雨の日に焚き火をするには?
キャンプの楽しみと言えば焚き火です。焚き火を囲んで料理を楽しんだり、炎を眺めながら談笑したりと、時がたつのも忘れそうです。
そこへ突然の雨に見舞われてはあわててしまいます。こんな時、どうやって焚き火をすればよいのでしょうか?
湿気対策をする
雨の日に焚き火を行う際に、重要になってくるのが湿気対策です。雨の日は湿気が高い状態なので、火起こしに湿気は大敵と言えます。
そのため、基本的に雨の日は焚き火には向いていませんが、湿気対策をすれば雨の日でも楽しめます。
雨をしのげる場所を確保する
焚き火をする場所も大切です。タープやテントなど雨をしのげる場所を確保する必要があります。使用するタープなどの素材や大きさは、そばで焚き火をすることを考えて適切なものを選びましょう。
雨の日に焚き火キャンプをするポイント3つ
ポイント①直火はNG!
雨の日に直火はNGです。湿った地面は思った以上に湿気を多く含んでいます。燃えづらい上に煙も出やすくなるので、雨の日は焚き火台が必須です。
近年では芝生が傷むこともあり、直火NGのキャンプ場も多くなっています。
ポイント②燃料・火口は乾燥しているものを使用する
雨の日に限ったことではないですが、薪や火口などはよく乾燥したものを使いましょう。火がつきづらい時は、薪が湿っているかもしれません。
その際は、薪を乾燥したものに切り替えるか、乾燥している中の方まで削って使いましょう。使用する燃料が雨で濡れないように管理しておくことも大切です。
また、火おこしに時間がかかるとその分、薪が湿気を含んでしまいます。普段、火起こしに慣れている方も、雨の中で火おこしをする際は着火剤を使用するのがおすすめです。
ポイント③難燃性タープを使用する
せっかくついた焚き火が濡れないように、雨をしのげる場所が必要になります。晴れの日に暑い日差しを避けるためのタープは、雨キャンプの時も活躍してくれます。タープの下で焚き火をする場合は、燃えにくい難燃タープを使用しましょう。
また、強い雨を想定して耐水圧にも注目。一般的に耐水圧1,500㎜あれば「断続的に続く強い雨」をしのぐことができます。
雨の日にお役立ち!おすすめ焚き火ギア
ここでは、雨の日の焚き火キャンプに役立つおすすめギアを紹介します。
ロゴス(LOGOS) 2022LIMITED タープヘキサ440
ファミリーキャンプに人気のロゴスから発売されているタープです。素材は難燃性ポリリップストップを採用しており、燃えにくいので焚き火の上に張ることができます。
耐水圧は2,000㎜なので、天候が急変しても強い雨から守ってくれます。
BUNDOK(バンドック) ジェル 燃料
ジェル状の着火剤は初心者でも使いやすいのでおすすめです。このBUNDOKのジェル燃料は防止弁がついているので、液漏れがしにくく持ち運びに便利です。
ZEN Camps焚火台シート
耐熱性の高いガラス繊維を用いており、火の粉が飛んでも燃える心配はありません。また、厚みがあるため地面を保護。四隅にはハトメの穴があいているため、ペグダウンができ、ずれることなく使用できます。
ベンケ アウトドアジャケット 上下セット
レインウェアとしてもつかえるアウトドアジャケットです。上下セットで別々に使用可能。耐水圧は7,000㎜で急な雨からも体を守ってくれます。撥水加工に優れ、通気性もよく蒸れにくく快適です。
初心者は焚き火なしもあり!?ほかの熱源でも雰囲気を出せる
ここまで、雨の日の焚き火ポイントについて解説しました。しかし、前述したとおり雨の日は焚き火に向いていないのも事実。
雨風が強い場合などは無理をして焚き火をするよりも、焚き火以外の火を使うのもよい方法です。どんな方法があるのでしょうか?
調理に便利なガスコンロを使用する
まずは家庭でも定番のガスコンロ。風よけのある設計のものは、火の管理がしやすいので使い勝手がよいです。
ガスコンロは焚き火に比べるとキャンプの雰囲気が出づらいかもしれません。しかし、すぐに煮炊きができるのはストレスフリーで合理的です。
岩谷産業 カセットフー アウトドアコンロ タフまる
イワタニのアウトドア用コンロです。風の影響を抑える多孔式バーナーを採用しているので屋外でも安心。空気は通すが風は通さない特許技術の「ダブル風防ユニット」で、強い加熱性能が得られます。
耐荷重量は20㎏なので、アウトドアで定番のダッチオーブン調理を行うことができます。
明かりには雰囲気のあるランタンを使用する
焚き火以外でキャンプの火といえばランタンをイメージする方も多いのでは?焚き火とはまたちがったムードを演出できます。
火を使うランタンにはガスランタン・オイルランタン・ガソリンランタン・キャンドルランタンなどがあります。それぞれ雰囲気も燃料も異なるので、自分のキャンプシーンを思い浮かべて使いましょう。
SOTO レギュレーターランタン
SOTOのガスランタンです。外気温が低い時でもマイクロレギュレーターの効果により、連続使用にも耐える構造をしています。使うボンベは経済的なCB缶を使用。約4.5時間使用できます。
雪中キャンプでもつかえる焚き火ストーブを使う
焚き火以外の火でキャンパーに人気なギアにストーブがあります。暖かく調理もでき、ガラス窓付きのものにすれば、揺らめく炎を鑑賞することもできる優れもの。
雨の日だけでなく、雪中キャンプでは多くのキャンパーが利用しています。キャンプで薪ストーブを使う際は、一酸化炭素中毒を起こさないように気を付けましょう。
ホンマ製作所 薪ストーブ RS-41
ホンマ製作所の薪ストーブです。暖が取れるのはもちろん上部には煮炊きができるコンロもついており、お釜ご飯を炊くことができます。
薪の投入口が大きいため火の管理も便利。窓があるため揺らめく炎を楽しむことができます。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。