冬キャンプにスープがおすすめの理由
冬キャンプで食べるスープは「おいしい」以外にもおすすめのポイントがあります。
ポイント①手軽に栄養がとれる
スープは鍋ひとつで作るので調理が簡単です。また、食材の栄養と水分を効率的に摂取できます。さらに、やわらかいので胃にやさしいのもうれしいですね。
ポイント②体が温まる
スープは焚火との相性も抜群です。トライポッドに鍋を吊るして、焚火タイムを堪能しながら調理ができます。また、使用する食材を工夫することで、温かさがアップ。体温を上げる働きのある、唐辛子・ショウガなどの香辛料を取り入れてみましょう。
さらにスープにとろみをつければ、冷めにくくなります。焚火にあたりながら温かいスープを飲むと、体の芯からポカポカしてきますよ。
冬キャンプ飯におすすめのスープレシピ
ここからは、おすすめの手軽でおいしいスープレシピを5つご紹介します。
①鮭の缶詰を使った「粕汁風豆乳と鮭のクリームスープ」
冬の定番料理である鮭の粕汁。キャンプで作りやすいように、鮭の缶詰を使いました。
【材料(3~4人分)】
- 鮭の缶詰(1缶)
- 大根(1/4本)
- 人参(1/2本)
- 長ネギ(1/2本)
- 舞茸(1/2パック)
- 味噌(大さじ2)
- 酒粕(大さじ1)
- 無調整豆乳(200mL)
- コショウ(少々)
【作り方】
1.大根をひと口大のイチョウ切り、にんじんを半月切りにする
2.長ネギは薄切りにし、舞茸はほぐしておく
3.鮭の缶詰を鍋に汁ごと入れ、缶詰2杯分の水を入れる
4.大根と人参を入れて火にかける
5.野菜がやわらかくなったら舞茸と長ネギを入れ、ひと煮立ちしたら火からおろす
6.酒粕と味噌を溶かして豆乳を入れ、再び火にかける
7.ひと煮立ちしたら火からおろしできあがり。コショウはお好みで
【ポイント】
豆乳は沸騰すると固まるので、気を付けましょう。
②イカの塩辛が隠し味「スンドゥブ風スープ」
本場のスンドゥブはあさりを入れますが、今回はキャンプで作りやすいようにイカの塩辛を使いました。
【材料(3~4人分)】
- キムチ(約200g)
- 豚バラ肉(約200g)
- 豆腐(1/2丁)
- イカの塩辛(大さじ2)
- 干ししいたけ(約10g)※干ししいたけは200mL程度の水で戻しておきます
- 春雨(約30g・戻す前)
- コチュジャン(小さじ1)
- 鶏ガラスープ(小さじ1)
- ごま油(大さじ1)
- 温泉卵(お好みで)
【作り方】
1.鍋にごま油をひいて火にかけ、キムチと豚バラ肉を炒める
2.火が通ったらしいたけを戻し汁と一緒に入れ、イカの塩辛と豆腐を加える
3.春雨とかぶるくらいの水を入れる
4.煮立ったら鶏ガラスープとコチュジャンを入れ、味を整えてできあがり
【ポイント】
キムチは炒めると、からみや酸味などが和らぎます。温泉卵で味がマイルドに。
③根菜ゴロゴロ 「和風カレースープ」
うどんにもごはんにも合う和風のカレースープです
【材料(3~4人分)】
- 玉ねぎ(1個半)
- ジャガイモ(1個)
- 大根(1/4本)
- にんじん(1本)
- ニンニク(1かけ)
- ショウガ(薄切1枚)
- 豚小間切れ肉(100~150g)
- 油抜きをした油揚げ(1枚)
- カレールー(2かけ)
- めんつゆ3倍濃縮(40~50mL)
- カレー粉や七味唐辛子(少々)
- サラダ油(大さじ1)
【作り方】
1.玉ねぎとニンニクはくし形に、大根とにんじんと油揚げは大き目に切る
2.ショウガとジャガイモはすりおろす
3.鍋にサラダ油を入れ、ニンニクとショウガを焦がさないように火にかける
4.香りがしてきたら、玉ねぎと豚小間切れ肉を入れて炒める
5.大根・にんじん・油揚げを入れて、かぶる程度の水とジャガイモを加える
6.具材がやわらかくなったら火からおろし、めんつゆとカレールーをとかして、再び温める
7.とろみがついたらできあがり。カレー粉や七味唐辛子はお好みで
【ポイント】
めんつゆの濃縮度によって、水の量を加減しましょう。
④野菜たっぷり「ミネストローネ」
イタリアの定番スープです。身近な材料でできて、作り方も簡単なので、ぜひチャレンジしてください。
【材料(3~4人分)】
- トマト水煮缶(1缶)
- 玉ねぎ(1個)
- ピーマン(1個)
- にんじん(1/2本)
- ジャガイモ(1個)
- セロリ(1/3本)
- ベーコン(約100g)
- コンソメ(2個)
- 塩・コショウ(少々)
【作り方】
1.野菜とベーコンを1cm角程度に切る
2.鍋にトマト水煮缶と野菜、ベーコンを入れ、1缶分の水を加えて火にかける
3.かき混ぜながら煮立て、野菜がやわらかくなったら、コンソメと塩コショウで味を整えできあがり
【ポイント】
自宅で材料をカットしておき、ベーコンと野菜は分けてジッパー袋に入れておくと楽です。
⑤あったかデザート「サツマイモとリンゴのココナッツミルクスープ」
甘いデザートスープはいかがでしょうか。夏は冷やしてもおいしいですよ。
【材料(3~4人分)】
- ココナッツミルク(1缶)
- リンゴ(1個)
- サツマイモ(中1本)
- 砂糖(大さじ1~2)
- シナモン・カルダモンなどのスパイス(少々)
【作り方】
1.リンゴとサツマイモは、ひと口大のいちょう切りにする
2.ココナッツミルクと1を鍋に入れて、火にかける
3.サツマイモがやわらかくなったら、砂糖とスパイスで味を整えてできあがり
【ポイント】
材料を自宅で切って持っていく際には、変色を防ぐために小さじ1のレモン汁をかけておきます。ココナッツミルクは焦げやすいので、弱火で調理しましょう。
おすすめのクッカー・鍋
冬キャンプのスープ作りにおすすめのクッカー・鍋を紹介します。
Boundless Voyage | チタン 鍋
純度の高いチタンでできた両手鍋です。耐熱性にすぐれ、サビに強いので、長く愛用できます。2Lの大容量サイズで、スープやシチュー、煮物などの料理にぴったり。持ち手部分は折りたたみ式で持ち運びしやすくなっています。大人数で楽しむファミリーキャンプにおすすめです。
TSBBQ | ダッチオーブン
ステンレスとアルミの三層構造により、熱伝導率がよく耐久性があります。また、汚れが落ちやすく、さびにくいので、使用後のメンテナンスも楽です。ガスやIHでも使用できるので、家の鍋として使うのもよいでしょう。
トランギアビリーコッヘル 2.5L
トライポッドなどに吊り下げる、持ち手がついたコッヘルです。トランギアで取り扱うストームクッカーS、ツンドラ3とスタッキングができます。コンパクトに収納できるので、トランギアユーザーはもちろん、テント泊登山やツーリングキャンプにおすすめです。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。