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登山で山中に入る際は虫対策が必須です。とくにスズメバチに刺されてしまうと痛みを伴ったり、急激なアレルギー反応を起こしてしまったりするおそれがあります。ここでは、登山において虫の被害に合わないための対策について解説します。
 

登山で出会う可能性のある危険な虫とは?

夏登山 虫対策

山の中にはたくさんの虫が生息しています。なかでも遭遇率が高く被害に遭いやすい5種類の虫について解説します。

遭遇しやすく、被害に遭いやすい虫
①ヤブ蚊・ブユ
②スズメバチ
③マダニ
④ヤマビル
⑤毛虫

虫対策①【ヤブ蚊・ブユ】刺されるとかゆい!感染症のリスクもあり

夏登山 虫対策

山の中で一番見かけるのがヤブ蚊やブユ。ヤブ蚊やブユに刺されると、刺された部位がかゆくなります。さらに感染症をもらってしまう可能性があるので注意が必要です。

名称 ヤブ蚊(ヒトスジシマカ) ブユ(ブヨ)
特徴 背中に白いたて筋が一本入っている 体長1~5mmほどの丸みを帯びたコバエのような体つき
よく出る時期 5月中旬から10月下旬 春から晩夏
よく出る場所 木陰や草むら、水場の近く 水辺近くの草むら

虫対策②【スズメバチ】刺されると痛い!激しいアレルギー反応が起こる危険もあり

夏登山 虫対策

ハチの中でも、毒性が強く攻撃性があるのがスズメバチ。巣の近くを通ったり、香水の匂いで刺激したりしてしまうと威嚇行動をしてきます。スズメバチに刺されると激痛が走り、ときには急激なアレルギー反応(アナフィラキシーショック)を起こすこともあるため注意が必要です。

名称 スズメバチ
特徴 オレンジ色の体と黒色っぽい脚
よく出る時期 7月から10月頃
よく出る場所 山林(木の枝や土の中に巣を作っている)

虫対策③【マダニ】咬みつかれると簡単に取れない!感染症のリスクもある

夏登山 虫対策

マダニは植物の葉っぱなどで待ち伏せし、動物が通ったときに取り付いて吸血してきます。マダニに咬まれると炎症反応が出てかゆくなります。また、感染症にかかるリスクがあるので注意が必要です。

そして、口器を突き刺して吸血するため、無理に引き抜こうとするとマダニの一部が皮膚内に残って化膿するおそれがあります。

名称 マダニ
特徴 体長2~3mmで、背板を持つクモのような見た目
よくでる時期 3月~11月
よく出る場所 植物の葉っぱ

虫対策④【ヤマビル】気付かずに吸血されるおそれアリ

夏登山 虫対策

ヤマビルは、日陰が多い森林の土地にひそんでいます。人や動物の体温、息のなかに含まれる炭酸ガスに反応し、吸血のため近寄ってきます。ヤマビルは吸血時にヒルジンという痛みを感じさせない物質を出すため、吸血されても気付けないことが多いです。

名称 ヤマビル
特徴 体長は1.5~8㎝
赤褐色で背面の3本の黒い縦線が特徴
よく出る時期 4月~10月
よく出る場所 日陰が多い森林の土地
渓流・川のそば
落葉の下
石の下など

ヤマビル対策についてはこちら

登山におけるヤマビル対策方法

虫対策⑤【毛虫】触れてしまうと発疹などの症状がでる

夏登山 虫対策

体中毛に覆われている毛虫。不意に触れてしまうと、かゆみや痛み、発疹などの皮膚炎が起こる場合があります。

また直接触れなくても、風に乗って毛虫の毒針毛に触れてしまうというケースもあります。そのため、毛虫には近寄らないようにしたいところです。

名称 毛虫
特徴 体中に毒のある毛をまとっている
よく出る時期 6~9月
よく出る場所 植物の葉っぱ

 

登山における虫対策の方法

夏登山 虫対策

山の中にいる危険な虫の被害にあわないために、共通する虫対策についてご紹介します。

肌の露出を減らして虫に刺されるのを防ぐ

虫からすれば素肌はかっこうの的。気温の高い夏であれば半袖や半ズボンを履きたくなると思いますが、極力肌の露出をしない方が賢明です。的になる素肌を隠して、虫刺されを予防しましょう。

とはいえ、やはり長袖のTシャツだと暑いと感じてしまう方もいると思います。そんな方は、半袖のTシャツにアームカバーを合わせるのがオススメです。下記のアームカバーは接触冷感に加え、防虫機能がついています。着るだけで涼しく、さらに虫よけ対策になるので便利なアイテムです。

BUG OF アームカバー
BUG OF(バグオフ)アームカバー

腕や足だけでなく、首元も虫に狙われやすい場所になります。とくに登山の休憩中はヤブ蚊にたかられやすいので、ハットにネット網をつけることで虫さされを防げます。

フレミ ネット網付き帽子
Flammi(フレミ)ネット網付き帽子

 

虫よけスプレーを使って虫を近寄らせない

肌の露出を減らすとともに、虫よけスプレーを使用することで虫の被害を抑えることができます。

たとえばヤブ蚊の針はとても細く、服の繊維のすきまを抜けてしまいます。つまり、服の上からでも刺されるおそれがあるのです。そのため、虫よけスプレーで虫を近寄らせないことが虫対策として効果的になります。

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虫に刺されてしまった場合の対処法

夏登山 虫対策

ブユやスズメバチに刺されてしまった場合、症状を悪化させないために早めの処置を行うことが大切になります。以下では、虫に刺されてしまった場合の対処法について解説します。

ヤブ蚊・ブユに刺されたときはステロイド剤を塗ろう!

ヤブ蚊やブユに刺されると、患部に大きなかゆみを感じるようになります。かゆみを抑えるのに有効なのがステロイド剤が入った塗り薬。患部の炎症を抑え、かゆみの症状を緩和してくれます。

【指定第2類医薬品】ムヒアルファEX15g
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スズメバチに刺されてしまったら毒抜きをしよう!

スズメバチに刺されると体内に毒が入り、痛みや吐き気など、体にさまざまな症状が現れます。

しかし、刺されてすぐに体に入った毒を抜くことで症状を抑えることができます。毒抜き方法として簡単なのがポイズンリムーバーを使用する方法です。使い方は、患部にポイズンリムーバーを当てて吸引するだけ。もしもの時の備えとして持っておくとよいでしょう。

ドクターヘッセル 毒液 毒針吸引器
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夏の登山で注意すべき危険な虫の種類、そして虫対策について解説しました。蚊に刺されることは珍しくないため甘く考えがちですが、感染症のリスクがあるため対策をしておくほうが賢明です。具体的には、肌の露出を減らして虫よけスプレーをふることで虫の被害を減らすことができます。便利な虫対策グッズも紹介しているので、夏の登山でぜひご活用してみてください。

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。