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登山の一種である沢登りは、ルートのない沢を歩き、山頂を目指すアクティビティです。日本が生んだ登山スタイルで、全国各地に沢登りスポットがあります。この記事では、沢登りの魅力や準備するもの、注意点について紹介するので、参考にぜひしてください。

 

沢登りの魅力

沢登り シャワークライミング

沢登りの魅力は、道なき道を進む点。通常の登山と違って登山道がなく、沢のなかや沢沿いを登るため、冒険心がくすぐられるでしょう。

また、道中の美しい渓谷の絶景が魅力で、その景色見たさに沢登りをする方もいます。

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沢登りに必要な道具は?

沢登り シャワークライミング

沢登りは水辺で行うため、撥水性があり、軽量の道具が適しています。

沢登りの手助けとなり、より快適に登れるための道具を紹介します。選び方のポイントをチェックして、必要なものを準備しましょう。

クライミングパンツ

水に濡れることを前提につくられたパンツです。滝を登ったり丸太をまたいだりするため、ストレッチ性があるクライミングパンツがおすすめ。軽さ・速乾性・ストレッチ性・保温性に注目して選ぶとよいでしょう。

なお、水の抵抗を減らすために、保温性のあるスパッツの上にハーフ丈のクライミングパンツを着用するスタイルもあります。

沢登り用シューズ

登山靴と異なり、苔で滑りやすくなった道や、歩きにくい沢のなかを進むための専用シューズです。アウトソールの素材によって向き不向きがあります。

フェルトでできたフェルトソールタイプはヌメリに強いため、滑りやすい沢のなかを積極的に登る方におすすめ。ただし、岩場や地面には適さないので、軽登山靴もあわせて用意するとよいでしょう。

ゴムが使用されたラバーソールタイプはグリップ力が高いので、岩場や滝に適しています。積極的に岩場を登る方におすすめ。さらに、足が疲れにくく、登山道も歩けます。

バックパック

耐水性・耐久性に優れた、沢登り用のバックパックです。薮(やぶ)や笹(ささ)に引っかかりにくいシンプルなデザインがおすすめ。

容量は、日帰りなら20~30L、宿泊なら50L以上が目安です。また、軽量さを求めるならメッシュ生地、中身を濡らしたくないなら防水加工がされたものを選ぶとよいでしょう。

フローティングベスト

海よりも沈みやすい淡水で浮くために必須のアイテムです。誤って落ちたときや、流されたときにフローティングベストを着ていると、沈む心配がありません。

落水・転倒時の衝撃吸収効果や保温効果、収納機能などが備わっているため、初心者はもちろん上級者も着用をおすすめします。

ヘルメット

安全対策には欠かせない、頭を保護するための道具です。沢登りは、上を見上げることが多いので、疲れにくい400g以下のヘルメットがおすすめ。

軽さ・通気性・安全基準・サイズを意識して選ぶとよいでしょう。とくに、安全基準は必ず確認してください。

沢登りの道具についてさらに知りたい方は、こちらの記事もチェックしてください。
夏はシャワークライミング!全身で沢や川を楽しむアクティビティ「シャワークライミング」を体験してみない?

沢登りに必要な事前準備とは?

沢登り シャワークライミング

ここでは、安全性を考慮した沢登りをするための、事前準備のポイントを紹介します。

沢の下調べをする

沢登りをする場所について、事前にリサーチしておくとよいでしょう。

大まかなルート・難易度・休憩スポットや施設の有無などについて下調べをします。下調べをすることで、安全性を考慮した計画を立てられるでしょう。さらに、必要な道具や心構えの準備ができます。

天気の確認をする

1週間前までの天気を確認して、計画を実行するか判断するのが大切です。沢の状態は、自然環境の変化とともに変わります。沢登りを実施する日が快晴でも、それ以前に雨が降っていれば水量が増すため、活動に適さない場合があるでしょう。

日々のトレーニングをする

沢登りに向けて、ウォーキングや筋トレなどで体力をつけるのがおすすめ。沢登りは、歩いたり泳いだりと、全身を使うアクティビティです。普段からあまり体を動かさない場合、突然の運動で体に負担がかかったり、ケガをしたりする可能性が高まります。

 

沢登り中のリスクを未然に防ぐポイント

沢登り シャワークライミング

沢登りは、水に関する事故が起きやすいアクティビティ。危険性を正しく理解し、未然に防ぐことが大切です。沢登り中に起こりうるリスクと、防ぐためのポイントについて紹介します。

体調の変化に気をつける

体調に異変を感じたら、無理をせずに休憩や下山をしましょう。ウェアが常に濡れ続けるため、低体温症に陥るおそれがあります。また、速乾性や断熱性のあるウェアを着て、体が冷えるのを防ぎましょう。さらに、行動食や温かい飲み物で、体を温めるのも効果的です。

スリップや転落に注意する

沢登りの際は、耐滑性(たいかつせい)のあるシューズを履き、転倒を防ぎましょう。沢登りは、岩のヌメリや水の流れに足をとられ、スリップや転落をしやすいアクティビティです。

流れのある沢では、岸と岸にロープを張り、それを手がかりに渡ると転倒を防止できます。
危険や不安を感じたら無理をせず、2〜3人でスクラムを組んで渡るなど、協力しながら前に進みましょう。

天気の変化に気をくばる

雨による増水を感じたら、沢から離れた場所にすぐに避難しましょう。山岳地帯は天気の変化が激しく、沢登り中に雨が降ることがあります。増水によって溺れる危険性が増すため、天気の変化に気をつけてください。

決められたルートのない沢のなかを歩き、山頂を目指す沢登り。沢を進み、ときには滝に登ることがある、冒険心あふれる魅力的なアクティビティです。険しい道のりの先には、美しい渓谷や森林などの、自然が織りなす絶景が待っているでしょう。今回は、沢登りの魅力や準備するもの、注意点などについて紹介しました。この記事を参考に、安全面に十分に気をくばった沢登りを楽しみましょう。

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
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