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夏キャンプの楽しみのひとつといえば、カブトムシ採集です。 少年たちの心をくすぐる大人気の昆虫であり、山あいのキャンプ場周辺にいることが多いでしょう。そこで今回は、カブトムシを捕まえる際のポイントと、いくつかの具体的な捕まえ方を紹介します。

カブトムシを捕まえる際の3つのポイント

カブトムシの捕まえ方

カブトムシを捕まえる際に覚えておきたい、3つの重要なポイントを紹介します。

①カブトムシが捕れる時期:7月中旬~8月中旬がベストシーズン

地域によって差がありますが、カブトムシのシーズンは、7月初旬〜9月中旬ぐらいまでです。そのなかでも、7月中旬〜8月中旬がベストシーズン。

8月中旬以降は、羽化する数が減るため、捕まえられる数が減る傾向があるでしょう。

②カブトムシが捕れる場所:クヌギ・コナラ・ハルニレ・アキニレが狙い目

カブトムシを狙う場合は、クヌギやコナラ、ハルニレ、アキニレの木を中心に探すのがよいでしょう。樹液が出ている箇所に集まるため、重点的に探してください。

また、木の根本や幹の低い位置によくいるので、子どもでも捕まえやすいでしょう。さらに、カブトムシは集団で群がる傾向があるため、1本の木から何匹も捕まえられることがあります。

③カブトムシが捕れる時間帯:夜間がベストタイム

カブトムシを捕まえる際は、夜間がおすすめ。よく捕まえられる時間帯といわれており、運がよければ一度に何匹も捕獲できるでしょう。ただし、夜間は木の様子などがあまりわからないので、日中の下見を推奨します。

また、夜明け後の1時間ほどの早朝も、とてもよい時間帯です。周囲が明るいので、捕まえやすいでしょう。ただし、早朝はスズメバチがすでに活動しているため、刺されないように注意してください。

夜間と早朝の捕まえやすい時間帯を狙える点が、キャンプ場ならではのメリットでしょう。カブトムシやクワガタムシ採集をウリにしているキャンプ場があるので、ネットなどで情報収集するのがおすすめです。

 

カブトムシの捕まえ方

カブトムシの捕まえ方

カブトムシを捕まえる際に必要な道具や装備と、具体的な捕まえ方を紹介します。

必要な道具や装備は?

カブトムシの捕まえ方

カブトムシ採集に必要な道具や装備はそれほど多くなく、簡単にそろえられます。

①虫かご:スライド式で開けやすいタイプがおすすめ

捕まえたカブトムシを入れるための虫かごを用意しましょう。虫かごは、100円ショップなどで販売されている、安価なもので十分です。夜間に使うので、簡単に開けやすいスライド式の虫かごがよいでしょう。

②虫とり網:伸縮できると高い場所でも捕まえやすい

カブトムシを捕まえる際は、虫とり網を用意してください。虫とり網があれば、手が届かない場所にいるカブトムシを捕まえやすいでしょう。とくに、伸縮式のタイプは幅広い距離に対応できるのでおすすめです。

③長袖シャツ・長ズボン:黒系統の色は避ける

蚊・ハチ・アブなどの虫から身を守るため、長袖シャツ・長ズボンを必ず着用しましょう。なお、スズメバチは黒色に反応して攻撃するといわれているので、黒系統の服は避けてください。

④懐中電灯:照射範囲が調節できるタイプだと探しやすい

カブトムシを夜間に探す人は、懐中電灯を必ず持参しましょう。さまざまなタイプの懐中電灯のなかでも、照射範囲を幅広く調節できるタイプが狙い目。草むらや木の幹など、探したい場所にあわせて柔軟に照らせるのがメリットです。

実際の捕まえ方は?

カブトムシの捕まえ方

カブトムシを捕まえる際の具体的な方法を3つ紹介します。ぜひ参考にしてください。

①樹液が出ている幹を探す方法:最も基本的な捕まえ方

樹液が溢れ出ているクヌギの木などに集まるカブトムシを採集する方法です。カブトムシは樹液が大好物なので、場所によっては一度に何匹も捕まえられるでしょう。また、カブトムシだけでなく、カミキリムシやクワガタムシなどの採集も楽しめます。

②街灯の下を探す方法:LEDタイプの街灯には注意

道路沿いに設置されている場合が多い街灯の下を探す方法です。カブトムシやクワガタムシは、街灯の発する紫外線に集まる習性があります。

ただし、LEDタイプの街灯は紫外線をほとんど発しない点に注意。カブトムシを探す際は、蛍光灯タイプまたは水銀灯タイプの街灯の下を探してください。

③バナナトラップを用いる方法:日中に仕掛けるのがポイント

バナナトラップとは、匂いのするミツを仕掛けて、カブトムシをおびき寄せる方法です。バナナ2~3本・焼酎2カップ・砂糖1カップで簡単に作れます。 以下の手順を参考に、ぜひ作ってみてください。

  1. 皮つきバナナをざく切りにし、砂糖と焼酎を入れた袋に浸して軽く揉みます。
  2. 袋を密閉し、太陽にあてて1~2日発酵させましょう。発酵中にガスで袋が膨張したら、袋をあけてガス抜きをしてください。
  3. 発酵後、ミツを瓶に詰めかえます。
  4. ミツをハケで木に塗ったり、バナナをストッキングに入れて吊るしたりしましょう。

なお、キャンプ場によっては禁止されている場合があるので、事前に確認してください。

 

初心者は事前の練習がおすすめ!

カブトムシの捕まえ方

カブトムシの採集は、コツさえ覚えればそれほど難しくはありません。しかし、未経験の場合はなかなか捕れず、苦労することがあるでしょう。

キャンプ場へ行く前に、近場の公園など、カブトムシが捕れるスポットで練習するのがおすすめです。カブトムシのいる場所を事前に把握することで、キャンプ場でもスムーズに捕まえられるでしょう。

夏のキャンプの醍醐味のひとつであるカブトムシ採集。しっかりとゲットするためには、カブトムシの生態や具体的な捕まえ方を、あらかじめ把握しておく必要があります。また、自然豊かなキャンプ場で、子どもたちと一緒に夢中になって行うカブトムシ採集は、非常に楽しいもの。この夏は、童心に返ってカブトムシ採集を存分に楽しみ、一生忘れられない思い出を、子どもたちとつくってください。

 

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。