雨に強いテントを選ぶポイント3つ
雨に強いテントを選ぶポイントは、おもに以下の3つです。
- 耐水圧が高い
- 撥水加工されている
- ダブルウォール構造である
ひとつずつ説明しますので、チェックしてみましょう。
①耐水圧が高い
まず外せないのが、テントの耐水圧。雨に強いテントを選ぶときは、耐水圧に着目しましょう。キャンプでの強い雨を想定すると、耐水圧1,500mmほどのテントがおすすめです。
なお、耐水圧が高いほど雨に強いといえますが、その分、通気性が悪くなってしまうことも。快適性と耐水圧のバランスを考えて、チョイスしてみてくださいね。
②撥水加工されている
水をはじく機能も、雨に強いテントの条件のひとつ。撥水加工付きなら、テントへの雨水の浸み込みを軽減できるでしょう。水を弾くだけでなく、泥などの汚れも付きにくいメリットがあります。キャンプから帰ったあとのお手入れがラクになりますよ。
テントの撥水性能を確認するには、PUコーティングの有無をチェックしてみてくださいね。
③ダブルウォール構造である
雨天を前提としたキャンプなら、ダブルウォールタイプを選びましょう。ダブルウォールとは、インナーテント・フライシートの2枚で構成されているテントのことです。壁が1枚のシングルウォールテントより結露しにくく、雨水の侵入も防ぎやすいですよ。
雨キャンプで役立つテントの機能
雨キャンプを快適にしてくれる、テントの機能を紹介します。必須ではありませんが、あるときっと役立つはずですよ。
前室
雨キャンプでは、前室があるテントが便利!前室とは、家でいう土間や軒下のような空間です。雨が降っていても、濡れずに出入りできますよ。
また、調理や食事のときも、ちょっとしたスペースがあると重宝します。雨が降ると、テント内で火を使う調理は難しいですよね。前室があれば、雨でも気にせず作業できるでしょう。
ベンチレーション
ベンチレーションは、快適に過ごすために欠かせない機能です。ベンチレーションとは、テント内にこもった空気を循環する通気口のこと。ほとんどのテントには装備されていますが、2ヶ所以上あれば、さらに通気性がアップしますよ。
なお、頂点がひとつのワンポールテントの場合は、上下にベンチレーションがあるタイプがベスト。天井に加えて、床に近い側面に装備されているタイプもあります。テントのどこにベンチレーションがあるのか、位置についても確認してみてくださいね。
スカート
スカート付きのテントは、雨キャンプでも大活躍!スカートとは、テントのフライシート下に付いている、ひらひらした部分をさします。冬キャンプでは、冷気の侵入を防ぐ効果がありますが、雨キャンプでは、テントの下から雨水が入ってくるのを防ぐ役割があります。
テント内の大切な荷物を雨から守るためにも、スカートの有無をチェックしましょう。
【ソロ・デュオ用】雨に強いおすすめのテント
ここからは、雨に強いおすすめのテントを紹介します。
まずは、ソロ用・2人用のテントをピックアップ。コンパクトに収納できて、居住性もよいテントを選ぶのがコツです。ひとりのときも、誰かと一緒でも、雨からしっかりと守ってくれますよ。
スノーピーク 「ミニッツドーム Pro.air1」
耐水性と撥水性に優れたテント。広い前室には、クーラーボックスを置いたり、靴を脱ぎ履きしたりできる十分なスペースがあります。また、インナーテントは吊り下げ式のため、雨の日の設営がスピーディーにできるのがポイント。
居住空間が広く、重さは約4kg未満と軽いのも魅力。ツーリングやウルトラライト志向のキャンパーなど、軽さを重視する人にもイチオシです。
ogawa 「ステイシー ST-Ⅱ」
広い前室を備え、雨のなかでもゆったりと過ごせるのが特徴。前室の高さは約120cmあり、チェアを出して座れる十分な空間です。2か所あるベンチレーションにより、空気が循環するため、雨キャンプでも快適ですよ。
テント内部は、大人2人が寝られるスペースで、ソロなら余裕のある作り。コンパクトに収納できるので、ソロキャンパーにも向いているでしょう。
【ファミリー用】雨に強いおすすめのテント
雨の日でも家族で楽しめる、ファミリーキャンプ向けのテントを紹介します。
天気の悪い日は、テントのなかで過ごす時間が長くなるもの。キャンプの思い出づくりのためにも、気持ちよく過ごせるテントを選んでくださいね。
スノーピーク 「アメニティドームL」
設営が簡単なファミリー用テントです。雨キャンプに十分な、防水性と撥水性をあわせ持つのがポイント。一般的には、平均値を記載することが多い耐水圧ですが、この商品はどこを計っても耐水圧が1,800mmほどあり、雨に強いのが特徴です。
雨だけでなく、風にも強い形状で、比較的手に入れやすい価格もうれしいところ。初めてテントを購入する人に、ぜひ選んでほしいテントです。
コールマン 「タフスクリーン2ルームエアー/LDX」
耐水圧が2,000mm以上あり、スカートが付いているテント。ファミリーで快適に過ごせる、十分な広さを備えた2ルームタイプです。別売りのファンを使うと、外気を効率よく取り込めるため、じめじめした季節でも涼しく過ごせるでしょう。
また、遮光性に優れており、夏の暑さに強いのも魅力。蒸し暑い梅雨シーズンから夏ごろまで、キャンプを楽しむファミリーに最適ですよ。
ogawa 「ティエラ5-EXⅡ」
ogawaのロングセラーモデルです。グランドシートには、完全防水素材のPVCが使われており、地面からの雨の侵入を防げるのがポイント。家族でゆったり過ごせる、広々としたリビングがあるのがうれしいですね。
インナーテントのTC素材には、透湿性があり、遮光効果も期待できます。居住性とサイズ感のバランスがよいため、雨キャンプにぴったりですね。小さな子ども連れのファミリーに、ぜひ試してほしい商品です。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
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