アイゼンを選ぶポイント

登山 アイゼン

アイゼンを選ぶときに注意したいポイントについて紹介していきます。

アイゼン選びのポイント①爪の素材で選ぶ

アイゼンの爪の素材には、SUS316やSUS630など(いずれもステンレススティール)からクロムモリブデン鋼やアルミまで、さまざまなものがあります。

SUS630というステンレススティールは、耐食性や強度を兼ね備えていますが、高価です。また、クロムモリブデン鋼はとても硬くグリップ能力も高い反面、錆びに弱いという特徴があります。

アイゼン選びのポイント②氷や雪上でのグリップ力はどうか

ステンレス鋼やクロムモリブデン鋼といった硬い金属製の爪を用いた、氷や雪に刺さってしっかりグリップするアイゼンを選ぶようにしましょう。ヤスリで磨いて爪の先端を鋭利にしておくことなども、日頃のお手入れとして重要です。

アイゼン選びのポイント③歩きやすさ(安定性能)を確認する

アイゼンを選ぶポイントとして重要なのは、登山靴に装着したときに歩きやすいかどうかです。また、歩いているうちにズレたり外れたりするアイゼンもNG。

装着したときに歩きやすくてしっかり登山靴にフィットするアイゼンを選ぶようにしましょう。

アイゼン選びのポイント④脱着のしやすさで選ぶ

雪山では手袋をしているので、アイゼンの脱着は一苦労。状況にもよりますが、ゴムバンド方式のアイゼンが脱着しやすいのでおすすめです。

アイゼン選びのポイントト⑤耐久性能

金属製の爪の部分の耐久性はもちろんのこと、ベルトやゴムバンド部分の耐久性能もアイゼンを選ぶ際の重要なポイントです。登山中に破損して使えなくなるようなアイゼンは避けましょう。

おすすめのアイゼンを紹介

登山 アイゼン

以上の選び方をふまえて、おすすめのアイゼンを紹介していきます。

グリベル(Grivel) | アイゼン 10本爪

多くの登山家に支持されている本格仕様の雪山用アイゼンです。ワンタッチで脱着ができるので、手袋を脱いで凍えた手で作業する必要がありません。本格雪山用。

グリベル(Grivel) アイゼン 10本爪
グリベル(Grivel) アイゼン 10本爪

Black Diamond(ブラックダイヤモンド) | セラッククリップ

登攀(とうはん)から雪山の縦走まで、幅広いシーンで使える本格仕様の12本刃アイゼンです。雪が付着することをおさえるデュアルデンシティABSという仕様を採用しています。本格雪山用。

Black Diamond(ブラックダイヤモンド) セラッククリップ
Black Diamond(ブラックダイヤモンド) セラッククリップ

ペツル(PETZL) | バサック

世界中の登山家から広く支持されているアイゼン。爪には、強靭でありながら摩耗しにくく錆びにも強いクロムモリフデン鋼を使用しています。本格雪山用。

ペツル(PETZL) バサック
ペツル(PETZL) バサック

Hikenture |アイゼン 19本爪

伸縮するゴムバンドで装着するタイプのアイゼン。値段が安いわりには、使いやすく汎用性の高いアイテムです。脱着がしやすいところも長所のひとつ。低山用。

Hikenture アイゼン 19本爪
Hikenture アイゼン 19本爪

エバニュー(EVERNEW) | 4本爪アイゼン

こちらもゴム製のベルト式でワンタッチ脱着が可能なアイゼンです。爪の素材が炭素鋼なので、錆びには注意が必要。低山用。

エバニュー(EVERNEW) 4本爪アイゼン
エバニュー(EVERNEW) 4本爪アイゼン
雪山に登る際はアイゼンとピッケルの用意が必要です。今回は、本格的な雪山用や低山やハイキングに使用するものを紹介しました。登る山の状況にあわせてアイゼンを選んでください。

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Greenfield編集部

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