環境保護の観点から普及が急がれているクリーンエネルギー。普及のためには、私たち個人もクリーンエネルギーについて知っておく必要があります。今回はクリーンエネルギーの種類やメリット・デメリットについて説明しますので、ぜひ参考にしてみてください。
クリーンエネルギーってなに?
クリーンエネルギーは環境に負荷がかからないエネルギーのことです。たとえば、地球温暖化の原因とされる二酸化炭素や、大気汚染の原因である窒素酸化物などを排出しないエネルギーを指します。
クリーンエネルギーの代表的なものには、太陽光発電や水力発電、風力発電などの自然エネルギーがありますね。原子力発電は二酸化炭素を排出しませんが、クリーンエネルギーには含まれません。放射性物質を生んでしまうためです。
環境に負荷がかからないという点が、クリーンエネルギーの特徴ですよ。
なぜクリーンエネルギーが注目されているの?
クリーンエネルギーの導入が進められているのは、地球の温暖化が深刻化しているためです。温暖化の原因である二酸化炭素の排出量を減らすために、クリーンエネルギーが注目されていますよ。
SDGsの目標にも以下の2つがありますね。
- 目標7「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」
- 目標13「気候変動に具体的な対策を」
2021年時点で、日本のエネルギー発電量は、化石燃料をつかう火力発電が71.7%を占めています。火力発電は二酸化炭素を排出するのが問題です。
一方、世界ではヨーロッパを中心に、クリーンエネルギー発電の割合が増加。とくにデンマークでは、約80%もクリーンエネルギーが占めていますよ。こうしたグローバルな規模で環境への取り組みがおこなわれている今、クリーンエネルギーの普及が日本でも急がれているのです。
出典:
環境エネルギー政策研究所「2021年の自然エネルギー電力の割合(暦年・速報)」
自然エネルギー財団「国際エネルギー」