マッターホルンを見ながらスキーができるチェルヴィニア
チェルビニアというと、マッターホルン(イタリア語ではモンテ・チェルビーノ)のイタリア側の町として有名です。
ヨーロッパでも最も高い標高2,009mにあり、町自体は小さいですが、共通リフト券があればイタリアとスイスの広大な2つのエリアもスキーすることができるとあって、イタリアでも屈指のスキーリゾートなのです。
チェルビニアからゴンドラとロープウェイを乗り継ぐと、モンテチェルビーノの最高地点、標高3,488mゲレンデトップのプラト・ローザに着きます。
ここはちょうどイタリアとスイスの国境にあるということで、それを示す黄色の線が引いてありますから、定番の国境をまたいだ写真も撮るのもおすすめ。
プラト・ローザからイタリア側はとにかく広いゲレンデが続いていて、滑りやすさはピカイチ!
スイス方面に滑っていけば、ツェルマットまで降りることができます。
チェルビニアからみる景色は360度山が広がっているばかりでなく、山々が連なっていて心を奪われてしまうほどの絶景です。
日本でも有名なマッターホルンでスキーをするというのは、スキーヤーにとってはステイタスといっても過言ではないほど、贅沢な経験になるのではないでしょうか。
アクセス:イタリアミラノマルペンサ空港より車で2時間半ほど
チェルビニアに興味がある方はこちらのサイト(英語)も合わせてどうぞ。
ドロミテ最大の高級リゾート地コルティナ・ダンペッツォ
ドロミテといえば、世界遺産にも指定されている12ものスキーエリアからなるスーパー・ドロミテ・スキーエリアという広大なスキーエリアが有名です。
そのドロミテエリアのなかでも、コルティナ・ダンペッツォはその比類のない美しさから「ドロミテの女王」とも呼ばれています。
また、コルティナの夕暮れ時には、バラ色に染まった独特の美しい風景が見られます。
これはイタリア語でEnrosadire(バラ色になるの意味)といい、ドロミテ特有の鉱物を含む岩が、夕暮れ時になるとピンク色から紫色に変わる現象。
その美しい風景は一望する価値があります。
コルティーナエリアは、初級者から上級者向けに70ものコースがあり、ゲレンデ総距離は115kmにもなります。
コルティーナエリアで特に有名コースというと、セッラ・ロンダツアー(上記写真参照)があります。
セッラ・ロンダツアーというのは、巨大なセッラ山群の周りをリフトを乗り継ぎながら周回するツアーで、1日で24kmを滑ります。
トータルで12本のリフトを乗り継ぎながら回るので、効率よく回るにはガイドの同行がおすすめ。
美しい夕焼けを見ながらのスキーは、ドロミテでしかない特別な満足感を味あわせてくれるかもしれませんよ。
アクセス:ローマ・ミラノ経由でヴェネチア空港に入り、そこから高速バスや車で2時間
ドロミテに興味がある方は、イタリア政府観光局公式サイト(日本語)も合わせてどうぞ。
免税の町でショッピングも充実のリビーニョ
リビーニョはチェルビニアやドロミテに比べると日本での知名度は少し低いかもしれませんが、イタリアでは免税と広大なスキーエリアがあることで有名なスキーリゾートです。
リビーニョはスイスとの国境沿いの町であり、昔は雪に閉ざされた山奥の貧しい村ということで、イタリア国内でも特別に免税政策がとられ、それが今でも続いているため、ここでは税金がかかりません。
つまり、イタリア国内にいながら免税のショッピング天国なのです。
リビーニョは山で囲まれた盆地に開けた町で、スキーエリアは町を挟んでモトリーノとカロッゼロという左右の山側にあります。
60以上ものコースがあり、総滑走距離は110kmと広大。
充実したスノーパークも完備していることから、フリースタイルスキーなどの大会も多く行われていて、そうしたイベントに遭遇する率が高いことも大きな魅力です。
リビーニョから車で45分ほど行くと温泉スキーリゾートでもあるボルミオへ、また国境を越えて1時間ほどでスイスのサンモリッツへも行くことができるなど、アクセスが良くミラノ人の隠れた穴場スポットとも言える場所になっています。
アクセス:ミラノマルペンサ空港より車で4時間、電車+バスでのアクセスも可能
リビーニョに興味がある方は、こちらのサイト(英語)も合わせてどうぞ。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
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