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キャプテンスタッグやデイツなどのオイルランタンは、芯を定期的に交換していれば何十年も愛用できます。しかし、いざ芯を交換するとなると、どのようにすればよいのか迷う方も多いでしょう。当記事では、オイルランタンの芯の交換方法について紹介しています。
 
≫ 「オイルランタンの芯交換におすすめ商品3選」を先に見たい方はこちら

オイルランタンの芯を交換するのに必要な物

オイルランタン 芯 交換

オイルランタンの芯を交換するために、なくてはならないアイテムをおもに2つ。どのようなものかチェックしておきましょう。

新品のオイルランタン用の芯

まずは、新品のオイルランタン用の芯を用意しましょう。オイルランタン用の芯には、メーカーが販売している純正品だけではなく、リーズナブルな大容量の商品も数多くありますが、所有しているオイルランタンに対応したものを選んでください。

オイルランタンの芯はメーカーやモデルによって幅が異なります。自分が持っているオイルランタンの芯の幅を確認しておきましょう。もし、どの芯を選べばよいのか不安なら、純正品をおすすめします

手頃なハサミ

芯をカットするためのハサミを準備してください。家にあるもので十分です。オイルランタンの芯はそのまま取り付けても問題なく使用できますが、燃えている炎の形を美しく整えるためには、芯を台形にカットするのがよいでしょう。

オイルランタンの芯には厚みがあり、なかなか切れないことがあります。よく切れるハサミであればなおよいでしょう。布用の裁ちばさみは、オイルランタンの芯をカットするのにピッタリです。

オイルランタンの芯を交換する5つの手順

オイルランタンの芯の交換は、5つの手順を踏んで行います。慣れてしまえばそこまで難しい作業ではないので、まずは手順を確認しながら実践してみてください。

手順
  1. ホヤを倒す
  2. 芯を取り出す
  3. 新しい芯をセットする
  4. ホヤを起こす
  5. 点火を確認する

手順1:ホヤを倒す

オイルランタンは、芯の周りをホヤと呼ばれるガラスのカバーで囲われています。芯を交換するには、ホヤを倒す必要があります。ホヤはランタン上部のつまみを上に引っ張ると倒せますので、ガラスを割らないようにゆっくりと倒してください。

かなり固い場合が多く、力ずくで倒そうとすると壊れてしまいす。うまく引っかかりを外せばスムーズに倒せるので、あまり力を入れすぎないように注意しましょう。

手順2:芯を取り出す

火力調整ハンドルを回しバーナーを分離させたら、バーナー部分から芯を抜き取りましょう。ホヤを倒せば芯とバーナー部分は取り外せますが、芯はバーナーに固定されたままです。必ず、分離させてください。

このとき、芯に吸われていたオイルが垂れてしまうので、作業の際は下に使い捨てのタオルなどを敷くことをおすすめします。取り外した芯は炎が燃え移るような環境を避け、できるだけ速やかに破棄しましょう。

手順3:新しい芯をセットする

古くなった芯を取り外せたら、新しい芯と交換します。新しい芯は先が角ばったままの状態でも使えますが、炎の見栄えをよくするために先端を台形にカットするのがおすすめです。カットした先端をバーナーの下側から差し込み、火力調整バーナーを回して芯を通していきます。

バーナーの先から芯が5~10mm程度出てくるまで火力調整バーナーを回せば、新しい芯のセット完了です。その後、先ほどとは逆の手順でバーナーと芯を本体へとセットし、外れないよう火力調整バーナーを回してしっかりとロックしてください。

手順4:ホヤを起こす

バーナーと芯が本体へとセットできたら、ホヤを起こします。ホヤはオイルランタン上部のつまみを引っ張りながら起こすとセットできます。確実に閉まったのを確認してください。このときに、無理やりホヤをはめ込もうとして割らないように注意しましょう。

ホヤを正常に起こしたら、オイルランタンの芯の交換は完了です。

手順5:点火を確認する

オイルランタンの芯を交換できたら、きちんと交換できたのかを確認するために一度点火させてみましょう。事前に点火を確認しておけば、キャンプ場で暗くなってからオイルランタンの芯を交換しなくてはならないような事態を防げます。

このとき、炎の見栄えもあわせて確認しておくとよいでしょう。炎の形状が悪かったり、燃え方がおかしかったりしたら、再度セッティングをやりなおしてみてください。

古いオイルランタンほどホヤが固着して開け閉めするのが難しくなるため、定期的にメンテナンスしておくのがベストです。

オイルランタンの芯交換におすすめ商品3選

オイルランタン 芯 交換

オイルランタンの芯交換におすすめの商品を3選ピックアップしました。お手元のオイルランタンの芯と同じサイズのものを選んでみてください。

①キャプテンスタッグ/CSオイルランタン用替え芯 中・大兼用

キャプテンスタッグから販売されている、キャプテンスタッグ純正のオイルランタンの替え芯です。キャプテンスタッグのオイルランタンには小・中・大のサイズがありますが、この商品は中と大サイズのオイルランタンに適しています。

キャプテンスタッグ以外のオイルランタンにもサイズさえあっていれば使えるので、気軽に買える芯を探している方におすすめです。

キャプテンスタッグ/CSオイルランタン用替え芯 中・大兼用
キャプテンスタッグ/CSオイルランタン用替え芯 中・大兼用

②デイツ/オイルランタン替え芯 4分芯

昔ながらのヴィンテージ調のデザインが人気で、愛用者も多いデイツ78などのオイルランタンに使える純正の替え芯です。純正品はサイズがピッタリでスムーズに替えられるので、デイツのオイルランタンを持っている方は常備しておくのもよいでしょう。

あらかじめ使いやすいサイズにカットされ、ランタンケースにも入れやすくなっています。オイルの染み込み方や燃え方も良好で、さまざまなオイルランタンに使えます。

デイツ/オイルランタン替え芯 4分芯
デイツ/オイルランタン替え芯 4分芯

 

③スワッグギア/ブロンズランタン用替え芯

幅1.3cm、長さ500cmという大容量ながら、安価で購入できるコストパフォーマンスに優れた替え芯です。実際の使用者による口コミやレビューの評価が高く、サイズさえあっていればどのようなオイルランタンにも使える万能さが魅力。

これからキャンプで本格的にオイルランタンを使っていきたい方やオイルランタン本体を多く所有している方、そしてまとめて買っておきたい方におすすめの替え芯です。

スワッグギア/ブロンズランタン用替え芯
スワッグギア/ブロンズランタン用替え芯

なお、おすすめのオイルランタンはこちらをぜひご覧ください。

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オイルランタンの芯を交換する際の注意点

オイルランタン 芯 交換
オイルランタンの芯を交換する際には、気を付けなければならない注意点がいくつかあります。詳しくみていきましょう。

オイルランタンの燃料はすべて抜いておく

オイルランタンの芯を交換する際には、燃料を完全に抜いた状態にしておく必要があります。オイルランタンの芯の交換ではバーナー部分を完全に取り外してしまうので、燃料が入っていると漏れてしまいます。燃料は肌につくと荒れるおそれがあるので、できるだけ触れないようにしてください。

オイルランタンの芯を交換しているとき、周囲に火気があると、漏れた燃料に引火するリスクがあります。火気のあるところで交換しないのはもちろん、周囲に燃え移る燃料がないようにしておきましょう。

替えの芯のサイズを確認しておく

オイルランタンには数多くのサイズがあり、それにともない芯のサイズも変わります。たとえば、キャプテンスタッグのオイルランタン芯には小・中・大の3サイズがあります。また、デイツ78のオイルランタンには幅12mmの芯が適しています。

持っているオイルランタンに適合した芯を選ぶために、あらかじめ替えの芯のサイズを確認しておくようにしましょう。もしサイズがわからないときには、オイルランタンと同じメーカーの純正の芯をおすすめします。

オイルランタンの芯交換によくある質問

オイルランタンの芯の交換について、いくつか疑問を出てくるかもしれません。そのようなときには、こちらのQ&Aを参考にしてみてください。

オイルランタンの芯が空回りして出てこない理由は?

オイルランタンの芯が空回りして出てこないとき、うまく替えの芯をバーナー部分に差し込めていない可能性があります。もう一度抜いてから差し込み直すと、空回りせずに出てくるかもしれません。

また、うまく差し込めないときには、先を少しカットするのもおすすめです。先をカットして細くすると、スムーズに差し込めるでしょう。また、古いオイルランタンは、歪みから芯の出が悪いことがあります。

オイルランタンの芯がすぐ減る理由は?

オイルランタンの芯がすぐに減ってしまう原因として多いのは、バーナー部分から出している芯の長さが適切ではない可能性があります。短すぎても、長すぎても、芯は早く減ってしまい交換頻度が高くなります。また、芯にオイルが浸透していない状態で使った場合も、芯が早く減ってしまうでしょう。

交換してすぐに使おうとするとオイルが浸透していないので、交換後は数十分おいてから点火確認をおこなうようしてください。

ダイソーやセリアの芯は代用に使えるか?

ダイソーやセリアなど、100均にもオイルランタンの芯が売られており、そのような商品も問題なく代用として使えます。しかし、サイズは必ず交換するオイルランタンに適合している必要があるので、取り付けられるかどうかは事前に確認しておいてください。

また、純正品と比較すると炎の見栄えがよくないことがあります。こだわるのであれば、純正品がおすすめです。あくまでも代用としていくつか備えておくような使い方がよいでしょう。

新品の芯なのに火が小さくなる理由は?

新品の芯なのにオイルランタンの火が小さくなってしまう場合、そのほとんどが芯が短すぎるという理由です。火力調整バーナーを回すと芯の出し入れが可能ですが、この際、芯をあまり出していなければ火が小さくなってしまいます。

火が小さいと充分な光量を得られないだけではなく、使用中に勝手に火が消えてしまうこともあります。火が小さいと感じたときには、火力調整バーナーを回して少し芯を長めに出してみてください。

オイルランタンの芯交換に関するまとめ

オイルランタンには、キャプテンスタッグやデイツ78など、きちんと芯を交換していれば何十年も愛用できるものが多くあります。ただし、オイルランタンの芯には適合したサイズがあり、正しいものを正しい方法で交換しなければいけません。

はじめはどうすればよいのか迷う方も多いかもしれませんが、慣れれば暗いキャンプ場でも交換できます。まずは正しいオイルランタンの芯の交換の方法を覚えておきましょう。

オイルランタンとその他のランタンの違いについては、こちらで詳しく紹介しています。

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キャプテンスタッグやデイツなどのオイルランタンの芯の交換方法について詳しくご紹介してきました。オイルランタンは芯を適切に交換していれば長い間愛用でき、使えば使うほど味が出てきます。また、芯を交換すると炎の見栄えがよくなるといったメリットもあります。芯を交換した経験のない初心者はもちろん、キャンプに慣れた方も、ぜひ一度オイルランタンの芯の交換方法について確認してみてください。

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
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