サーフポイントのロケーションで異なる波質
ロングビーチ
ロングビーチは広く横に広がっているビーチです。
そのビーチ一体がブレイクポイント(波が割れる場所、つまりサーフィンが出来る場所)となるため、海が混雑していても、人がばらけるため比較的気になりません。
ビーチの面積が広い分、海水浴客も多く訪れるため、ビーチとしての賑わいがあり、サーフカルチャーが発展していることが多いのもこの長いビーチの特徴です。
ただし海水浴客がいる場合は、彼らにぶつからないよう細心の注意が必要です。
ポイントブレイク
多くのサーファーが好きなポイントブレイクです。
これはロングビーチの湾になっている端の方に多く、切れ目に位置するポイントです。
特徴として海岸の切れ目から綺麗に波が割れてくるため、乗りやすくサーファーに人気です。
マイナス面としてはビーチとしては小さくなりがち(ポイント)なので、人がくるとすぐ混雑してしまい、波の取り合いになってしまうことです。
このポイントではその地形によってブレイクの方向が一定になるため基本的には一定方向しか乗れません。
リーフブレイク
リーフは海のボトム(地面)が岩やサンゴ礁になっているポイントです。
リーフの質にもよるのですが、素足で入るとだいたい足を切るので「サーフブーツ」、または「リーフブーツ」と呼ばれるものを準備していった方がいいでしょう。
しかしもちろん「岩」なので、波に流されてこれに当たってしまえば大けがになります。
このため、最初始めたばかりの初心者にはオススメできないポイントとなります。
玉石ビーチ
玉石ビーチは砂のビーチと丸い石が混じったポイントとなります。ビーチブレイクながら少しリーフブレイクの特徴も持っているといった感じの割れ方をします。
「丸い石なら大丈夫か」と思われる方も多いかもしれませんが、その場合でもとりあえずリーフブーツを持って行かれることをオススメします。
ビーチ沿いの丸い石の上に立っているところに波が打ち寄せてきた時のことを考えてみてください。かなり痛そうですよね?
サーフィンをやっていくうちに足の皮もだんだん鍛えられていくので、少しの痛みはあまり気にならなくなるのですが、最初のうちはかなり痛いと感じる方も多いはずなのでリーフブーツは持っていきましょう。
リバーマウス
リバーマウスは日本語で言うと「河口」となります。つまり海と川とがつながる部分になるのですが、ここでいい波が立つ可能性が高くなります。
河口なので特に雨の後などの海底に砂が堆積しやすく、サンドバーが決まりやすくなります(波が割れるような条件で地面に砂がたまること)。
このような理由から他の場所がフラット(波がない)日でもこのリバーマウスだけは波がたつというケースも起こりえます。
リーフブレイクとビーチブレイクの比較
サーファーの間ではリーフブレイクが大好きな人たちがたくさんいます。なぜかというとビーチブレイクに比べ、リーフブレイクは波がいいことが多いからです。
なぜかというと「波の割れ方」には海底の地形というものが大きく関連してくるからです。
ビーチブレイクはそこが砂なため、絶えず海流によって動き、ボトムの形が変化するため、波の割れる位置が刻一刻と変わっていきます。
反面リーフブレイクは海流によって短期間で地形が変わるということはありえないので、基本的にいつも決まった位置で割れるため、綺麗に波が割れるブレイクは、安定して綺麗に割れるのです。
そのためリーフブレイクの方が波に乗りやすいというのがサーファーの間では常識となっています。
しかしではビーチブレイクが悪いのかというとそうではなく、世界には素晴らしいビーチブレイクがたくさんあります。
筆者としてもロングビーチのビーチブレイクで「どこで割れるか予想がつきににくい」中で、誰が波を取れるか(波に乗れるか)というサーフィンのゲーム性が味わえるビーチブレイクは、たとえ周りがうますぎて、波をとられまくってしまったとしても、面白くて大好きです。
リーフブレイクやポイントブレイクのように割れる場所がわかるということは裏を返せば、みんながその場所に集まり、波の奪い合いになりやすいのも特徴としてあります。
つまりどこがオススメなのか?
つまりどのポイントがオススメなのか?ということはやはりその日になってみないとわかりません。
逆に、人の混み具合、風の向き、波の大きさ、遠さ、などをすべてのことを事前に考えてサーフィンするポイントを選ぶ、というのがサーフィン及びサーフトリップの醍醐味の一つで、それを考えることはとても楽しいことなのです。
例えば、過去の遠足や旅行にいったことを思い出してみてください。遠足や旅行前の計画する時間というのは実際に行った時同様、非常に楽しいものだったと思います。
それと同じくサーフトリップでの計画は同じで、楽しいものであり、かつ必要なことなのです。
世界には有名なサーフポイントが沢山あります。サーフボードを片手に世界中をトリップする事が出来れば、様々なサーフポイントに出会う事が可能です。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。