ブッシュクラフトとは
ブッシュクラフトを直訳すると、「ブッシュ」は薮、「クラフト」は工作などの意味がありますが、これらを合わせた「ブッシュクラフト」は、森林などの野外環境において、最低限の道具を用いて過ごすアウトドアスタイルのことを指します。
詳しくはこちらをご覧下さい。
「究極のアウトドアスタイル」と言われるブッシュクラフトって何?サバイバルとはどう違うの?
普通のキャンプと違うところは、「最低限の道具で」というところ。
枝を拾って焚き火をしたり、魚や山菜などをとって食料にしたりと、必要な道具以外は現地で調達するのが基本です。
ただ、いきなり素人が本格的なブッシュクラフトだけでキャンプをするのは大変です。少しずつ、いつものキャンプにブッシュクラフトを取り入れて、スキルを身に付けていきましょう。
まずは三種の神器
ブッシュクラフトには、「三種の神器」と呼ばれる基本の道具があります。それは、「ナイフ」「メタルマッチ」「水筒」です。
この3つの道具を揃えるだけでも、十分ブッシュクラフトを体験できますよ。
ナイフ
まず手に入れてほしいのはナイフです。ナイフはもちろん調理にも使いますが、木やツタ、ロープなどを切ったり、木工創作をしたりと、ブッシュクラフトの様々なシーンで活躍します。
枝をちょっと削ってお箸を作ってみるだけでも、楽しいですよ!
ブッシュクラフトに使用するナイフは、木など硬いものを切っても折れたりしない丈夫なものを選びましょう。
ブッシュクラフターの定番は、こちらのスウェーデン生まれのモーラナイフのヘビーデューティーです。
カーボン製で切れ味が良く、フェザースティックを作るにも最適なナイフです。
メタルマッチ
「マッチ」といっても、擦れば火がともるものではありません。メタルマッチとは、金属製のものと擦りあわせて「火花」をおこす道具です。
この火花を、麻紐をほどいたものやフェザースティックなどの火口(ほくち)に着火させ、焚き火を熾します。
いつものキャンプでもチャッカマンやライターではなく、メタルマッチをサッと取り出して着火できたらかっこいいですよね♪
メタルマッチやナイフ、麻紐、着火材などがセットになったスターティングセットもあります。
水筒
水を汲む水筒もブッシュクラフトの必需品。GIタイプと言われるミリタリーっぽい形の水筒は、ブッシュクラフト感が上がります!
さらに、この水筒の形にフィットするクッカーなら、スタッキングできるのでコンパクトに収納できますよ。
肩がけやベルトに通せるタイプのボトルカバーもあるので、トレッキングのお供にもおすすめです。
いつものキャンプですぐに使えるアイテム
三種の神器を揃えたら、さっそくそれらを使ってブッシュクラフトキャンプを楽しみましょう!他にもこんなアイテムがあるとより充実したブッシュクラフト体験ができます。
焚き火フライパン
焚き火で使うフライパンは、熱くならないよう長い持ち手が必要ですが、持ち運びが不便。ならば持ち手を現地調達してしまおう!というのがこのフライパンです。
本体は携帯に便利な薄いタイプと、レシピの幅が広がる深型があります。
扱いが大変そうな鉄製ですが、こちらは予め焼き入れされているので、「ならし」は不要。買ってすぐに使い始められます。
自分だけのフライパンを作れる楽しさと利便性を両立させた大人気の製品です。
焚き火台に乗せて使える焚き火用ごとく
焚き火タープ
現地でいい感じの木を調達し、こんな風にタープを張ってみませんか?コットンキャンバス100%なので火に強く、真下で焚き火をすることもできます。
(注:不燃処理はされていませんので、燃やそうと思えば燃えてしまいます。)
デザインもおしゃれで、キャンプサイトでも目を惹くこと間違いありません。ペグやガイラインは別売りなので、お好みのものを用意してください。
ロープワークを覚える良い機会になりますよ。
ログキャリーAチェア
ブッシュクラフターは、現地で木を調達して椅子も作ってしまいます。
こちらは座面の布だけ持参し、トライポットのように現地調達した枝木を組んで作る椅子です。
薪などを運ぶキャリーとして使ったり、巾着型になっているので荷物入れとしても使用できる便利なアイテムです。
座り心地の良いチェアを作れるようになったら、もう1人前のブッシュクラフターですね♪
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。