪を水に沈めて、消火するようにしましょう。
夏キャンプの寝袋問題と寝るときの服装に関するまとめ
夏キャンプを快適に過ごすには、寝袋の選び方や寝るときの服装が重要です。寝る場所の標高によって必要な寝袋が異なるため、事前にキャンプ場の場所を確認して適切な装備を持参しましょう。テントの通気性を確保し、冷却アイテムを活用すると、暑い夜を快適に過ごせます。就寝時は防犯対策も忘れずに行ってください。夜が快適であれば、翌日の活動も一層楽しめて思い出に残るキャンプになるでしょう。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。