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人気のマリンアクティビティのひとつである水上バイク。海の上を自分が操縦する水上バイクで走るのはとても気持ちよく、スリルも満点です。今回は、そんな水上バイクの免許の取り方や、取得にかかる日数や費用まで詳しく紹介します。

水上バイク免許の基礎知識

水上バイク 免許

まず、水上バイク免許でできることと、免許の取得条件を見ていきましょう。水上バイクを操縦するためには「特殊小型船舶免許」を取得しなければならず、5年ごとに更新が必要です。

水上バイク免許で操縦できる船舶

特殊小型船舶免許は水上バイク専用の免許で、ボートは操縦できません。また、1級船舶免許や2級船舶免許を所持していても、水上バイクは操縦できないので注意してください。

操船できる場所

水上バイクはどこでも操縦できるわけではありません。航行できる範囲を以下の3つにわけて紹介します。

  • 沿海区域
  • 平水区域
  • 母船

違反しないように、事前に規則を確認しておきましょう。

沿海区域の場合

沿海区域の場合は、安全に発着できる場所から半径15海里(約27.8km)以内で、海岸から2海里(約3.7km)以内の水域で航行できます。

平水区域内の場合

平水区域内の場合は海岸から2海里(約3.7km)です。半径15海里以内の制限がないため、陸岸に沿って航行できます。

沿海区域内で母船がある場合

母船を中心に半径2海里以内の水域を航行できますが、母船で使用する船舶は母船として問題がないか検査を受けなければいけません。水上バイクも搭載型として航行区域の変更登録をする必要があります。もちろん、手続きをしないと違反ですので、注意しましょう。

なお、沿海区域と平水区域は日本小型船舶検査機構(JCI)の航行区域検索ページで確認できます。

特殊小型船舶免許の取得条件

特殊小型船舶免許は15歳9か月から受験でき、免許の取得は16歳以上です。ほかにも下記のような条件があります。

視力 両目とも0.5以上の視力が必要
色覚 夜間において船舶の灯火の色を識別できるか
聴力 5m離れた地点の発声語(通常会話程度の声)を聞き取れるか
疾病および身体機能 視覚機能や精神に障害がないか、または疾病がないか

 

特殊小型船舶免許の取りかたは2種類

水上バイク 免許

つぎに、 特殊小型船舶免許の取りかたを紹介します。特殊小型船舶免許を取得するには、国家試験を受ける方法と教習を受ける方法の2種類です。費用は5〜8万円で、1〜2日で取得できます。

身体検査、学科試験、実技試験すべてに合格する必要があり、どちらの方法を選んでも難易度は同じです。それぞれの試験方法について紹介します。

国家試験を受験する方法

講習を受講、もしくは独学で国家試験を受験します。できるだけ費用を抑えて免許をとりたい場合におすすめの方法です。受験方法は主に3つにわかれます。

受験方法① 1日コース

学科の勉強はオンライン教材を使用して独学で行い、実技講習と国家試験を1日で受けます。忙しくて時間がなかなかとれない方に向いているコースで、費用は約5~6万円台と比較的リーズナブルです。

受験方法② 2日コース

1日目に学科と実技の講習を受け、2日目に国家試験を受けます。学科を教えてもらえるのでわからないことは質問でき、理解も深まりやすいコースです。費用はこちらも約5~6万円台となります。

独学で受験

とにかく費用を抑えたいという方には、講習を受講せず試験を受ける、または実技講習のみ受講するという方法もあります。費用は約2万円~と、他のコースよりも安く取得することが可能です。

学科あるいは学科と実技の両方を完全独学し、試験の受検申請や免許交付にかかる手続きなどもすべて自分でする必要があるため、取得難易度は上がります。

教習を受ける方法

自動車学校に通って免許を取得するように、スクールで教習、試験を受ける方法です。所要日数は通常2日。学科6時間、実技1.5時間の教習を受けて修了試験に合格すれば、国家試験を受けずに免許を取得できます。

費用は6~8万円台と、国家試験を受験する場合に比べてやや高くなりますが、わざわざ国家試験の会場に行く必要がないため、勉強に自信がない方でもチャレンジしやすい方法です。

特殊小型船舶免許を取得する際の注意点

特殊小型船舶免許を取得する際は、実際に免許が手元に届くまでの期間や、講習・教習・試験を受けられる場所を考慮しなければなりません。それぞれの注意点について紹介します。

取得にかかる期間の注意点

「1日コース」「2日コース」といった日数は、あくまでも講習・教習を受講して試験を受けるまでのもので、受験してから免許が届くまで数日~1か月かかります。

また、独学の時間も別途必要なので、実際は1日や2日ですべて完結するわけではありません。

取得できる場所

お住まいの地域によっては国家試験会場が遠い、近くに教習所がない場合もあります。申し込む際に必ず確認しましょう。

初心者が水上バイクを選ぶ際のポイント2選

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最後に、水上バイクを選ぶ際のポイントを確認しましょう。水上バイクはいざ購入しようとすると、種類が多くどれを選んでよいか迷ってしまいます。ポイントをおさえて自分にぴったりの水上バイクを見つけてください。

ポイント① 水上バイクに乗る目的で決める

水上バイクは、釣り用のモデルや1人で立ち乗りして操縦するモデル、4人まで乗れるモデルなどさまざまです。購入する際は水上バイクでどのようなことをしたいのかを事前によく考えておき、その目的から選ぶ方法がおすすめです。

ポイント② 価格で決める

水上バイクの値段は、150万円未満で購入できるものから、300万円を超えるものまでさまざまです。自分にはどのようなスペックの水上バイクが向いているのか見つけることが重要となります。まずはレンタルでさまざまなモデルを試してみるのもおすすめですよ。

水上バイクの免許取得コースは人気が高く、スクールによってはすぐ満員になってしまうこともあります。乗りたい時期が決まっている場合はしっかり計画を立てて取得するようにしましょう。自分に合った方法を選んで免許を取得したら、ルールを守って楽しい水上バイクライフをはじめてくださいね!

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。